レッツ・バーベキュー!

  • 2010/06/05(土) 22:46:21

<現在、イラン・ヤズドにいます。ふたりとも健康です。>
*2010年5月23日〜24日の日記*


2010年5月23日、トラブゾンTrabzonからトルコ最後の宿泊地ドウバヤズットDoğubayazıtにやって来ました。
ドウバヤズットからイラン国境まではわずか35kmほどです。

トラブゾンを19時半ごろ出発し、ドウバヤズットには早朝に到着しました。
ドウバヤズットは比較的小さな街なので、オトガル(バスターミナル)から歩いてお目当ての宿Hotel İsfahanへ向かったのですが、あいにく満室。この宿には日本語の情報ノートや書籍があり、WiFiも使えるとのことだったのですが…無念。
と思ったら、宿の兄ちゃんがロビーで休憩しながら情報ノートを読むことを勧めてくれ、おまけにチャイまでご馳走してくれました。国境近くの街ということだけあって、ノートにはイラン情報満載でした。ありがたやー。

1時間ほどロビーでのんびりさせてもらい、改めて宿探し。ところが次に当たってみた宿も満室。
この街のすぐ近くには標高5137mというトルコ最高峰アール山Ağrı Dağı、別名アララット山があります。
この名前でピンときた方はいますかね。聖書ではノアの方舟が漂着した場所がこのアララット山だと言われています。
で、ちょうど今がこのアララット登山のシーズンに突入したばかりで、世界中から登山客がこの小さな街に押し寄せているため、どこの宿もいっぱいだということらしいのです。

さてどうしたもんかと、でかいバックパックを背負ってうろついていたところ、「宿を探しているのかい?僕のおじさんがやっているホテルなら泊まれるよ!」と親切なトルコ人に声をかけられました。喜んでついて行くと…
これって、さっき満室だって断られたホテルじゃん。
結局11時のチェックアウトの時間まで待てば泊まれるということでした。だったら最初っからそう言ってくれぃ。
İshak Paşaというホテルで、トイレ・シャワー付きのダブルルームで1泊40TL(約2480円)です。
難点は日によってお湯どころが水も出なくなる時間帯があったことですかね。


さっき声をかけてくれた兄ちゃんが、チェックインできる時間まで自分のオフィスでで荷物を預かってくれるというのでついて行ったのですが、その時道ばたでユカさんという1人の日本人女性と会いました。すぐ近くのツアーオフィスにいるから暇ができたら遊びに来てくれということだったので、荷物を預けた後行ってみることにしました。

というわけで、そのツアーオフィス(名前忘れた)へ。
そこはギョクメンGökmenさんら3人くらいでやっているところで、アララット山登山などのアレンジなんかもしているようでした。そこにまるでさも従業員かのようにユカさんもまぎれていたのですが、聞いてみたところボクらと同じ長期旅行者でした。ボクらの少し前(だったかな?)に日本を発ち、ボクらと同じように西回りで旅をしているとのこと。
で、簡単に言うと彼らと仲良くなって、毎日そのオフィスに遊びに来ているということでした。
それもそのはず。彼らは非常に陽気で明るく、しかも優しい。もちろんオフィスなので仕事をしているのですが、その合間にもお茶やお菓子を出してくれたり、何かと我々を楽しませようとしてくれたり。1人は日本で働いていたこともあって、日本語ぺらぺらでした。3人以外にもちょいちょい愉快な仲間たちが出入りしています。
そりゃ、ユカさんでなくたって、毎日遊びに来たくなります(笑)。



ユカさんのスカーフを奪って、頭に巻いて喜んでるギョクメン・弟さん。

そんな面々が今晩バーベキューやるぞー!ってことになり、話の流れで我々も仲間入りさせてもらうことにしました。


一旦解散して、夕方ツアーオフィスに再集合。
8人が車にぎゅうぎゅう詰めになって(というか1人はトランク)、まずは買出し。



まずはバーベキューコンロを買うところからスタート。
スーパーでは、ありえない量の肉や野菜、パンなどを買い込みました。



スーパーで買い物をしていたら、なんとチャイのサービス(しかもこれ2杯目)。
聞いたところ、よくあることなんだとか。長居していっぱい買ってくれ、ということなんだそうです。

ユカさんがおなか空いたからお菓子買いたい!ということで、選んだのがポテトチップス・バーベキュー味。
…これからバーベキューすんのに、なんでバーベキュー味なんだよっ!
と全員につっこまれていましたが、車の中で袋を開けたら、全員が手を伸ばしていました
みんな食ってんじゃん!←自分も含む

その後、もちろん酒屋にも寄ってビールやラキRakıというトルコのお酒も買い込んで準備完了。


まずは市街の外れにあるクルド人の王宮イサク・パシャİshak Paşa宮殿へ。
バーベキューサイトはその手前にあるのですが、ボクらがまだ宮殿を見ていないということで、そこまで足を伸ばしてくれました。ボクらはこのドウバヤズットの街をイランへの通過点くらいにしか考えていなかったので、交通費をかけてまで観光するつもりはなかったのですが、期せずしてこの街の見どころへ連れて行ってもらうことができました。ありがたいことです。



宮殿自体は既に閉まっていたので、入り口だけ。
それよりもここからの景色が…



素晴らしい!



素晴らしい!!

メンバーの1人が「この宮殿は僕の家だから、この辺のことは何でも知ってる。何でも聞いて!」とのたまっていました。←もちろん大ウソ



みんなでピース。
真ん中下の黒い人、こんな怪しげな風貌ですが、本業は作家さんだそうです。びっくり。

さぁ、レッツ・バーベキュー!というわけで、バーベキューのできるキャンプサイトに行ってみると…



閉まってるし。
というわけで、とりあえず音楽に合わせて…



踊ってみました。



みんなで踊ってみました。←1人だけズレてる



踊ってばっかりいても埒が開かないので、まずは火起こし。
着火剤としてクルミの殻を使っていました。

もちろん火起こしをしている間も…



踊ります。←いまいち何の踊りかわからず



山男たちは豪快に火を起こします。
ちょっと燃えすぎなんじゃ…。

火が起きたところで、全員で壁をよじ登ってキャンプサイトの中に侵入しました。←たぶん悪いこと
敷地の奥の方ではものすごい勢いでイヌが吠えていました。あのイヌ、もしつながれていなかったら、我々は食い殺されていたかもしれません、ってくらいの勢いで吠えていました。



暖を取る2人。



野菜はほぼそのまんま、肉はこんな風に塩コショウやハーブで味付け。
あとは…



焼く!そして食う!



