紙巻き生活。

  • 2010/01/16(土) 21:03:10

<現在、オーストラリア・ゴールドコーストにいます。ふたりとも健康です。>


前回の日記に書いたように、ケアンズではシュノーケリングに行ったり隣町まで
遊びに行ったりしていたわけですが、暇な日は主に今後のスケジュールについて
あーでもないこーでもないと試行錯誤していました。
とりあえずニュージーランドでの大まかな予定といつどうやってニュージーランドを
脱出するかというところまではだいたい決まりました。
詳細は追々明らかになっていくと思いますが、これまた思いの外長居することに
なりそうです。
いやぁ、こんなペースで果たして本当に世界一周なんてできるんだろうか。
というか、それ以前に金が持つんだろうか。
本気で心配になってきました。
物価の高い国は本当に見たいところだけ見てさっさと移動するつもりだったのですが、
せっかく行くからにはあれも見たいこれも見たい…。
でも金には限りがある…。
悩ましいところです。
日本に辿り着く頃には本気で一文無しになってるかもしれん。
ま、それはそれでしょうがないかな。
どうにかなるべ。←楽観的過ぎ

宿の共有スペースでガイドブックやPCを覗きながらスケジュール会議を繰り広げていると、
ビリヤードに誘われました(どこの宿にもたいていビリヤード台がある)。



オーストラリアでは様々な国の人に出会いますが、彼はその中でも非常に珍しいネパール人。
自分の国ではトレッキングガイドをしていたそうですが、今はもう1年以上もオーストラリアで
働いているそうです。
北海道在住の日本人の友達がいるそうで、そんなきっかけから宿でもちょいちょい
話すようになっていました。



ビリヤード(エイトボール)なんて数年ぶりだったのですが…
2連勝!
さすが、オレ。


さてさて。
無駄に長居したケアンズをやっと離れる日が来ました。
同じ街で12泊っていうのは今までの旅の中でも文句なく最長記録です。
2010年1月16日、ケアンズからゴールドコーストへ向かうことになりました。
飛行機が6時10分発のため、2時半という殺人的時間に起床。
真っ暗な食堂で2人でシリアルを食っていたら、警備のおっさんに
「いつまで起きてるんだ。さっさと寝なさい。」
と夜遊びして帰ってきた人間と勘違いされました。

ケアンズからは2時間ちょっとでゴールドコースト空港に到着。
本当はこのままニュージーランドに飛びたかったのですが、乗り継ぎの関係で
ゴールドコーストで1泊する必要がありました。
Coolangatta/Kirra Beachというユースホステルは空港から徒歩で10分くらいのところに
あります。
ゴールドコーストではただ泊まるだけでよかったので、こんな最適な宿はありません。
で、別に見たいところがあるわけでもないし(というか出かけるのがめんどくさい)、
特にすることもないのでこの日記を書いているわけです。
あとやることと言えば、飯作って食うことくらいですかね。


そういえば。
しつこいほど何度も書いていますが、オーストラリアは非常に物価が高い。
加えて、あらゆる商品やサービスに対し10%の物品サービス税GST(Goods & Service Tax)
なんてものが課せられているので、そりゃあもうえらいこっちゃです。
さらに昨今の禁煙の流れに則って、タバコには高額の税金が課せられています。
タバコ1箱で10〜13AUD、だいたい1000円くらいします。
タバコが必需品の我々にとって、これは激痛です。
今まで通りタバコを買い続けたら、間違いなくタバコ破産してしまいます。
さてどうしたものか。
そこで手を出したのが紙巻タバコです。



タバコの葉っぱとロール紙とフィルターを別々に買って、自分で作るというわけです。
ロール紙とフィルターはどっちもたいした値段ではなく、タバコの葉っぱは30gで
14AUDくらいでした。
葉っぱの詰め方にもよりますが、30gあればタバコ80本分くらいにはなりました。
最初はかなりへたくそで結構葉っぱを無駄にしてしまったので、慣れてくればもうちょっと
たくさん作れるかもしれません。



自分でロール紙に葉っぱを載せて、クルクル巻いて(←これが結構難しい)、
紙の端っこをぺろりと舐めて…ということをやっていると、何て言えばいいのかなー、
なんかすごい非合法なことをやっているような感覚に襲われます。
不必要に周りの目なんか気にしちゃったりなんかして。
でもタバコの安い国に辿り着くまではこの紙巻き生活が続きそうです。

