だらだらイスタンブール。

  • 2010/08/02(月) 06:40:49

<現在、クロアチア・スプリットにいます。ふたりとも健康です。>
*2010年7月18日〜25日の日記*


さてさて。
前回書いたように、今回のイスタンブール滞在の目的はルート検討と情報集めだったため、正直言ってほとんど出かけていません。
特別にしたことと言えば、ガイドブックのコピー、カメラの修理、メガネの修理ってところかな。

ガイドブックは東欧、中東、エジプトの分をコピーしたら…どえらい量になりました。
重いっす。
ちなみに1コピー0.05TL(約3円)、安いですな。

カメラは例のタイで気絶してしまった時にポケットに入っていて、そのショックで壊れてしまったものです。
放棄する(もしくは日本へ送る)かどうか迷っていたのですが、いつか修理しようと思って持ち歩いていました。
100TL(約6000円)もかかっちゃいましたが、ばっちり直りました。
しかも1時間くらいで。
トルコ人、やるやん。

メガネはどこでだったか忘れましたが、プラスチックのつるが真っ二つに折れてしまっていたものです。
ずーっと予備のメガネを使っていたのですが、ボクはめちゃくちゃ目が悪いので、もしもそっちも壊れたらと思うと気が気ではありませんでした。
数件メガネ屋を渡り歩いてみたのですが、ひと目見ただけで「無理。」と言われ続け、辿り着いたとあるメガネ屋。
何とかしてみようと言ってくれて、待つこと20分。
だいぶか弱い感じではありますが、何とか使用に耐える程度には直してくれました(10TL、約600円)。
おっちゃん、ありがとう。
とりあえずはこれで何とかなりそうです。


毎日の楽しみといえば、やっぱり食事です。
朝兼昼ご飯は節約のために自炊していました。
まぁ、自炊と言ってもサンドイッチとかパスタとかですけど。
比較的質素に安く済ませていた分、晩ご飯は毎日美味いものを食べていました。
前回の日記にも書いたように最初の3日間は元料理人のタムさんがいたので、彼の手料理をみんなで美味しくいただきました。


鳥飯とチキンスープとチキンサラダの鳥づくし。


鳥のすき焼き。


チキンカレーとサラダ。
いやぁ、どれもこれも美味かった。
ちなみに毎日鳥ばっかりなのは、安いからです。1羽丸ごとで4〜5TL(約240〜300円)だそうです。

タムさんがブルガリアへと行ってしまった後は飯を作る人がいなくなってしまったので、毎晩みんなで食堂通いになりました。


だいたい夜8時くらいになんとなく集まって、晩飯ツアーへ。
一番多い時は8人くらいいましたかね。


行きつけは通称「2リラロカンタ」、安くて美味いロカンタ(食堂)です。


ある日のメンバー。
みんな、よう食べますなぁ。


両国出身の不思議な2人組と一緒に。


宿の共同スペースにて。
前回滞在時と同様、今回もなかなかおもしろいメンバーでした。
毎晩ビールなんかを飲みながら、いろんな話をしましたなぁ。
旅の話はもちろんのこと、宗教についてなんて真面目な話をしたと思えば、47都道府県でどこが一番マイナーか(県名から連想するものがいかに少ないかを競う)なんて話もしました。
ちなみに一晩かけて検討した結果、マイナーな都道府県第2位は佐賀県、
そして堂々の第1位は…埼玉県という結論に達しました。
埼玉県が名所も名産も一番少ないと思うのですが、いかがなもんでしょう。


メンバーの一人、ゲンくん。
彼は東京のとある超有名美容室の美容師だったそうな。
お願いしてKAOの髪を切ってもらいました。インドで切ってもらって以来なので、実に4ヶ月ぶりです。
日本ではまず切ってもらうことはないような人に、無料で切ってもらうことができました。
ゲンくん、ありがとう!
馬が困った時はいつでも言って下さい。
ちなみにゲンくんは商売道具であるマイハサミを持ち歩いているのですが、お値段ウン十万円だそうな。
うひょー。

そんな感じで楽しい毎日を過ごしていたわけですが、みんな次の目的地に向かって出発し、徐々に減っていきました。


最初からいたメンバーで最後まで残ったのはボクらとフクさん。
フクさんはもう長いことあちこちを回っている旅人です。
本当におもしろい話をたくさん聞かせてもらいました。
旅話だけでなく、旧ユーゴスラビアについてとかイスラエル・パレスチナ問題とかについて解説してもらったりもしました。
勉強不足の我々にとっては非常に役立つ話でした。
フクさん!世界のどこかで、そして日本のどこかで必ずまた会いましょう!