焼きまくる!そして食いまくる!
ジャガイモ、パプリカ、キャベツ、ナス、ビーフ、チキン、ラム…
美味い!
マッシュルームのチーズのせとか、ごろんと塊のハツ(心臓)なんかも美味かったですなぁ。
焼いた肉をあぶったパンにはさんで食っても、これまた美味い。

ビールも美味かったですが、個人的にはラキという酒も結構いけました。トルコの地酒であるラキは別名ライオンのミルクともいわれ、水で割ると白く濁ります。ちょっとクセがありますが、ちょっと甘くて美味いです。

夜遅くまで食って、飲んで、歌って、踊って…。
この翌朝早くにイランへの国境越えをするつもりだったのですが、あっさり1泊伸ばすことにしちゃいました。

それにしてもこの日会ったばかりなのに、みんな本当に良くしてくれました。
結局ボクらは全てタダで飲み食いさせてもらいましたし、最後には「トルコで困ったことがあったら電話してくれ。いつでも力になるから。そしていつかまたこのドウバヤズットに遊びに来てくれ。」との言葉まで頂きました。ありがたくて涙が出そうです。
未熟な英語力ゆえ、ありがとうとしかいえない自分が悔しかったですね。
他に恩返しをする術が思いつかないので、翌日お菓子の差し入れをしたら(←みんな甘い物好き)、また大層喜んでくれました。
みなさん、本当にありがとう。


…とお別れをしたつもりだったのですが、その夜のこと。
あるロカンタ(食堂)で飯を食い、さあ帰ろうと思ったら…そこへ昨日のメンバー御一行様(もちろんユカさんも)が登場。
この翌日にアララット山登山ツアーが行われるらしく、このロカンタの2階で各国から集まったツアー客と共に説明会を兼ねた食事会を行うとのこと。
とりあえずボクらは関係ない人間だし、もうおなかもいっぱいだからと断ったのですが、1人や2人増えたってかまやしないよ!ということで、なぜかその会にボクらも参加することになりました。



今回の登山メンバーはイタリア人とスペイン人とのこと。中には7000m級の山にも登ったことがあるという強者もいました。
ちなみに左端のひげの人(昨日のメンバーの1人)はガイドさんだそうです。いかにも山男!って感じですな。

もうおなかはいっぱいだよー!ということをかなりアピールしたつもりだったのですが、結局ボクらの分まで食事やらビールやらが運ばれてきました。
こんなことなら晩飯食べなきゃよかった…。←オイ
それにしても登山ツアーの方々は、あの日本人たち(ユカさん含む)はいったい何者?と思っていたでしょうね。

というわけで、最後までお世話になりっぱなしでした。
みなさん、本当にありがとうございました!
トルコはいい人ばっかりだー。

そして女一人で各国を旅するユカさん、どうか気をつけてよい旅を!
そしてまた会いましょう!

[PON]

トラブゾンでイランビザをゲット!

  • 2010/06/04(金) 22:29:16

<現在、イラン・ヤズドにいます。ふたりとも健康です。>
*2010年5月20日〜22日の日記*


2010年5月20日、マラテヤMalatyaから一気に北上して、黒海沿岸の街トラブゾンTrabzonにやって来ました。
マラテヤを出たのが19:30、トラブゾンのオトガル(バスターミナル)に着いたのが10:00くらいだったので、14時間以上の大移動だったことになります。

オトガルからドルムシュ(ミニバス)に乗って街の中心であるメイダン公園へ。
優しいトルコ人たちに助けてもらいながら、お目当ての宿Hotel Benliを発見。
トイレ・シャワー共同のダブルルームで30TL(約1860円)でした。トラブゾンを離れる日に気付いたのですが、WiFiも無料で使うことができました(笑)。

さて。
はるばるトラブゾンまでやって来た目的はただ一つ!
イランビザの取得です。

以前の日記にもちょっと書きましたが、各国を渡り歩く旅人(日本人)にとって、イランビザの取得は難関の一つです。
ビザというものはたいてい近隣諸国の首都なんかで取るのが一般的なのですが、ことイランビザに関しては取得条件が厳しかったり、かと思えば同じところで取れた人もいれば取れなかった人もいたりなどと、なかなか一筋縄ではいかない様子。この問題があったので、我々も途中からルート変更をすることになり、ネパールからトルコへ空路移動などという世界一周をする旅人にとってはマイナーな経路を辿ったわけです。
以前ミャンマーでお会いしたIさんから、どうやらトルコのイスタンブールでイランビザがすぐに取れるらしいという情報を得ていたので、我々は一旦イランをすっ飛ばしてトルコへ飛んできました。
ところがイスタンブールで得た情報によると、イスタンブールで簡単に取得できていたのは今年の2月までで、3月以降に取得を試みた人は軒並み2週間待たされているというではありませんか。ビザの取得条件や日数がころころ変わるのは日常茶飯事なのですが、いくら急ぐ旅ではないとは言え、さすがに2週間待つのはきつい。
さてどうしたもんかと、イスタンブールの宿でいろいろと検索していたところ、『#one+ 世界一周#』というブログで有力な情報を得ました。
どうやら今年の4月にトラブゾンでイランビザが即日発行されたらしいのです。念のためメールでHPの管理人さんに確認したところ、間違いないとのこと(その節はありがとうございました!)。