[PON]

連チャン世界遺産。

  • 2010/01/13(水) 20:42:59

<現在、オーストラリア・ケアンズにいます。ふたりとも健康です。>


まず。
訂正があります。
ウルルの日記の中で「世界最大の一枚岩」という表現を使ったと思うのですが、
間違ってました。
てっきり世界最大だと思い込んでいたのですが、どうやら第2位だそうです。
よくよくガイドブックを見ると、ちゃんと「世界最大級の一枚岩」と書いてありました。
だまされたー。
ちなみに正真正銘の世界最大の一枚岩は同じくオーストラリアにある
「マウント・オーガスタス」で、実にウルルの2倍の大きさだそうです、よ。


さて。
2010年1月9日はケアンズから近いところにあるクランダという街まで行ってみました。



ケアンズ駅からクランダ・シーニックレールウェイという観光列車に乗りました。
客車は昔の面影を残す年代物なので、1人41AUDと隣町に行くにしては少々高め。



険しい山間を1時間半ほどかけて高原の街クランダへゆっくりと上っていきます。



途中にはこんな滝や…



こんな滝(バロンフォールズ)がありました。
水量が多いときはものすごい迫力だそうです。

クランダの街の周囲にはいくつかのウォーキングトレイルがあります。



こんな熱帯雨林の中を歩くことができます。



実はここ、地味に世界自然遺産の中なのです。
ケアンズを中心に点在する11の国立公園を含む熱帯雨林が、『クイーンズランド湿潤熱帯地域・
ウエットトロピックス』として世界遺産に登録されているのです。
ゴンドワナ大陸から続く世界最古の森で、その起源は実に1億数千万年前といわれているとか。
というわけで、我々にとって13個目の世界遺産であります。
1時間ほど散策してみたのですが、声はすれども動物の姿を見つけることはできませんでした。
唯一、ニワトリの親戚みたいな鳥が道を駆け抜けていったくらいです。
まぁ、うっそうとした熱帯雨林の雰囲気は楽しめました。



昼ごはんはドイツ人の経営するお店で、ホットドックとビール。
ソーセージがめちゃくちゃ美味かった。

午後からはクランダ・コアラ・ガーデンへ。



生コアラー!
KAOはコアラとの初対面です。
手の届きそうなところにごろごろいました。
ま、ほとんど爆睡してましたが。
ちなみに抱いて写真撮るだけでここでは15AUDもかかります。
抱くのは諦めました。



ユーカリの葉をむさぼり食うコアラ。



人生に絶望したコアラ。
「あぁ、1000万なんてどうやって返したらいいんだ…。」



小雨がちらついていたせいか、軒下で全くやる気のないカンガルーさんたち。
(たぶんグレイカンガルー。)



えさで交渉した結果…



一緒に写真を撮ることを承諾してくれました。



やる気のないツーショット。



これはワラビーかな。
ロックワラビーとか、そんな感じのやつ。←適当
若干人見知りで、隅っこの方でぽつねんとしていました。



ウォンバットにいたっては、一度も姿を見せやがりませんでした。
ここには他にもワニとかヘビとかいろいろいました。


話は変わって。
2009年1月11日はシュノーケリングツアーへ出かけました。
行き先はもちろんグレートバリアリーフです。
総延長2000kmに及ぶ(今度は本当に)世界最大の珊瑚礁群、グレートバリアリーフ。
今から1万5000年ほど前からサンゴが少しずつ成長してでき上がったものだといわれています。
ここで見られるサンゴの種類は実に350種以上とか。
そして我々にとっては14個目の世界遺産です。

…が。
ツアーの前々日の夜辺りからストームがやってきていて、昼夜問わず風は強いわ雨は降るわ。
当日の朝も状況は変わらずで、半分諦めながら雨の中港まで歩いて行きました。
どうやらツアーは実施されるらしい。
雨だけどしょうがないかーと思って出航してみると…



みるみる晴れていくではありませんか!
さすが、オレらの日頃の行い。
天は我らを見捨てませんでした。
ただし波は半端なく高い。
こんな状態で客を甲板に出しちゃっていいの?ってくらいの状態。
こっちは命綱とかない分、ジェットコースターとかの方がよっぽど安全だと思われます。
船の舳先の方なら、どこかにつかまっていなければ間違いなく海に放り出されます。
しかも常に波かぶりまくり。
足元すくわれるくらいの波が次から次へとやってきました。
1時間ほどの移動だけで、どこぞやのアトラクションなんて目じゃないほど楽しめました。

