三連敗。

  • 2010/05/30(日) 18:47:47

<現在、イラン・テヘランにいます。ふたりとも健康です。>
*2010年5月16日〜17日の日記*


リアルタイム速報。
順調にイラン・テヘランまでやって来たはいいのですが、ビザ取りに手こずっているため、しばらく足止め状態になりそうです。
テヘランはビザ取りがほぼ唯一の目的で来たというのに、到着5日目にしてまだ申請すらできていない有り様。
各国大使館に告ぐ!
ちゃんと仕事しろ!週2回も休むな!受付時間が午前中2時間だけってどういうことじゃ!しかも街の中心部から遠すぎる!引越ししろ!
…というわけで、毎日ほとんどすることがありません。早く次の街に行きたいー。
しかも宿の周り、食べ物やが少なすぎる…。うぅ…。
以上、現状報告でした。


さて。
今回もカッパドキアKapadokya観光のお話です。

2010年5月16日はギョレメGöremeの街なかにあるギョレメ屋外博物館Göreme Açık Hava Müzesiに歩いて行ってみることにしました。
博物館は宿から20分ほどのところにあります。本当はこの日にレンタルバイクで近郊を回ろうと思っていたのですが、この日は…



なんだか猛烈な曇りっぷりでして。
雨に降られてもイヤなので、最終日である翌日の天気に賭けることにしたのです。
それにしてもちょっと歩くだけでこのにょきにょき模様。本当に不思議なところですなぁ。



壺のなる木。
何事かと思ったら、このすぐ隣に壺屋さんがありました。宣伝用なんですね。



屋外博物館という名前がついているものの、一見するとここも穴の開いた大きなにょきにょきがいっぱいあるだけです。
実際は保存状態の良い岩窟教会が集まった場所を囲って有料にした、といったところだと思います。入場料は15TL(約930円)でした。



教会内のフレスコ画は確かにこんな風に色鮮やかで、非常に保存状態がいいことがうかがえます。



これはチャルクル・キリセという教会で、キリストさん(?)がサンダルを履いていることからサンダル教会という名が付いたんだそうな。
素敵なネーミングセンスですこと。



確かに保存状態はいいのですが、個人的には画の質にいまいち魅力を感じられませんでした。



これはカランルク・キリセ、暗闇の教会といわれるものです。
光が入らなかったために非常に保存状態が良いのだそうですが、わざわざ別料金(8TL、約496円)を払って見るほどでもないかなと思ってやめちゃいました。
外観はすっごいと思いますけどね。



どちらかと言えばフレスコ画よりこういう景観の方がカッパドキアの真骨頂という感じがしますな。
以上、ギョレメ屋外博物館でした。



帰り道、はしゃいでみました。



今日の昼飯はギョズレメGözleme(5TL、約310円)。←ギョレメとかギョズレメとかややこしい
挽肉やチーズをはさんだぱりっぱりのクレープみたいな感じです。美味いっす。


天気も悪いことだし、今日の観光は午前中にて終了。
翌日の夜行バスで次の目的地マラテヤMalatyaへ移動することにしたので、オトガル(バスターミナル)周辺にあるバス会社のオフィスを回ってみました。
マラテヤに23時に着く直行便だと45TL(約2790円)というのがあったのですが、夜中に宿探しするのは面倒だということで却下。
50TL(約3100円)でしたが、20:15発マラテヤ早朝着というのがあったので、それに決定。ただしカイセリKayseriという街で乗換えで2時間待ちですが、宿泊代は浮くのでよしとすることにしました。

午後は宿の共同スペースでのんびりとこのブログの日記を書いたりして過ごしました。というか、実際の行程とだいぶ離されてしまっていたので、書かざるを得なかったわけですが。確かここではまだネパールかUAEあたりの日記を書いていた気がします。



夕方、洗濯物を回収しに屋上に上がったところ、宿の兄ちゃんがひとりで凧揚げしてました。
この夜、仲間たちと屋上でバーベキューをしていたので、野郎ども集まれー的なのろしの代わりだったのかもしれません。



この日の晩ご飯はキョフテの煮込み的な料理(8TL、約円)。
大変美味しゅうございました。



帰り道、オープンカフェ(バー?)の前を通りかかると、ものすごい人だかりが(店の周りも人だらけ)。
ここには大きなテレビスクリーンがあるのですが、みなさんどうやらサッカーの試合に夢中になっているようでした。トルコ代表の試合だったのかトルコリーグの試合だったのかはよくわかりませんでしたが、そりゃあもうすごい盛り上がりっぷりでした。