補足情報ですが、空路入国の場合、空港で1週間から2週間程度有効のアライバルビザが取得できるようです。ただしテヘランの場合はもめることも多いらしく、帰された人の話なんかも聞きました。
ボクらも一度はその方法を考えたこともありますが、イランでの他国(トルクメニスタンやウズベキスタン)ビザの取得で手こずる(日数がかかる)ことが予想されていたので、できれば30日有効のビザが取りたかったのです。
で、今実際手こずっています

長くなりましたが、というわけで我々は嬉々としてトラブゾンへやって来たわけです。


まずはビザ用の写真を撮りに行くことにしました。
ボクらはいつも撮りためてあるビザ用の写真を持ち歩いているのですが、イランビザ用の写真には条件があるとのこと。
まずは眼鏡着用不可(←理由はわからず)、そして女性はイスラミックフォトでなければなりません。

イスラミックフォトとは何ぞや。
みなさん、イスラム教の女性の姿を思い浮かべることができるでしょうか。頭から足元までチャドルと呼ばれる黒い布をすとんと被った姿が典型的なイスラム教の女性です。イスラム教徒の女性の場合、正式には肌や髪を露出してはいけないことになっています。そしてイランビザ用の写真もそれに準じるものでなければいけないというわけです。
ちなみにイラン国内では旅行者であっても女性には服装規定があります。面倒な国ですね。

というわけで、まずはホテルの部屋で変装。



…えーっと、いろいろつっこみたいところはあると思いますが、イラン入国のためには避けて通れない道です。
スカーフはいいとして、上着は冬用のジャンパーを着ています。というのも、着るものは体のラインができるだけ出ないようなもので、かつ上着は尻が隠れるものが望ましい、ということだからです。涼しいところではこの格好でもいいわけですが、暑いところでこんな格好してたら倒れてしまいます。
今回はとりあえずあるものでイスラム風の格好をしてみたわけですが、イラン入国後は涼しさを求めていろいろと服装を変えてみました。今後の服装の変遷をお楽しみに。

ビザ用の写真を撮った後、その足でイラン領事館へ。宿から歩いて10分くらいのところにあります。
既に午後でしたが、翌朝にでも受け取れたらいいなーくらいの気持ちで出かけました。
もちろんKAOはそのままの格好で行きます。今までしたこともない格好で出歩くわけですから、ずいぶんと落ち着かない様子
しきりに「変じゃない?変じゃない?」と聞いてきました。

…いや、変ですから(笑)。

というわけで、イラン領事館に到着。
中では優しいお姉さんがウェルカムな感じで迎えてくれました。
パスポートを回収され、申請用紙を2枚手渡されました。そして指定された銀行に50ユーロを振り込み、そのレシートと記入した申請用紙を16時半までに持ってくれば、その場で30日有効のツーリストビザを発行してくれるとのこと。
楽勝じゃーん
あれだけ手こずるはずだったイランビザが、申請から2時間ほどで取れるっぽい。

というわけで、領事館から歩いて15分くらいのところにある指定銀行へと向かいました。
その辺りは何軒もの銀行が軒を連ねる銀行密集地帯だったのですが、なぜかどの銀行も、そしてどの銀行のATMの前も長蛇の列
…なぜ?
不思議に思いながらも目的の銀行に辿り着くと、やはり中はすごい人でごった返していました。自動発券機から受け付け用の紙を取ると…
200人待ちー!
なんでじゃー!
で、当然の如くタイムーオーバー
仕方がないのでボクだけ領事館に戻り、今日は間に合わないので翌朝レシートを持ってくる旨を継げて銀行に戻ったのですが、まだ100人待ちくらい。結局19時近くになって、ようやく振り込みを終えることができました(いったい銀行は何時までやってるんだ)。
やはりイランビザは一筋縄ではいきません。
それにしても、銀行のあの混みっぷりはいったいなんだったんでしょう…。

ともあれ、翌朝10時にレシートを持って行くと、質問など一切なしでイランビザを貼ったパスポートを手渡してくれました。
イランビザ、ゲットー!
これで楽しみにしていたイランへ行くことができます。


トラブゾンはビザだけが目的でやって来たので、観光らしい観光はしていません。
特別したことといえば、次の目的地である国境近くの街ドウバヤズットDoğubayazıt行きのバスチケット(45TL、2790円)を手配したくらいで、あとは例によってぶらぶらしたり飯食ったりしてしていました。



街から見えた黒海
別に黒くないですな。
街の周辺にはいくつかの歴史的建造物があり、トラブゾンは「黒海のエメラルド」と呼ばれているそうな。



トラブゾンの大きなパンは全国的にも有名なんだとか。
まぁ、買ったところで我々には食べきれないので、手は出しませんでしたが。



朝食に頼んだビーフスープとチキンスープ。
このチキンスープ(奥の方)が残念ながら…ひっじょーに美味しくありませんでした。チキンの臭みをぎゅっと凝縮したような感じで。
チベットのヤクバター茶に続き、美味しくなかったもの・第2位に堂々のランクイン。



海沿いだけあって、店先で魚を焼いたり揚げたりしている店ががたくさんありました。
中でも一番有名なのはハムスィと呼ばれるイワシです。新鮮なイワシのフライ、めっちゃ美味かったです。

その他食べたものを写真だけでざざっと紹介。









どれもこれも美味かったっす。
ごちそうさまでした。



というわけで、2泊したトラブゾンを離れ、トルコ最後の宿泊地であるドウバヤズットへ向かいます。

[PON]

トルコの人たちは優しいねぇ(ただし1人を除く)。

  • 2010/06/03(木) 22:19:37

<現在、イラン・シーラーズにいます。ふたりとも健康です。>
*2010年5月19日の日記*


2010年5月19日、ネムルトダーゥNemrutdağıツアー2日目のお話から。

4時半に起床、5時にミニバスでホテルを出発。
前日の具合から当然猛烈に寒いことが予想されたため、全員ありったけの服を着込んだ上、部屋から毛布を持って山頂へ向かいました。
そして当たり前のように猛烈に寒い



東側のテラスでみんな寒そうにしながら日の出を待ちます。
右下になんかいますね。



アップ。



夜明け前。
空の青が美しい。

KAOがあまりにも寒そうにしているので、ボクの分の毛布も貸してあげました。



…誰だよ。
つーか、何?雪ん子?