ちなみに乗ったのはPassions of Paradiseという船。
コーヒーや軽食、ビュッフェ式の昼食、シュノーケリングギアなども込みで1人140AUDくらい。
行き先にもよるとは思いますが、この手のツアーでは安い方だと思います。



まず着いたのはMichaelmas Cayという、海のど真ん中にある小さな島。
鳥しかいない無人島(砂はサンゴでできているらしい)の周りは珊瑚礁だらけです。
今朝までの雨風はどこへやら、素晴らしい晴天の中でのシュノーケリングは
そりゃあもうきれいでした。
防水カメラでもあればどれほどのもんだったかをお伝えできるのですが…。
まぁ、見たい人は自分で行って下さい。

1時間ほどのんびりと遊んだ後は、船に戻って昼食。
エビなんかもあったので、ここぞとばかりに腹に詰め込んでみました。



食後の休憩。
つーか、食いすぎて動けず。

その後はParadise Reefというところへ移動しました。
と言っても、見た目はただの海のど真ん中。



ところが潜ってみると、なるほど確かにパラダイスだわ(泳いでるの、ボクです)。
ものすごくきれいな珊瑚礁がありました。
魚影も濃く、種類も豊富でした。
ここはすごい。
そこまで深いわけではないので、素潜りでも海底辺りまで行けました。



ここでも飽きずに1時間ほどシュノーケリング。
いやー、すごかったですわ。
今まで見た中では抜群でした。

行きはエンジンによる航海だけでしたが、帰りは帆を広げてケアンズの港まで戻りました。
スタッフも陽気で楽しい人たちばかりだったし、海はきれいだったし…。
とにかく大満足でした。
ケアンズに来てよかったー。
あー、なるほど、旅行者が多いわけだわ。

[PON]

I'm lovin' it!

  • 2010/01/12(火) 20:05:18

<現在、オーストラリア・ケアンズにいます。ふたりとも健康です。>


2010年1月4日、我々はウルルを後にし、オーストラリアでの最後の目的地、
ケアンズまでやってきました。
途中、経由地であるアリススプリングスの空港で6時間も余してしまいました。
本を読んで時間をつぶしていたものの、当たり前ですが昼頃腹が減ってしまいました。
しかし空港のレストランは驚くほど高い。
そこで我々は持っていた食材に手を出すことにしました。
オーストラリア(たぶんニュージーランドも)では自炊のための食材を持ち歩いている
バックパッカーは珍しくありません。
それは飛行機に乗る時でも一緒です。
ほとんど人がいないことをいいことに、エコバックにウルルで余した食パンがあったので…



レストランで食べちゃいました。
マーマレードとかチョコクリームとか塗って。
写真は、何も買わずにレストランに座るのはさすがに気が引けるので5AUDのフライドポテトを
頼んでみたところ、思いの外多くて喜んでいる36歳女です。
ちなみにテーブルに載っているオレンジジュースも当然持参品です。
前回飛行機で出されたミネラルウォーターのペットボトルを再利用して、
自分らで詰め替えたものです。


そんなこんなで夕方ケアンズに到着。
あらかじめネットでとあるホステルに予約を入れていたのですが、ケアンズ到着が
遅くなることがわかっていたので、ウルルのホテルで確認の電話を入れたところ、
「フロントが19時で閉まっちゃうから」という、なかなかとんでもない理由で
別のホステルを紹介されていたのでした。
元々予約していたところは1人1泊14AUDというかなり格安な上(20〜25AUDが普通)、
晩飯まで付いているというところだったのですが、とりあえず同じ値段で泊まれる
ということだったので、紹介された別のホステルへ向かいました。
Caravella Backpackersというところだったのですが…これが大当たりで。
まず晩飯付き。
繁華街にあるバーに宿でもらったチケットを持っていくと、ただで飯が食えます。
チリ・コン・カルネか数種類のスパゲティの中から選べます。
数AUDドル追加で払えば、ステーキなどにグレードアップも可能です。
それからプール付き。