今日のワンコ。
もらった骨、凝視。



今日のニャンコ。
ゴミ箱の中からこんばんは。



今日のウマコ。
こいつ、この水の干上がった川のような場所にいつもいました。繋がれてるところみると誰かのウマなんでしょうが、問題はどうやってこの堀を上らせるかでしょうな。



今日のロバコ。
完全に燃え尽きてますね。
ちなみにこのすぐ隣に観光用のラクダがいて、『ラクダ撮影料2ドル』なる紙が貼ってありました。それに気付かずにこのロバを撮っていたところ、ラクダ飼いのおっちゃんが目ざとく見つけ、「撮影料払えー。2ドルじゃー!」と言ってきたのですが、「いやいや。撮ったの、ラクダじゃなくてロバだから。」と言って逃げ切りました。

…って、こんなことやってるから毎回無駄に長くなるんだな。


翌17日は朝から素晴らしい快晴。
今日は予定通り、レンタルバイクでギョレメ周辺の見どころを走り回ってみることにしました。

朝食後、とりあえずチェックアウトを済ませ、宿の兄ちゃんに荷物を預かってもらってからレンタルバイク屋へ。
レンタルバイクは4時間で30TL(約1860円)、最終的なガソリン代は8TL(約496円)だったので、全部で38TL(約2356円)でした。
公共の交通機関を使うよりは高いですが、行きたいところへ待ち時間なしで効率よく行けるし、好きな時に止まれるし、何より気持ちがいい!
…と、いいこと尽くめのはずだったんですが。まぁ、そのうちわかります。



まぁ、とにかく2人乗りでレンタルバイクでの観光スタート!



ギョレメの中心部を少し離れると、交通量はグンと減りました。ちょっとデコボコした道でしたが、比較的走りやすい道です。
天気もいいし、景色もいいし、風を切って走るのは気持ちいい!
一応地図を見ながら走っていたのですが、どこが地図に載っている場所かよくわからないところもあったので、地名とか結構曖昧です。



これはチャウシンÇavuşinというところですかね。
天然の岩と人工の建造物が渾然一体となった感じです。もらった地図に地名が書いてあるだけで特に説明はなかったので、これが何なのかはよくわかりません。

次はパシャバーPaşabağiというところにやって来ました。
車道から外れて、ちょっとした丘をバイクで登っていくと…



うぉー!すげー!
何だかよくわからないけど、手前も奥もえらいことになってるー!
そしてこっちも…



すげー!
おでこ全開ー!←そこじゃない
キノコ生えまくりー!
これぞザ・カッパドキア!って感じです。



いぇーい!
天気はいいし、景色はいいし、テンション上がりまくりです。

…さて。
このレンタルバイクでの観光、実はボクらふたりに重要な使命が課せられていました。
何かと申しますと…
ボクらと一緒にカッパドキアに来ていたテリーさんと耕平さん、2人も我々と同様、以前の日記にも書いたようにそれぞれにレンタルバイクで走り回ったのですが、実は2人とも転倒してしまっていたのです。2人とも怪我はなかったものの、テリーさんはバイクのどこかがばっこり外れ、何となく直して返却したところお咎めなし。一方の耕平さんはバイクの一部が破損してしまい、返却時に見咎められ修理代として50TL(約3100円)を徴収されてしまったんだそうな。
聞けば、2人とも同じようなところで転んだらしい。たいてい車道と駐車場の間には砂利が敷いてあって、2人ともそこを通る時にズルっといってしまったとか。
2人からはくれぐれも砂利の上を走る時は気を付けるように、というか車道から外れる時はバイクを降りた方がいいとの忠告を受けていました。
「ボクらも同じレンタルバイク屋で借りて、2人のかたきを取ってくるよ!」くらいに言っていたのですが…

テリーさーん、耕平さーん…三連敗です

丘を下って車道に出ようとした直前、ズルっといっちゃいました。2人分の体重を支えきれず、車体は横倒し。
あぁぁぁぁぁ、わかっていたことなのにぃぃぃぃぃ。
ボクが「大丈夫大丈夫!」とか言ってそのまま車道に出ようとして、この有り様。
耕平さんから聞いていた破損の具合より、こっちの方がひどい気がする。2、3ヶ所割れてる感じだし。車体に擦り傷いっぱいだし。おまけにふたりとも手に擦り傷まで作ってるし。
上がりまくっていたふたりのテンション…一気に下がりました。
あぁ、幾ら取られるんだろう…。
うーむ、あの砂利はあのレンタルバイク屋の陰謀に違いない。
…なんて言ってても始まらないので、下がりきったテンションのまま、観光再開。