だいぶ明るくなってきましたねぇ。
そして待ちに待った…



日の出。
日の出を迎えた直後、みんなが一斉に石像の前に立って写真を撮り始めるので…



どの石像にもこんな風に人の影が写っちゃって、悲しい写真しか撮れませんでした。
邪魔だよ、みんな。←自分もその1人



山頂から眺めたトルコの大地はこんなに素敵な感じでした。



ちなみにボクらの泊まったホテルはこんなところにぽっつーんとあります。
周りには見渡す限り何もありませんでした。



ホテルの前でみんなで記念撮影。
一番右がドライバー、隣がホテルの人、あとはツアー客です。
ちなみにアメリカ人の女性2人組は前日のうちに消えました。どこ行ったかよくわかりません。


朝食後はまたミニバスに乗って、マラテヤの街へと帰ります。



ウマの通過待ち…。



ウシの通過待ち…。

帰りは2時間ほどでマラテヤの町に到着。
前日と同じ服装で同じ顔のケマル氏がにこやかに迎えてくれました。

以上、世界遺産ネムルトダーゥツアーでした!
実際見るべき部分は非常に狭いのですが、かなりすごい場所にあったり、猛烈に寒かったりで、なかなか印象深いツアーでしたな。


さて。
ツアーを終えマラテヤの街に戻ってきた我々ですが、時間はまだ朝の9時過ぎ。一方、今夜乗る予定のバスの時間は19時半。まだ豪快に時間があります。
居場所のない我々は前日同様、広場にある屋根のかかったチャイの飲めるスペースで時間をつぶすことにしました。

あまり観光客の多くないこの街で、日本人は非常に目立つ存在なのでしょう。いろんな人が話しかけてきてくれました。
たいていはどこの国から来たんだ?これからどこに行くんだ?なんて質問を投げかけて去っていくのですが、特に良くしてくれた人も何人かいました。
まずはすぐそばで何やら食べ物を作っていたセルピーおばさん(紙に書いて名前を教えてくれた)。



ギョズレメという、具のはさまったナンのようなものを作っていました。
セルピーおばさんは前日もそこでギョズレメを作って焼いていたので、ボクらのことを覚えていたのでしょう。この日本人たちは昨日も今日もいったい何をしてるのかしらと思ったのか、それとも腹を減らしていそうでかわいそうに思ったのかはわかりませんが、焼いたあつあつのギョズレメをただで食べさせてくれました。
セルピーおばさん、ありがとう!

それからチャイ屋のおっちゃんも良くしてくれました。
チャイ1杯や2杯で数時間も長居をしていたのですが、その合間にチャイを1杯ずつサービスしてくれました。
それから前日同様、せっせと紙巻きタバコをこしらえていたところ、興味深々でやってきてあーでもないこーでもないと作り方の指導をしてくれたり(←トルコでは何度もこういう人に会った)、もっと質のいいタバコ(←ボクらのは超安物)を教えてくれたりしました。
ボクらはタバコの葉や巻紙、フィルターなんかを小さなタッパーに入れて持ち歩いていたのですが、それじゃあ大きくてポケットに入らないだろうと…



こんな金属製のケースをプレゼントしてくれました(上の方に写っているのがボクらの使っていたタッパー)。



パカっと開けるとこんな感じ。タバコの葉っぱのおまけ付きです。
チャイ屋のおっちゃん、ありがとう!大切に使わせてもらいます。


本を読んだり日記を書いたりして過ごしていたのですが、さすがに飽きてきたので、そこら辺を散歩してみました。



広場でパンをかじっていたところ、目の前でケンカがおっぱじまりました。
1対7くらいだったので、ケンカというより何か悪事をはたらいた人をよってたかって懲らしめていたんですかね。
この後、警察までやってきていました。どうなったのかはよくわからず。



広場の端っこで人だかりができていると思ったら、太鼓やらトランペットやらシンバルやらで、どんちゃんどんちゃんと威勢のいい音楽が始まりました。
トルコの代表的音楽の一つである軍楽だと思います。このような赤い格好をした軍楽隊をメフテルといいます。メフテルはブラスバンドのルーツなんだそうな。
この日はアタテュルク記念日という祝日だったので、こんなことをやっていたんでしょうかね。現地の人たちも珍しそうに写真を撮ったりしていました。

バスに乗る前に、広場の近くのレストランで腹ごしらえ。



ラフマジュンLahmacunという、薄い生地のピザのようなものです。
レモンを絞って野菜を中央に置き、ふたつ折りにして豪快に食べる…とガイドブックに書いてあるのを後で知りました。
写真を見てわかるように、この時はサービスでサラダが出てきたのだと思い、ラフマジュンが出てくる前に野菜だけほとんど食べてしまいました(右上の皿のサラダがほとんど無い)。
無念。


さぁ、次の街トラブゾンTrabzonへ移動開始です。
街の中心部でバスの予約をしたのに、珍しくオトガル(バスターミナル)までの送迎は無し。よってまずは自力でアプリコット色の市バスに乗って、オトガルまで移動。
オトガルの前でタバコを吸おうと、例によってふたりで紙巻き作業をしていたら、暇そうなタクシーの運ちゃんらしき人たちがやってきて、またもや紙巻き指導(笑)。



しばらくしゃべっていたら(と言ってもほとんどトルコ語でわかんないんだけど)、チャイをおごってくれました。本日2回目。
おっちゃんたち、ありがとう!