こんな感じ。
真ん中辺りで沈んでるの、ボクです。←どうでもいい
(高いけど)ネットも使えるし、共同スペースやキッチンも広くて使いやすい。
泊まっている人たちもみんな比較的大人しい感じで、夜でもほとんど騒いだりしません。
そんなことより一番ラッキーだったのは、部屋です。
元々男女混合のドミトリーを予約していたので、ここのホステルでもてっきり
そうなるだろうと思っていたら、何の都合からかダブルの個室になりました。
しかも料金は変わらず、1人14AUD。
こういったタイプの宿でもダブルなら安くても50とか60AUDはするところです。
そこをボクらは28AUDで泊まれちゃいました。
たぶん適切なベッドが空いていなかったからでしょうが、とにかくラッキーでした。


東南アジアでは盛んに食べたものの写真を掲載していましたが、
オーストラリアに来てからはほとんど外食をしていません。
加えて、ここケアンズの宿では晩飯が付いているおかげで、朝食や昼食にパンを焼いたり、
ちょっと卵やハムを付け合せに焼いたりと、簡単な調理しかしていません。



とある夜、ストームがやってきているせいでものすごい雨と風。
とても晩飯を食いにいける状態じゃなかったので、ありあわせのもので作ったパスタ。
味付けはニンニクと塩コショウとしょう油だけ。
美味かったー。
ちなみに珍しくビールを飲んでみました。
酒屋で一番安いもので、スモールサイズのビンが3AUD、250円くらいです。


以前の記事にも書いた通り、ケアンズでは無駄に12泊もすることになってしまいました。
暇を持て余しているかというと、意外とそうではありません。
ケアンズの繁華街自体には各種のショップとか飲食店とか土産物屋とかがあり、
いわゆる観光地の雰囲気なので特に面白いわけではないのですが、
すぐ近くにCairns Esplanade Lagoonというプールがあります。



これ、無料なんです。
海水プールなのですがシャワールームも併設されています。
朝から晩までやっており、周りには無料のバーベキューサイトなどもあります。
宿から海パンで行って、泳ぎまくりです。
素晴らしい。



ケアンズの海岸沿いはビーチではないのですが、こんな感じになっています。
ペリカンをはじめとしていろんな鳥がいます。
そういえば夕方になると空一面にコウモリが飛びまくりで、ちょっと怖い。



このおっちゃん、毎日ここでギター弾いて歌ってます。
雨の日も近くの軒下で歌ってました。

ちなみに日本人観光客、めっちゃ多いです。
冬休みシーズンであることに加え、こっちが夏だからということも多分に関係しているとは
思うのですが、それを差っ引いても多いです。
スーパーなんかにも、いわゆるバックパッカーやワーホリの人たちだけではなく、
いかにも旅行者っぽい日本人が結構いて、あちこちから日本語が聞こえてきます。
そのせいか、店の人も日本人が結構多いですね。
何にせよ、ケアンズは日本人にとって人気の街のようです。


そういえば、今のところ我々の最大の味方がマクドナルドです。
以前パースの日記で、マクドナルドすら高くて行けないと書いたことを覚えていらっしゃる方は
不思議に思うかもしれません。
その通り。
高くてマクドナルドで食事なんかできません。
では何をしに行くのか。
インターネットが無料でつながるんですよ。
Free Wi-Fiってやつですな。
ものすごく速度は遅いですが、無料だと思えばそれくらいなんのその。
オーストラリアはネットカフェも結構高くて、1時間で3〜4AUDくらいします。
そのせいかマクドナルドの座席では、実に多くの人たちがノートPCを広げています。
大方は何の注文もしていないようです。
その辺ボクらは偉いもので、ちゃんと注文します。
バリュープライスとかでソフトクリームが1個0.5AUD、40円くらい。
素晴らしい。
そこら辺のアイスクリームショップとかで食べようと思ったら、平気で4AUDとか
5AUDとかしやがります。
だからいつも甘いものには手が出せないでいたのですが、それが0.5AUD。
食わない手はありません。
というわけで我々はせっせとマクドナルドへ通っては、PCを覗きながら
ソフトクリームを食べているわけです。

[PON]

風の谷の鳴く鹿。 〜続・世界ウルル紀行〜

  • 2010/01/11(月) 20:25:31

<現在、オーストラリア・ケアンズにいます。ふたりとも健康です。>


2010年1月2日はこの国立公園のもう一つの目玉、カタジュタ(オルガ岩群)を
見に行きました。
あ、そういえばウルル・カタジュタ国立公園は世界複合遺産に指定されています。
我々にとって12個目の世界遺産です。