そんなこんなで結局イスタンブールには8泊もしてしまいました。
相変わらず居心地のいい宿でしたなぁ。

さ、移動しましょう。
いざ、東欧へ!
次回はブルガリアの話です。

[PON]

飛ばずにイスタンブール。

  • 2010/07/30(金) 07:00:39

<現在、セルビア・ベオグラードにいます。ふたりとも健康です。>
*2010年7月17日〜25日の日記*


さぁ、グルジアに別れを告げ、2ヶ月ぶりにトルコへ戻るとしましょうか。


トビリシからトルコのイスタンブールまでダイレクトで国際バスが走っています。
バスチケットはトビリシの長距離バスターミナル(オルタチャラ・バスターミナル)で既に購入済み。IKA TURIZMというオフィスで、50USD(約4500円)のところを学割で40USD(3600円)でした。
ちなみに乗車時間は驚異の25時間とのこと。
長丁場になりそうです。

というわけで、移動開始です。
7月17日、お世話になったネリ・ダリの家に別れを告げ、まずはトビリシ駅前のバスターミナルからオルタチャラバスターミナルへ(1GEL、約50円)。
そこから10:00発イスタンブール行きのバスに乗り、いざトルコへ。


ここでちょっと、ボクらが感じたグルジア人についての感想を。
正直言って、あんまり愛想がよくありません(もちろん全員というわけではない)。
それに外国人旅行者が珍しくないというわけではないと思うのですが、ボクらのような東洋人を見かけても向こうから「どこから来たんだ?」などと声をかけてくるようなことはほとんどありませんでした。
興味がないというか、関心がないというか…。
ある意味、日本っぽいかも。
そしてもう一つ…巨乳が多い
いや、マジで。


夕方、国境に到着。
みんな並ぶということを知らないため、押し合いへし合いしながらグルジアの出国審査およびトルコの入国審査をなんとか終えました。
審査自体はあっさりしたもんで、秒殺でスタンプを押されておしまい。
荷物チェックもありませんでした(グルジアで買い込んだ安いタバコが大量にあったので、ちょっとドキドキ)。


黒海の夕焼け。

(たぶん)トルコのバス会社だったため、乗り心地は非常に快適。
さすがトルコのバスはレベルが高い。
これくらいのバスじゃなかったら、長距離移動はもっと辛かったに違いない。


DVDプレイヤーの調子が悪かったらしく、客を巻き込んでの修理中。
何度もチャレンジして、無事直ったのは翌朝でした。


トイレ休憩や食事休憩を何度も挟みながらイスタンブールに到着したのは翌日の14:00ごろ。
移動時間は聞かされていた25時間よりもはるかに長い29時間
さすがにくたびれました。

イスタンブールには大きなバスターミナルが2つあるのですが、バスが到着したのはそのどちらでもないところ。
周りの人に聞いてみたところアクサライというところだというので、トラム乗り場を探し出して宿へ向かいました。
2ヶ月ぶりのツリー・オブ・ライフです。

…あれ。
見たことある人がいる。
しかもこの宿で。
前回滞在時(2ヶ月前)に毎日美味い飯を作ってくれたタムさんじゃないですか。
…え?
あれからずっといるって?
そうなんです。
1週間ほど観光に出かけたりはしたらしいのですが、基本的にはずーっとこの宿にいて、毎日マンが読んだり、みんなのために料理作ったり、ビール飲んだりしながら暮らしていたそうな。
これが長期旅行者で言うところの、典型的な「沈没」ってやつです。
まぁ、ボクらとしてはまたタムさんの飯が食えるので、うれしい限りなんですけどね。
ちなみに日本人がビザ無しでトルコに滞在できるリミットは90日なのですが、タムさんは既にそのぎりぎりまで滞在していたので、ボクらが来てから4日後くらいにあわててブルガリアへと旅立っていきました(で、ブルガリアで再会)。


さて、ボクらがイスタンブール、というかツリー・オブ・ライフへやって来た最大の目的は、次に行く予定のヨーロッパについての情報集めとルート決めです。
ツリーは各方面からやって来た旅行者が集まる場所だし、情報ノートやガイドブックも充実しているので、そんな目的には最適な場所です。
さぁ、どうやってヨーロッパを回ろうか…。