この後、深夜バスでの移動に備えて、オトガルのトイレで交代で洗顔や歯磨きをしていた時のこと。
ボクがロビーで荷物番をしてたら、チャイ屋と思われる兄ちゃんが笑顔でチャイを差し出すではありませんか。
え?もらっていいの?と(日本語で)尋ねると、にっこりとうなずいて去って行く彼。
そこにKAOが帰ってきて、またおごってもらっちゃったよー、今日3回目だねー、トルコはいい人ばっかりだー、でもおなかたぷたぷだよー…
なーんて笑って話していたら、その直後、彼はしっかりと代金を徴収にきました。
あぁ、さっきはただ単にボクに笑顔で売りにきただけだったのね。だったら買わなかったのに(笑)。

カフェイン大量摂取という、長距離移動の直前としてはあるまじき状態でバスに乗り込み、定刻通り19:30にトラブゾン行きのバスはマラテヤを後にしました。
トイレ休憩が待ち遠しかったことは、言うまでもありません。

[PON]

生首ごろごろ。

  • 2010/06/02(水) 22:48:11

<現在、イラン・シーラーズにいます。ふたりとも健康です。>
*2010年5月17日〜18日の日記*


さて。
にょきにょき王国カッパドキアKapadokyaを離れ、次の街マラテヤMalatyaへ向かうことにしましょう。
2010年5月17日、ギョレメGöremeのオトガル(バスターミナル)から前日予約した20:15発のバスで、まずはカイセリKayseriという街へ。
1時間ほどで到着し、ここでバスを乗り換えます。



これはカイセリのオトガルなのですが、大きな街のオトガルはこんな風にかなり大きくて立派です。空港みたいですな。

次のバスが出るまで2時間くらいあったので、晩ご飯。



チキンケバブとライスとスープ。
めっちゃ美味かったんですが、ロカンタ(食堂)のおっちゃんに薦められるがまま注文したら、ふたりで28TL(約1736円)になっちゃいました。
高すぎ。

カイセリ23:30発のバスに乗り換え、一路マラテヤへ。


早朝、車掌さんにたたき起こされ、路上で放り出されました。時間は朝5時。どうやらマラテヤのオトガルの前らしい。
辺りの人に助けられ、市バス(1TL、約62円)に乗って街の中心部である県庁前の広場に到着。

ボクらは世界遺産の一つであるネムルトダーゥNemrutdağıというところへ行こうとしてたのですが、そのネムルトダーゥへは公共の交通機関で行くことができないので、近隣の街からツアーに参加するのが一般的です。拠点となる街はいくつかあるのですが、ボクらはその一つであるマラテヤを選択したわけです。
マラテヤを昼頃に出発するツアーがあるはずなので、マラテヤでは宿泊せずに、そのままツアーに参加することにしました。
とはいえ、まだ朝早いので(7時前)、広場でボーっとしたり、タバコを巻いてストックを増やしたりしながら過ごしました。

トルコはインドやネパールと比べて結構タバコが高いです。1箱4〜5TL(約248〜310円)くらいします。日本並ですな。よってイスタンブールで大量に安いタバコの葉(500gで5TL、約310円)と紙とフィルターを買ってきて、紙巻きタバコ生活を送っているというわけです。
ちなみにトルコ人は喫煙者人口が非常に多いです。女性も結構吸っていました。

おなかが空いてきたので朝ご飯。



陽気なパン屋さん。
ここは結構安くて、パンやケーキ類が0.3〜0.5TL(約19〜31円)で売っていました。



広場の横にこんなスペースがあり、頼むとチャイを持ってきてくれるので、ここでパンをかじっていました。
ボクらは宿もなく居場所がないので、ここでひたすら時間をつぶしていました。

さて、ここマラテヤでネムルトダーゥツアーを申し込む方法ですが、「地球の歩き方」によると
県庁裏の公園にあるインフォメーションでケマル・アヌル氏に直接申し込む
とのこと。
…なんで申し込み先が個人名なんだよっ。他の人じゃダメなの?つーか、ケマル・アヌル氏って誰。ケマル・アヌル氏が体調不良で休みだったらツアーには行けないってこと?飯食いに出かけてたらどうすんの?
などとツッコミどころ満載、不安要素満載なわけですが、9時過ぎくらいにとにかくその県庁裏の公園とやらに行ってみることにしました。

これだけ文句を並べてみましたが、実は我々、ケマル氏の顔を事前に知っていました。
ボクらがいつも(一方的に)お世話になっている『世界遺産イェーイ!』というHPがあるのですが(ずいぶん前の日記の中でも紹介させていただきました)、旅日記のネムルトダーゥ編の中にケマル氏の顔がばばーんと写った写真があったのです(上から3枚目)。確かに笑い飯の片割れっぽい。
10ヶ月くらい前に撮られたであろうこの写真を頼りに、いざその公園へ近づいてみると…

あ…、間違いねぇ。あの人だ。



あっさりケマル・アヌル氏発見
写真、そのまんまだし(笑)。顔も髪型も服装までも一緒でした。
彼曰く「服装を変えたら、僕を探しにくる人がいたら困るはずだ。」とのこと。
いやいやいやいや、ポイントなのは服装じゃなくて、その顔とその髪型だから!
先ほどのHPの写真をケマル氏に見せたところ大いに喜んでくれて、「友達の友達なら僕の友達だ!」ということで非常に良くしてもらいました。実際は『世界遺産イェーイ!』のお二人とはずいぶん前にメールのやりとりをしたことがあるだけで面識はなかったのですが、ボクの英語が至らなかったばっかりに友達だということになってしまいました(否定する英語力もなし)。お二人には感謝です(笑)。

それにしても、このケマル氏。
ツアー関係者だと知っているから普通に話しかけたものの、もしそんな状況じゃなきゃ、怪しすぎてこんな風貌の人とは関わり合いにならないこと間違いなし。

で、ツアーの申し込みも滞りなく終了。1人100TL(約6200円)と結構高いのですが、往復の交通費や宿泊費、夕食&朝食付きならまぁいいかなと。
集合時間は12時ということだったので、まだ2時間ほどあります。
翌日に昼頃にマラテヤに帰ってきて、そのまま次の街トラブゾンTrabzonへ移動することにしたため、今のうちにバスの予約をしておくことにしました。ケマル氏に相談したところ、ケマル氏の仲間(?)がバス会社まで連れて行ってくれ通訳までしてくれたので、こちらも滞りなく終了。55TL(約3410円)でマラテヤ19:30発のバスが取れました。