にょきー!←実際のテンションとは異なります



にょきにょきにょきにょきー!←くどいようですが実際のテンションとは異なります
キノコの森ですな。
重ねて言いますが、これらは全て自然にできたものです。

えーっと、そろそろキノコの栽培写真に飽きてきたかもしれませんが、もうしばらくお付き合い下さい。
ちなみにこの後はちょっとうわの空で走っていたので、どこがどこだかあまり覚えていません。



これは…どこでしたっけね。Devrebt Valleyとかいうところだった気がします。
一面のキノコ畑ですね。



これは…道ばたのどこか。
後から上に石をのっけたかのようですな。



これは宿のあるギョレメからも見える、ウチヒサルUçhisar。
「尖った岩」という意味の巨大な一枚岩の城塞が中心になっています。
すごい眺めですなー。



これは…穴の開いた岩ですな。←投げやり

これであらかじめ走ろうと思っていたルートをぐるっと回ったことになります。
返す前にガソリンを入れようとスタンドに行ったところ、「今日はもう終わり!」って言われました。
…えーっと、まだ昼過ぎなんですけど。
売り切れたんでしょうか。
仕方なく別のガソリンスタンドで給油しました。

…さて。
いよいよ運命のバイク返却です。
本当に申し訳ないとは思ったのですが、できれば気付かれずに返せたらいいな作戦でいくことにしました。
内心はおそるおそる、しかし「無事帰ってきましたよー。何でもないですよー。」という風に堂々と、かつにこやかに返してみました。
するとバイク屋のおっちゃんも「おぉ、帰ってきたか。じゃあ、はい、これがパスポート。」(←バイクを借りた時に預けていた)といった風に、バイクを見ても特に何を気にするでもない様子。
お、これはいけるかなーと思って店を去ろうとした時…
バイク屋のもう1人の兄ちゃんが「これ…。」と破損部分を指差しているではありませんか。
万事休す!
…と思ったのです、
バイク屋のおっちゃんはチラっと見ただけで、なぜかもう行っていいよという仕草。
結局、お咎めなしでした。
あぁ、ごめんなさい。
でもよかったー。


ホッとしたところで、おなかがすきました。



今日の昼ご飯はピデというトルコ風ピザ(7TL、約434円)。
生地はパリっとしていて、上にたっぷりとのった挽肉も美味い。
カッパドキア、特にギョレメはトルコでも有数の観光地のため、いわゆる安食堂がほとんどなく、食事代が非常に高くついてしまいます。
そんな時、昨日の昼に食べたギョズレメやこのピデは比較的安く、思いの外ボリュームもあるので助かります。まぁ、これでも他の街よりは高いんですけどね。


バスの時間までまだ結構あったので、また宿でブログの更新なんかをして過ごしました。
もうチェックアウトした後なのに、WiFiは使わせてくれるし、無料でシャワーも使わせてくれるし。
兄ちゃん、ありがとう
それにしてもこの宿は非常に居心地が良かったです。宿の兄ちゃんはすごく感じのいい人なのですが、こっちから何か言わない限りは全然干渉してこないし。
まぁ、少々ほったらかし過ぎな感じがしないわけでもありませんが(笑)。ちょいちょいいなくなるし。
この宿で我々にからんでくるのはイヌくらいなもんでした。




めっちゃからまれてる人。

[PON]

にょきにょきツアー。

  • 2010/05/29(土) 17:47:22

<現在、イラン・テヘランにいます。ふたりとも健康です。>
*2010年5月15日の日記*


さて、ようやくカッパドキアKapadokya観光のお話です。
カッパドキアの見どころをまわる手段としては徒歩、自転車、バイク、公共交通機関、ツアーなどがあるのですが、前回書いたようにカッパドキアの見どころは非常に広い範囲に散らばっています。費用、体力、効率などを考慮した結果、ごくごく近くにあるものは徒歩で、比較的近場のものはレンタルバイクで、そして自力で行くのが大変そうなところはツアーでまわることにしました。