まずは朝日に染まり始めたカタジュタ。
(ビューイングポイントが思ったより近かったので、全景が入りませんでした。)



昼間だとこんな感じ。
カタジュタは36個の岩からなります。
それだけに、少し見る場所を変えるだけで違った表情を見せてくれます。

カタジュタには一般観光客向けに整備されたウォーキングトレイルが二つあります。
一つはWalpa Gorge(ワルパ渓谷)、そしてもう一つがVally of the Winds…
そう、風の谷です。
…なんて勿体つけた書き方をしましたが、あのアニメとは何の関係もありません。
モデルになったという噂すらないはずです。
ちなみにモデルとなったという噂で有名なのはパキスタンのフンザですが、
真偽の程は知りません。

まずは風の谷から。
こちらもルートが少しばかりハードで歩いて2時間半ほどかかることから、
11時でウォーキングトレイルは閉鎖されてしまいます。
道も少しわかりにくいので、迷ったらすなわち乾燥死しちゃいますから。
そういえば風の谷に移動する途中、バスの中から野良ラクダとディンゴを見かけました。
ラクダは元々アラブ地方から砂漠の移動用に導入されたものが野生化したとのこと。
ディンゴの方も何千年も前に連れて来られた家畜犬が野生化したもので、
見た目はほとんど犬ですが、狼のような鳴き声だそうです。
結構危ない動物だとか。
加えて言えば、オーストラリアは野鳥が非常に多いと思います。
新しい街に行く度に見たことない鳥がたくさんいて、しかもあんまり人間を怖がりません。
宿で飯を食っていると、パンくずをもらいにすぐ近くまでやってきます。



名前の通り、谷を風が吹き抜けていくので、太陽が当たるまでは少し肌寒いくらいです。
まぁ、日が昇ればそんな台詞をこれっぽっちも思い出すことがないほどに暑いですが。



こんな景色なんかは、トルメキアの奴らが大挙してやってきた場面の風景に似ていると
言えなくもない。



本当に正しいルートなのかどうか自信が持てないようなところもありましたな。



四方八方が巨大な岩だらけです。
こんな巨大な岩を目の当たりにすると、まさに人がゴミのようです。←違う映画



カリンガナ展望地からの眺め。
ここからの眺めが一番すごかった(逆光だけど)。



写真で十分伝わっているかどうかわかりませんが、とにかく素晴らしい景色でした。
トレッキングルートとしても初心者にとっては十分楽しめるものでした。


40℃を軽く越える日中は涼しい部屋で昼寝をして、午後からカタジュタのもう一つのトレイル、
ワルパ渓谷に行きました。



風の谷とまた違った雰囲気で、壁が迫ってくるようでした。



こちらは往復1時間程度というだけあり、観光客だらけ。
そういえば観光客で思い出しました。
ウルルは非常に日本人に人気の観光地ですが、特に顕著なのが元旦でした。
2日以降に比べて日本人の割合が圧倒的に高い。
おそらく日本人は初日の出大好きですが、欧米人はそこまで初日の出にこだわりを
持っていないからでしょうな。


Nさんという日本人の女性に出会いました。
日本で小学校の先生をしているそうなのですが、休暇を利用してあちこちの国で
山登りをしているそうです。
今年はタスマニアで山登りをした後、ウルルに登りに来たのだそうです(登れませんでしたが)。
Nさんは日本から米を持ってきていたのですが、余っていてもう使う予定がないとの
ことだったので、ウルル最後の夜、女性一人で旅をしているという韓国人のキムさんを
交えて日本米パーティーをしました。



鍋で炊いたご飯に、ベーコン野菜炒め、白菜とベーコンのスープ、レトルトカレーという
(我々にとっては)豪華メニュー。
実に4ヶ月ぶりの日本米。
いやぁ、本当に美味かった。
ありきたりですが、やっぱり日本人は米だなぁとつくづく感じました。
大勢(と言っても4人ですが)だったせいもあり、非常に楽しい食事でした。
豆知識:韓国でも有酸素運動は「ゆうさんそうんどう」と発音するらしい。

Nさんからは他にも餅やお汁粉の素、しょう油、かつお節なんかも頂いちゃいました。
本当にありがとうございました!
この御恩は一週間は忘れません。
無事帰国しましたかー?