まだ時間があるので、ケマル氏に大きな荷物を預かってもらい、アプリコット・マーケットに行ってみることにしました。ここマラテヤはアンズの産地として有名で、街にはアンズ色のバスが走り、至るところでアンズのマークを見かけます。



マーケットに到着。



おっちゃんに呼び止められ、半強制的に写真撮影(笑)。でもアンズを試食させてくれました。
店先には何種類ものアンズが並んでいました。



こちらはアンズの加工品のお店。
このほとんどにアンズが使われているようです。



そしてマラテヤ名物アンズのドネル



こんな風にざっくりと切って、量り売りしてくれました。
確かキロ10TLとかで、この分厚いの1枚で3TL(約186円)だったかな。


いざ、ネムルトダーゥツアーへ。
12時に先ほどの県庁裏の公園をミニバスでスタート。ツアーメンバーはボクらの他、ドイツ人夫婦、フランスの大学に通うフランス人と中国人の男性2人組、女性のアメリカ人学生2人組の計8人でした。



こんな景色の山道を登っていきます。
途中での昼食休憩を含め、4時間半ほどかけてネムルトダーゥの山頂から2kmほどのところにあるGüneş Hotelに到着。



ホテルの周りはこんな感じで、岩がえらいことになっています。

部屋はホットシャワー付きのダブルルームでした。
部屋で1時間ほど休憩した後、夕日を見るためにミニバスで遺跡のある山頂まで行くことになりました。



ホテルから山の方を見上げるとこんな感じ。
左の方の尖っている部分がネムルト山の山頂で、この辺りに遺跡があります。ちなみにこの先の入場料は別料金で6.5TL(約403円)です。

ミニバスで急な山道を登りきると、山頂は目の前。



ホテルからも見えたこの山頂の部分、実は石を積んで造られたものです。
この山頂付近全体が、紀元前1世紀にこの地方を支配したコンマゲネ王国のアンティオコス1世の墳墓で、石が積まれて円錐状の丘となっている山頂自体が彼の陵墓なんだそうです。で、左下に見えるのが巨大な神像です。
これらが『ネムルット・ダー』として世界遺産に登録されています。ボクらにとって31個目の世界遺産です。

墳墓の東西に神像のあるテラスがあります。まずは東側から。



ずらりと並んでいるのは神像の体の部分です。
地震のため神像から頭部が転げ落ちてしまったんだそうです。
その転げ落ちた頭部っていうのが…



これ。
…何で一直線に並んでんの?しかもみんな首からきれいに着地してるし。さらにみんなこっち向いてるし。
ツッコミどころ満載なんですけど。
このことは世界七不思議に続く世界八番目の不思議とトルコでは呼ばれているそうなのですが…
個人的には、この有り様を不思議と思わないトルコ人の方がよっぽど世界八番目の不思…(以下略)。
まぁ、仕方ないので見逃してあげましょう。

ちなみに並んでいる頭部はアポロン、ティケ、ゼウス、アンティオコス王、ヘラクレスとその仲間たちとしてワシ、ライオンだそうです。
写真に写っているのは手前からワシ、アポロン、ティケ、ゼウス…ですかね。たぶん。



逆からの写真。
手前からヘラクレス、アンティオコス王、ゼウス…だと思います。たぶん。



青空に吼える何かの動物。ライオンかな?

こっち側は東向きなので、夕方は太陽があんまり当たりません。
というわけで、墳墓をぐるりと回り込んで西側のテラスへ移動。



こちら側も例によって生首が転がっているわけですが、一直線に並んでいないだけ、まぁよしとしましょうか。

他にも神々と握手するアンティオコス王のレリーフなんてものがありました。神々の部分は欠損して、ありませんでしたが。
神々とアンティオコス王を同列に扱っていることから、彼がいかに強大な力を持っていたかがうかがえます。

さぁ、後は夕日を待つばかり…なのですが。
…寒いってば!
それもそのはず。ここは標高2150mです。周りにはも残っていました。
しかも風が猛烈に強い。よって…



こんな感じになってしまいます。
ここだけちょうど風が当たらないので、観光客がわらわらと集まってきていました。
画面中央下辺りに、颯爽とマフラーを取り出すKAOが見えるかと思います。



だいぶ日が傾いてきて、石像の色が変わってきました。
しかしそんなところを写真に収めようと観光客が石像の前に立ち始めると、彼ら自身の影が石像にかぶさってしまい、非常に興醒めな写真になってしまいます。
この写真はほんの一瞬の隙を付いて撮ったものです。ちなみにこれはアポロンさんですかな。

それにしても…寒い!
写真をみると日が当たってぽかぽかと暖かそうに見えるかもしれませんが、マジで寒いです。
つーか、日没の2時間以上も前に我々をここに連れて来る必要性があるのか?石像自体は15分か20分もあれば全部見られるし。
もうちょっと遅くてもよかったんじゃないの?



というわけで、みーんな岩陰に大集合。
そこでクイズ…『KAOを探せ!』
画面内にいます。見つけた人は50000イランリエルくらいあげるので、イランにいるうちに取りに来て下さい。



というわけで、やっと日没を迎えました。
きれいですなー。



ピンクがかった雲がいい感じです。
日没を見届けた直後、耐えかねたように(ボクらを含めた)観光客は帰路に着きました。
あー、寒かった。

ホテルに戻り、みんなでわいわいと晩御飯を食べた後は、翌朝の日の出を見るために早々と就寝。
おやすみなさい。

続きは次回。

[PON]