2010年5月15日、まずこの日はツアーに参加して、ギョレメから遠いところにある見どころを一気にまわってしまうことにしました。

朝起きるとテリーさんは既にお出かけ中。
昨夜は一緒に遅くまで飲んでいたのに、夜明け前に起きて何をしに行ったかというと…



気球でカッパドキアを見ようツアーに参加したのでした。確か100ユーロ(約11500円)くらいだったかな?
なかなか楽しかったらしいです。
この日以降も、毎朝かなりの数の気球が上がっていました。

ちょっと遅れて耕平さんが起きてきたと思ったら…



ジプシー(←犬の名前)と格闘していました。
宿の兄ちゃんが飼っている犬なのですが、コイツがまたなかなかかわいいヤツで。



こんな感じで基本的には宿の兄ちゃんにべったりなんですが、ターゲットを見つけると、そりゃあもううれしそうにかまってかまって攻撃が始まります。
しかもだいたい咬まれます(甘咬みですが)。よってジプシーと遊んだ後は、よだれだらけになってしまいます。



朝食前に一休みのテリーさん。
ここの宿のいいところの一つは、このハンモックですかね。気持ちいい。
ただ昼間は直射日光にさらされるので、死ねます。



朝食はこんな感じです。
屋上というかテラスみたいなところで食べます。朝はまだ気温が高くないので、ひっじょーに気持ちがいい。


さて、ツアーに行きましょうか。
回るコースによってレッドツアー、グリーンツアーなどと分かれているのですが、ボクらはギョレメから遠いところを中心に回るグリーンツアーにしてみました。1人60TL(約3720円)で各所への入場料、英語ガイド、昼食込みです。9時半集合のツアーなのに、8時半に申し込んでも問題なしでした。
ちなみに今晩イスタンブールへ戻るテリーさんも一緒です。

10人乗りくらいのミニバスが宿まで迎えに来てくれて、出発。

まずは見晴らしのいいギョレメ・パノラマGöreme Panoramaへ。



うっひょー。すげぇ。



絶景かな絶景かな。
画面中央やや上に建物らしきものが見える辺りが、ボクらの泊まっているギョレメの街です。街自体がにょきにょきたちに埋もれているのがわかるかと思います。



調子に乗って、旗掲げてみました。



おぉ、ここにもすごい光景が…ウソです。
みやげ物屋の前に並んでいた、ちっちゃい置き物の群れを撮っただけです。



これは…山、ですね。何の山なんでしょう。
ギョレメ・パノラマからしばらく走ったところでミニバスが止まり、どうだ!写真撮れ!と言わんばかりの勢いだったので外に出て撮ってみたんですが、ちょっと寝ぼけてたんで何の山だったのかわかりません。


ギョレメの街から走ること1時間半くらい、ウフララ渓谷Ihlara Vadisiに到着。



おぉ、美しい。
全長12km、崖の高さは約100mという渓谷に、5000もの住居と105の教会などの礼拝所が残されています。



谷へ降りて3.5kmほどのミニトレッキングです。



谷底にはこんな川が流れています。



こんな穴の一つ一つが住居だったり教会だったりするわけです。



教会の内部にはこんな風にフレスコ画が残されているのですが、どこぞや(アラブ人の国?)との戦争時に傷つけられてしまったものが多い…とかそんな説明だったと思います。英語の説明だったので、いまいちはっきりせず。スイマセン。



ドンキー。

歩いていると、野生のアスパラが生えていたのでつまみ食い。マヨネーズ持ってくりゃよかった。


2時間ほどの散歩の後、昼食タイム。



川で獲れたらしい魚。
くせのない塩焼きでした。ちょっと味が薄かったかな。


午後一発目はセリメ教会Selime Katedraliです。



うぉー。かっちょいい。
うろ覚えですが、教会としてだけでなく城としての役割を果たしたこともあったりなかったり。



入り口はこんな感じ。
わくわくしますな。



壁の一部が崩れてしまって、中の様子が丸見えになっています。
たくさんある半円形のちっちゃなくぼみはハト用だそうな。



内部の様子。
ここは2階建て構造になってますな。



外に出て、上から見下ろしたところ。
車があんなにちっちゃいことから、かなり高くまで上れることがおわかりかと。手すりとか全然ないので、ちょっと怖い。転げ落ちたら、間違いなく血だらけですな。