あ、日記にあんなタイトル付けちゃいましたが、別に風の谷に鹿とかいないです。
語呂が良かったんで。

[PON]

ウルルで初日の出! 〜世界ウルル紀行〜

  • 2010/01/10(日) 19:45:29

<現在、オーストラリア・ケアンズにいます。ふたりとも健康です。>


今ケアンズという東海岸の町にいるのですが…ストーム真っ只中!
雨と風がそりゃあもうえらいこっちゃです。
買出しにも行けません。


さて。
いざ、ウルル!
ちなみに以前は「Aryers Rock(エアーズロック)」という呼称を用いていたそうですが、現在は
アボリジニによる呼称を尊重して「Uluru(ウルル)」と呼ばれているそうです。
同様にThe Olgas(オルガ岩群)は「Kata Tjuta(カタジュタ)」だそうです。

宿があるエアーズロックリゾートからウルルやカタジュタまではどちらも
20km以上離れています。
それらを見に行くためにはバス(金持ちにはヘリコプターやセスナといった選択肢もある)で
移動する必要があります。
まずボクらはUluru Expressという会社の3日間パスを購入しました。
このパスはいわゆるガイドは付かず、目的地までのバスでの送迎だけなのですが、
ウルル・サンライズだとかカタジュタ往復といったUluru Expressのサービスが3日間
すべて利用できる上、ウルル・カタジュタ国立公園入場券(3日間有効で25AUD)が
含まれています。
1人160AUDと決して安くはありませんが、その他の大手旅行会社のガイド付き
3日間パスなどは平気で200AUDとか300AUDとかしますし、そもそもガイドは必要ないだろう
(どうやら聞いた話だとガイドの話もたいしたことないらしい)ということで、ボクらは
そのパスを選びました。
ガイド付きツアーだと見所での滞在時間が制限される上、大人数で移動しなければ
なりませんが、ボクらの買ったパスだとかなり自由に時間が設定できるため、
気の済むまで見所を見られる上、バスから降りた後は自分たちで好き勝手に
行動することができるというところが一番の利点ですかね。
1/1〜1/3の3日間、ボクらはこのパスをフルに利用して、ウルルとカタジュタを
見まくりました。
もしウルルに行こうという方はこのパス、おすすめです。
まぁ、最善の方法はレンタカーなどの車で見て回ることだと思いますが。

2010年1月1日の朝は当然ウルル・サンライズへ。
騒いで年越しをし、ちょっと寝たと思ったら4時には起きて、5時にホテル前を
バスで出発です。
バスに乗り込む時に南十字星を見ることができました。
(そばにいた日本人ツアーガイドの話を盗み聞きした。)
一度見つけてしまうと、後日でも結構簡単に見つけられるようになります。

この時期の日の出はだいたい6時頃。
バスでウルルのサンライズ・ビューイングエリアに向かう間、刻々と空の色が
変化していきます。
個人的には夜明け前30分と日没後30分くらいの空の色が一番きれいだと思うんですが、
いかがなもんでしょう。
ちなみにホテルからビューイングエリアに行くまでのバスでの30分間、
KAOは毎日寝ていました。
彼女曰く、「バスの振動には勝てない」とのことです。



コーヒーを飲みながら日の出を待ちます。
ちょうど月がウルルに沈むところでした。



東の空の色がだいぶ変わってきました。
もうじき日の出です。



初日の出っ!
幸運にもこの日は雲ひとつない快晴。
オーストラリアのど真ん中で見る初日の出は息を呑むほどきれいでした。



朝日に照らされ始めたウルルです。
ウルルの色も光の加減で1日を通じて刻々と変化します。



これはサンセット・ビューイングエリアから見たこの日の夕方のウルル。



これは翌日の夕方のウルル。
結構赤っぽいですね。
年に数回、この世のものとは思えぬほど真っ赤に燃え上がることがあるそうです。
微妙な雲の広がりなどの気象条件が重なった時にだけ見られるのだそうですが、
残念ながらボクらはそれほどのものにはお目にかかることができませんでした。