三連敗。

  • 2010/05/30(日) 18:47:47

<現在、イラン・テヘランにいます。ふたりとも健康です。>
*2010年5月16日〜17日の日記*


リアルタイム速報。
順調にイラン・テヘランまでやって来たはいいのですが、ビザ取りに手こずっているため、しばらく足止め状態になりそうです。
テヘランはビザ取りがほぼ唯一の目的で来たというのに、到着5日目にしてまだ申請すらできていない有り様。
各国大使館に告ぐ!
ちゃんと仕事しろ!週2回も休むな!受付時間が午前中2時間だけってどういうことじゃ!しかも街の中心部から遠すぎる!引越ししろ!
…というわけで、毎日ほとんどすることがありません。早く次の街に行きたいー。
しかも宿の周り、食べ物やが少なすぎる…。うぅ…。
以上、現状報告でした。


さて。
今回もカッパドキアKapadokya観光のお話です。

2010年5月16日はギョレメGöremeの街なかにあるギョレメ屋外博物館Göreme Açık Hava Müzesiに歩いて行ってみることにしました。
博物館は宿から20分ほどのところにあります。本当はこの日にレンタルバイクで近郊を回ろうと思っていたのですが、この日は…



なんだか猛烈な曇りっぷりでして。
雨に降られてもイヤなので、最終日である翌日の天気に賭けることにしたのです。
それにしてもちょっと歩くだけでこのにょきにょき模様。本当に不思議なところですなぁ。



壺のなる木。
何事かと思ったら、このすぐ隣に壺屋さんがありました。宣伝用なんですね。



屋外博物館という名前がついているものの、一見するとここも穴の開いた大きなにょきにょきがいっぱいあるだけです。
実際は保存状態の良い岩窟教会が集まった場所を囲って有料にした、といったところだと思います。入場料は15TL(約930円)でした。



教会内のフレスコ画は確かにこんな風に色鮮やかで、非常に保存状態がいいことがうかがえます。



これはチャルクル・キリセという教会で、キリストさん(?)がサンダルを履いていることからサンダル教会という名が付いたんだそうな。
素敵なネーミングセンスですこと。



確かに保存状態はいいのですが、個人的には画の質にいまいち魅力を感じられませんでした。



これはカランルク・キリセ、暗闇の教会といわれるものです。
光が入らなかったために非常に保存状態が良いのだそうですが、わざわざ別料金(8TL、約496円)を払って見るほどでもないかなと思ってやめちゃいました。
外観はすっごいと思いますけどね。



どちらかと言えばフレスコ画よりこういう景観の方がカッパドキアの真骨頂という感じがしますな。
以上、ギョレメ屋外博物館でした。



帰り道、はしゃいでみました。



今日の昼飯はギョズレメGözleme(5TL、約310円)。←ギョレメとかギョズレメとかややこしい
挽肉やチーズをはさんだぱりっぱりのクレープみたいな感じです。美味いっす。


天気も悪いことだし、今日の観光は午前中にて終了。
翌日の夜行バスで次の目的地マラテヤMalatyaへ移動することにしたので、オトガル(バスターミナル)周辺にあるバス会社のオフィスを回ってみました。
マラテヤに23時に着く直行便だと45TL(約2790円)というのがあったのですが、夜中に宿探しするのは面倒だということで却下。
50TL(約3100円)でしたが、20:15発マラテヤ早朝着というのがあったので、それに決定。ただしカイセリKayseriという街で乗換えで2時間待ちですが、宿泊代は浮くのでよしとすることにしました。

午後は宿の共同スペースでのんびりとこのブログの日記を書いたりして過ごしました。というか、実際の行程とだいぶ離されてしまっていたので、書かざるを得なかったわけですが。確かここではまだネパールかUAEあたりの日記を書いていた気がします。



夕方、洗濯物を回収しに屋上に上がったところ、宿の兄ちゃんがひとりで凧揚げしてました。
この夜、仲間たちと屋上でバーベキューをしていたので、野郎ども集まれー的なのろしの代わりだったのかもしれません。



この日の晩ご飯はキョフテの煮込み的な料理(8TL、約円)。
大変美味しゅうございました。



帰り道、オープンカフェ(バー?)の前を通りかかると、ものすごい人だかりが(店の周りも人だらけ)。
ここには大きなテレビスクリーンがあるのですが、みなさんどうやらサッカーの試合に夢中になっているようでした。トルコ代表の試合だったのかトルコリーグの試合だったのかはよくわかりませんでしたが、そりゃあもうすごい盛り上がりっぷりでした。



今日のワンコ。
もらった骨、凝視。



今日のニャンコ。
ゴミ箱の中からこんばんは。



今日のウマコ。
こいつ、この水の干上がった川のような場所にいつもいました。繋がれてるところみると誰かのウマなんでしょうが、問題はどうやってこの堀を上らせるかでしょうな。



今日のロバコ。
完全に燃え尽きてますね。
ちなみにこのすぐ隣に観光用のラクダがいて、『ラクダ撮影料2ドル』なる紙が貼ってありました。それに気付かずにこのロバを撮っていたところ、ラクダ飼いのおっちゃんが目ざとく見つけ、「撮影料払えー。2ドルじゃー!」と言ってきたのですが、「いやいや。撮ったの、ラクダじゃなくてロバだから。」と言って逃げ切りました。

…って、こんなことやってるから毎回無駄に長くなるんだな。


翌17日は朝から素晴らしい快晴。
今日は予定通り、レンタルバイクでギョレメ周辺の見どころを走り回ってみることにしました。

朝食後、とりあえずチェックアウトを済ませ、宿の兄ちゃんに荷物を預かってもらってからレンタルバイク屋へ。
レンタルバイクは4時間で30TL(約1860円)、最終的なガソリン代は8TL(約496円)だったので、全部で38TL(約2356円)でした。
公共の交通機関を使うよりは高いですが、行きたいところへ待ち時間なしで効率よく行けるし、好きな時に止まれるし、何より気持ちがいい!
…と、いいこと尽くめのはずだったんですが。まぁ、そのうちわかります。



まぁ、とにかく2人乗りでレンタルバイクでの観光スタート!