あちこちがこんな風な穴で繋がっています。
探検したくなりますな。ここなら1日中遊んでいても飽きないかも。



はしゃいでみました。



こんにちはっ。
このツアーではここが一番よかったかも。


さて、ツアー最後を締めくくるのは、デリンクユの地下都市Derinkuyu Yeraltı Şehriです。



地下都市自体は紀元前400年頃の記録にも街の状態が記されているほど古いんだそうな。その発祥や歴史には謎が多く、一時はアラブ人から逃れたキリスト教徒が住んだこともあるとか。
以降、写真が暗いですが我慢して下さい。



地上にはなーんにもないところなのに、入り口から一歩足を踏み入れるとアリの巣のように地下へ伸びる地下都市があります。
インディージョーンズみたいで楽しいぜ。



ところどころの通路の横っちょに小部屋があり、こんな風に円盤状の石が置いてあります。



で、こっちが通路側。
小部屋側から石を押すと通路がふさがり、敵の侵入を防ぐことができるというわけです。
これってすっごいでかい石なんだけど、一回閉めたらどうやって開けるんだ?



これが地下都市の生命線、地上へと続く通気口です。
ちなみにこの地下都市、かなり涼しいです。というか寒いくらい。地下へ降りるにつれ、どんどん気温が下がっていきました。もし行かれる方は、長袖の準備が必要かと。



中にはこんな広い空間もありました。確かこれは礼拝堂だったはず。
他にも学校、寝室、厨房、食料庫、井戸などがあり、大規模な共同生活が営まれていたことがうかがえます。ちなみにデリンクユでは4万人ほどが暮らしていたんだそうな。
ガイドブックには「地下8階まで見学可能」となっているので、もっと深くまであるんでしょうね。
カッパドキアにはこのような地下都市がいくつか発見されています。



それにしても本当に迷路のようになっているので、本当に迷ってしまったらしばらく出られないじゃないでしょうかね。
KAOがこの都市で暮らす住人だったら…と考えるとぞっとしますな。←スーパー方向音痴



地上に出てきたら、見学に来ていたと思われる地元の小学生らしき子供たちに囲まれました。
見慣れない東洋人に興味津々の様子でした。



えへ。

以上でグリーンツアー終了。
盛りだくさんで、ちょっと高かったけど満足のいくツアーでした。どれも結構遠くにあるあれだけの見どころを自力でまわるのは結構大変だと思われるので、効率よくまわれるこのツアーに参加してよかった。


夕方3人で宿に戻ると、今日はレンタルバイクで観光していた耕平さんは既に帰ってきていたので、4人での最後の食事に出かけました。
そしてテリーさんはよんどころない事情とかで一時帰国(←1年以上ぶりの日本らしい)するためにイスタンブールへ、そして耕平さんは次の国であるシリアを目指してアンタクヤという街へ、2人とも今晩の夜行バスで行ってしまいました。

バスに揺られて遠ざかる2人を見送ったら、何だか急にさびしくなってしまいました。
2人とは1週間くらい一緒にいたことになりますが、おかげで非常に楽しい時間を過ごすことができました。2人ともおもしろい人でしたなー。
ぜひまた会いましょう。ルート上ですれ違うことはもう無さそうなので、日本で。
まずはうどんリベンジでもしますか。
とにかく、いい旅を!!


カッパドキア、写真が多すぎて日記がちっとも進まない…。

[PON]

にょきにょき。

  • 2010/05/28(金) 18:13:39

<現在、イラン・テヘランにいます。ふたりとも健康です。>
*2010年5月14日の日記*


さてさて。
30代半ばの3人組が老体にむち打って、2夜連続車中泊という苦行の末、カッパドキアKapadokyaのギョレメGöremeという街へ到着。23:00発の8:00着だったので、9時間ほどかかったことになります。
カッパドキアの見どころは広い範囲に点在しているので、観光の基点となる街はいくつか存在するのですが、ボクらは比較的周りに見どころが多く、しかも奇岩を利用したカッパドキアらしい宿に手頃な値段で泊まることのできるギョレメという街に宿をとることにしました。
バスが到着したのはギョレメの真ん中にあるオトガルだったのですが、降りて周りを見回すと…



岩がにょきにょきしてるー!