うーむ。

いつぞやの日記にも書いたことがありますが、常に無計画で旅をしているような我々にも一つだけ予定があります。
それは「ボリビアにあるウユニ塩湖に雨季に訪れること」です。
12月から2月くらいがベスト(3月は年によるらしい)なのですが、ということはあと半年後くらいには南米にいなければならない計算になります。
当初のボクらの予定ではこのあとヨーロッパ〜中東〜アフリカと移動する予定なのですが…どうやっても間に合わないこと間違いなし
あと6ヶ月しかないのに、少なく見積もったとしてもヨーロッパに3ヶ月、中東に2ヶ月、アフリカに3ヶ月…。
小学生が足し算しても、足りないことは明白です。
しかしどうしても雨季のウユニを見たい。
…ルート変更やむなし。

いろいろ考えた挙句、以下のように変更することにしました。

まずはトルコからちょっとだけ(1ヶ月くらい?)東欧を小回り。
目的はズバリ、夏のアドリア海!
現在、ヨーロッパはハイシーズン真っ只中です。
ハイシーズンになると物価や宿代が上昇し、交通機関や宿の予約も取りにくくなるので、バックパッカーにとっては非常につらいシーズンとなります。
ただでさえ物価の高いヨーロッパなのに、宿代が平気で倍に跳ね上がったりしてしまいます。
よってこの時期にヨーロッパを旅することはできれば避けたいところなのですが、東欧はその影響を比較的受けにくいし、元々の物価も安めです。
しかしクロアチアとギリシャは元々の物価も高い上、もろにシーズンの影響を受けるのですが…
真夏の太陽にきらめくアドリア海の島々を満喫したい!というわけで、あえてこの時期にその辺を回ることにしました。
(特に金銭的に)いろいろ苦労することになると思いますが、今しか見られないものがあるはず!
血を流しながら(=貴重な身銭を使いながら)島巡りでもしてこようと思います。
…ちゃんと宿、取れるかなぁ。
野宿とかになったりして(笑)。←まったくもって笑い事ではない

東欧小旅行の後はトルコ経由で中東を南下します。
シリア、レバノン、ヨルダン、イスラエルと見てからエジプトへ。
遺跡好きの我々にとって、中東はハイライトの一つです。
できればじっくりと見て行きたいので、エジプトを含めれば少なくとも3ヶ月は必要かと。
期限が決められた状態でバタバタするのはイヤですしね。

それから8月上旬から1ヶ月の間、イスラム圏(中東ではシリア、レバノン、ヨルダン、エジプト)はラマダーン(断食月)になります。
この間、公共の交通機関の本数が減ったり、食事に困ったりすることがあるらしいのですが、東欧小旅行をしている間に大方終わってしまう予定なので、都合がいいですな。

そして早ければ年内には、遅くとも年明けには南米へ飛ぼうと思っています。
そうすればウユニの雨季や夏のパタゴニアにも間に合います。
で、南米や中米を満喫したあとに再度大西洋を渡って、アフリカやヨーロッパの残りをやっつけようかと思っています。

このルートの最大の難点は金がかかりすぎることですかね。
当初の予定より少なくとも1回以上大西洋横断の回数が増えてしまうのですが、どの程度金が減ってしまうのか、正直見当も付いていません。
もしかしたらヨーロッパの一部(もしくは全部)を削らなきゃいけなくなるかもしれないなー。
まぁ、この辺は南米編を終えてみないとなんとも言えない状況です。


というわけで、ざっくりとではありますが今後のルートが決まりました。
まぁ、また変わるかもしれませんが。

こんな感じで、毎日ルート検討という名のもと、宿の共同スペースの一角にふたりで陣取って、ガイドブックやPCとにらめっこしていました。
狭い中に数多くの国がひしめき合うヨーロッパをロスなく一筆書きするルートを考えるのはなかなか難しいものです。
宿にいたメンバーの大半がこれからヨーロッパを回るという人たちだったのですが、毎日みんなで地図とにらめっこしながらあーでもないこーでもないとルートを考えるのはなかなか楽しいものでした。
…が、こんなことをだらだらーっとやっていたので、結局8泊もしてしまいました。
前回同様、今回も宿にはなかなか個性的でおもしろいメンバーが集まっていたので、夜は夜でみんなとしゃべって過ごし、気付くと夜明け前なんて毎日だったわけですが。

というわけで、次回はそんなイスタンブールでの日々について。


久々に食べるトルコ料理はやっぱり美味いなー。


ちなみに。
今回訪れる東欧から中東にかけてはかなりさくさくと移動していく予定なので、まず間違いなく日記が追いつかないと思います。
今のところエジプトまではあまりのんびりするつもりはないので、実際の行程と日記がどんどん離れていくことが予想されますがご了承下さい(っていうか、既にだいぶ離されてる)。
…と、今から予防線を張っておいたりして。
実際ボクらがいる場所は日記の書き出しと地図で確認して下さい。
何か特別変わったことがあれば、臨時速報でも出します。

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