話は戻って、元旦に日の出を見た我々はそのままウルルのふもとへと向かいました。
目的はもちろんウルル登頂!
…だったのです、が。
この日は登山禁止でした。
がっかり。
聞いたところによると、どうやら12月から2月までの夏期は特に登山許可のための
条件が厳しく、とりあえずどんな気象条件でも朝8時には登山禁止になります。
その他にも日中の気温が予報で36℃だか38℃を超えそうな日はダメとか(←ならない日が
あるのか?)とか、雨の日や雨の後で岩が乾ききっていない日はダメとか、
いろいろ条件があるのですが、何よりも厳しいのが風です。
朝の時点でふもとで少しでも風が吹いていたらウルル登山は禁止になります。
頂上はふもとの4倍とか5倍の風が吹くとか。
ボクらは3、4日も滞在すれば1日くらい登れるだろう、くらいに軽く考えていたのですが、
聞いたところでは12月中はたったの3日しか登山許可が出なかったとか。
うーむ、厳しい…。
以前は自己責任で結構登らせていたそうなのですが、事故が続いたらしく、
ここ数年はかなり条件設定を厳しくしているとのことです。

しかーし!
我々の日頃の行いを考えれば、たった3日しかチャンスがなくても登れるはず!
楽勝だぜ!



…ダメだったですばい。
結局、我々の滞在中に登山許可が下りた日は1日もありませんでした。
完敗でした。
まぁ、5000AUDほど罰金を払えば登れますがね。
貧乏人なんで2人で80万円とか払えません。




ただ我々も結構軽く考えていたのですが、実際登るとなるとかなり大変そうです。
写真を見てもらえばわかるかと思うんですが、実際目にすると相当急勾配です。
等間隔で杭が刺してあり、その間に渡してある鎖を使って登っていくらしいのですが、
道はこれ一本。
おそらく登る人と降りる人が交錯してえらいことになるんじゃないでしょうか。
実際登ったはいいが降りられなくなってしまう人もいるようです。
しかも風が強ければ、本当に飛ばされかねない環境。
さらに日影などのない炎天下の岩の上。
熱射病になる人もいるでしょう(夏場の日中は気温45℃とかに平気でなります)。
厳しくなるのも無理ないことですかね。

夏場を外せば登れる日は増えるそうなのですが、
確か来年だかそのあたりでもうウルルには全面的に登れなくなるということです。
もしウルル登山を目論んでいる方はお早めに。
ボクらは旅の途中で予定を変えて無理矢理ここへ来たりとかしない限り、
もうウルルへ登る機会はないようです。
今までいろいろと順調に来たのですが、ここにきて完敗です。
残念だなー。


ウルルに登れなかったボクらはベースウォークと呼ばれるウルルをひと回りする
ウォーキングトレイルを歩いてみました。



行けども行けども赤く乾いた大地でした。



こんな乾燥したところでよく緑が育つものだと感心させられてしまいます。
聞いたところではものすごく生長長速度は遅いものの、途中で枯れてしまわずに
育っていくそうです。
山火事のようなものが起こっても、その度に新しい芽がちゃんと出てくるとか。
たくましいものです。



長い年月をかけて風と少ない雨にさらされた結果、岩はこんな形になったんだなー、
ということを感じさせてくれました。
途中では岩肌に残されたアボリジニのロックアート(壁画)なんかも見ることができました。
…が。
1周約9km…さすがに後半ちょっと飽きました。
だって景色が全然変わんないんだもん。
どこまで行っても右手に岩、左手に空と大地。
アップダウン無し。
しかも…暑いってば。
6時半から9時半頃にかけて歩いたのですが、もう暑くて暑くて。
二人で水を1.5リットル以上飲んでしまいました。
水無しだったら、間違いなく倒れてオーストラリアの大地の一部となっていたことでしょう。



アホですね。
タイトル『岩の流れに身をまかせ』

ご存知の方もいるかと思いますが、この辺り、ものすごくハエが多いです。
ものすごく。
しかもちゃんと人間の嫌がることを知り尽くしているかのように、耳とか鼻とか口を
めがけて飛んできます。
そこで活躍するのがフライネット。
網のようなものを頭からかぶってハエからの攻撃を遮ることができます。
が、買うと少々高い。
そこで思いついたのが、日本のダイソーで買ってきた衣類を入れるためのネット。
かぶってみました。



思った以上に具合がいい。



アップ。
これ、使えます。
しかも100円。
ビバ、ダイソー。

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