ギョレメの中心部を少し離れると、交通量はグンと減りました。ちょっとデコボコした道でしたが、比較的走りやすい道です。
天気もいいし、景色もいいし、風を切って走るのは気持ちいい!
一応地図を見ながら走っていたのですが、どこが地図に載っている場所かよくわからないところもあったので、地名とか結構曖昧です。



これはチャウシンÇavuşinというところですかね。
天然の岩と人工の建造物が渾然一体となった感じです。もらった地図に地名が書いてあるだけで特に説明はなかったので、これが何なのかはよくわかりません。

次はパシャバーPaşabağiというところにやって来ました。
車道から外れて、ちょっとした丘をバイクで登っていくと…



うぉー!すげー!
何だかよくわからないけど、手前も奥もえらいことになってるー!
そしてこっちも…



すげー!
おでこ全開ー!←そこじゃない
キノコ生えまくりー!
これぞザ・カッパドキア!って感じです。



いぇーい!
天気はいいし、景色はいいし、テンション上がりまくりです。

…さて。
このレンタルバイクでの観光、実はボクらふたりに重要な使命が課せられていました。
何かと申しますと…
ボクらと一緒にカッパドキアに来ていたテリーさんと耕平さん、2人も我々と同様、以前の日記にも書いたようにそれぞれにレンタルバイクで走り回ったのですが、実は2人とも転倒してしまっていたのです。2人とも怪我はなかったものの、テリーさんはバイクのどこかがばっこり外れ、何となく直して返却したところお咎めなし。一方の耕平さんはバイクの一部が破損してしまい、返却時に見咎められ修理代として50TL(約3100円)を徴収されてしまったんだそうな。
聞けば、2人とも同じようなところで転んだらしい。たいてい車道と駐車場の間には砂利が敷いてあって、2人ともそこを通る時にズルっといってしまったとか。
2人からはくれぐれも砂利の上を走る時は気を付けるように、というか車道から外れる時はバイクを降りた方がいいとの忠告を受けていました。
「ボクらも同じレンタルバイク屋で借りて、2人のかたきを取ってくるよ!」くらいに言っていたのですが…

テリーさーん、耕平さーん…三連敗です

丘を下って車道に出ようとした直前、ズルっといっちゃいました。2人分の体重を支えきれず、車体は横倒し。
あぁぁぁぁぁ、わかっていたことなのにぃぃぃぃぃ。
ボクが「大丈夫大丈夫!」とか言ってそのまま車道に出ようとして、この有り様。
耕平さんから聞いていた破損の具合より、こっちの方がひどい気がする。2、3ヶ所割れてる感じだし。車体に擦り傷いっぱいだし。おまけにふたりとも手に擦り傷まで作ってるし。
上がりまくっていたふたりのテンション…一気に下がりました。
あぁ、幾ら取られるんだろう…。
うーむ、あの砂利はあのレンタルバイク屋の陰謀に違いない。
…なんて言ってても始まらないので、下がりきったテンションのまま、観光再開。



にょきー!←実際のテンションとは異なります



にょきにょきにょきにょきー!←くどいようですが実際のテンションとは異なります
キノコの森ですな。
重ねて言いますが、これらは全て自然にできたものです。

えーっと、そろそろキノコの栽培写真に飽きてきたかもしれませんが、もうしばらくお付き合い下さい。
ちなみにこの後はちょっとうわの空で走っていたので、どこがどこだかあまり覚えていません。



これは…どこでしたっけね。Devrebt Valleyとかいうところだった気がします。
一面のキノコ畑ですね。



これは…道ばたのどこか。
後から上に石をのっけたかのようですな。



これは宿のあるギョレメからも見える、ウチヒサルUçhisar。
「尖った岩」という意味の巨大な一枚岩の城塞が中心になっています。
すごい眺めですなー。



これは…穴の開いた岩ですな。←投げやり

これであらかじめ走ろうと思っていたルートをぐるっと回ったことになります。
返す前にガソリンを入れようとスタンドに行ったところ、「今日はもう終わり!」って言われました。
…えーっと、まだ昼過ぎなんですけど。
売り切れたんでしょうか。
仕方なく別のガソリンスタンドで給油しました。

…さて。
いよいよ運命のバイク返却です。
本当に申し訳ないとは思ったのですが、できれば気付かれずに返せたらいいな作戦でいくことにしました。
内心はおそるおそる、しかし「無事帰ってきましたよー。何でもないですよー。」という風に堂々と、かつにこやかに返してみました。
するとバイク屋のおっちゃんも「おぉ、帰ってきたか。じゃあ、はい、これがパスポート。」(←バイクを借りた時に預けていた)といった風に、バイクを見ても特に何を気にするでもない様子。
お、これはいけるかなーと思って店を去ろうとした時…
バイク屋のもう1人の兄ちゃんが「これ…。」と破損部分を指差しているではありませんか。
万事休す!
…と思ったのです、
バイク屋のおっちゃんはチラっと見ただけで、なぜかもう行っていいよという仕草。
結局、お咎めなしでした。
あぁ、ごめんなさい。
でもよかったー。


ホッとしたところで、おなかがすきました。



今日の昼ご飯はピデというトルコ風ピザ(7TL、約434円)。
生地はパリっとしていて、上にたっぷりとのった挽肉も美味い。
カッパドキア、特にギョレメはトルコでも有数の観光地のため、いわゆる安食堂がほとんどなく、食事代が非常に高くついてしまいます。
そんな時、昨日の昼に食べたギョズレメやこのピデは比較的安く、思いの外ボリュームもあるので助かります。まぁ、これでも他の街よりは高いんですけどね。


バスの時間までまだ結構あったので、また宿でブログの更新なんかをして過ごしました。
もうチェックアウトした後なのに、WiFiは使わせてくれるし、無料でシャワーも使わせてくれるし。
兄ちゃん、ありがとう
それにしてもこの宿は非常に居心地が良かったです。宿の兄ちゃんはすごく感じのいい人なのですが、こっちから何か言わない限りは全然干渉してこないし。
まぁ、少々ほったらかし過ぎな感じがしないわけでもありませんが(笑)。ちょいちょいいなくなるし。
この宿で我々にからんでくるのはイヌくらいなもんでした。




めっちゃからまれてる人。

[PON]