にょきにょきしてるよー!
なんじゃこりゃー!
すごいぜ、ここ。

オトガルの前にはホテルの紹介所があり、中には様々な宿の写真が貼られています。一応ざっと目は通したものの、結局元々目当てにしていたİshtar Pansıyonに決定。というのも、イスタンブールの宿で一緒だったテリーさんがここに泊まりに来るはずだったからです。
紹介所から電話をかけてもらうと、部屋は空いていて、しかも迎えに来てくれるとのこと。疲れた我々にはありがたいことだったので、お願いすることにしました。
程なく宿の人らしき兄ちゃんが車に乗って登場。
荷物を載せて、いざ出発!
3分で到着。
あぁ、こんなに近かったのね。申し訳ないことしちゃった。

ドミトリーはFullだったのですが、3人部屋をドミトリー料金(1人15TL、約930円)で使わせてもらうことができました。



こんな感じ。洞窟部屋ってやつなのですが、元々洞窟だったところを部屋として使っているのか、それとも洞窟部屋風に造った部屋なのかはいまいちわからず。でもいい雰囲気です。
外気温にあまり左右されず、常に涼しい感じ。というか、夜は若干寒いくらい。
共同のトイレとシャワーは清潔で、屋上にはばばーんと洗濯物を干せるスペースがあるのも助かります。共同スペースも広くてくつろげる感じだし、WiFiも無料で使いまくれるのもうれしいところです。

そんなことより…
あれ?ドミトリーはFull?テリーさんはまだ来てないんだけど、テリーさんの泊まるところは?
またテリーさんに会いたくてこの宿に泊まることにしたのに、ボクらがこの宿を選んだせいでテリーさんの泊まるところがなくなっちゃたんじゃ、本末転倒も甚だしいんですけど…。
などと3人で青くなって話しているうちに、イスタンブールよりテリーさんが到着。
…ドミトリーのベッド、空いてました
どうやら3人一緒の部屋に泊まれないので、宿の人はFullだという言い方をしただけらしい。
あぶねー。

この時点で9時頃だったのですが、耕平さんは速攻9時半発のツアーに申し込んで出かけていきました。耕平さんは世界一周航空券(有効期限1年)で旅をしている最中なのですが、予定外でアフリカに時間を費やしてしまったため、だいぶ予定より遅れてしまっているとのこと。よって今後はかなりの弾丸トラベラーにならざるを得ず、今日ものんびりなんかしていられないぜ!と言わんばかりに、2夜連続車中泊の疲れをものともせず、朝飯さえ食わずに出かけていったわけです。タフだなー。
ちなみにイスタンブールから着いたばっかりのテリーさんも、午後からレンタルバイクでカッパドキア観光に出かけるとのこと。タフだなー。
全然タフじゃない我々は、今日はのんびりして過ごすことにしました。

おなかがすいた我々はテリーさんを誘ってご飯を食べにいくことにしました。ギョレメではおいしい「壺焼き」なるものがあるらしいという噂を耳にしていたので、とあるレストランに行ってみることにしました。すると…



おぉ、すげぇ。えらいこっちゃ。
これ、ホテルです(←聞いてみたところ、値段もそんなに高くない)。ここのレストランで食べられるらしい。



レストランのテラスからの眺めもこんなに素敵。
にょきにょきしてますなー。何がすごいって、こんな景観が人工じゃなくて自然にできたもんだっつーんだからすごい。

さて、壺焼き。メニューではポット・ケバブとなっていました。



確かにポット、壺ですね。
真ん中に入っている線の上側を金属の棒で叩くと…



バコっと開きました。
壺ごと焼いた煮込み料理ってところですかね。ビーフもチキンもどちらもすっごい美味かったです。
ちなみにここではパンとスープ付きで19TL(約1178円)とかなりお高めでした。ボクらはこの店でしか食えないと勝手に思い込んでいたのですが、実際は他の店でも結構見かけ、値段も10TL(約620円)くらいからありました。でもここのが一番美味かったからいいや。

この後テリーさんも観光に出かけてしまい、残された我々はネットしたり本読んだり洗濯したりと、トルコきっての一大観光地にあるまじき時間の過ごし方をしました。ちなみにこの街はこの季節、晴れていれば非常に日差しが強く、しかもかなり乾燥しているので洗濯物はすごい勢いで乾きます。って、いらん情報でしたな。

夕方、まずはテリーさんが、続いて耕平さんも観光から戻ってきました。耕平さんはさすがに疲れてましたな。まぁ、そりゃそうだ。ツアーでの移動中のバスの中では寝まくっていたそうです。


4人揃ったところで、晩飯へ。
頑張って日本語で話しかけてくれる兄ちゃんのいる、近くのレストランで食べることにしました。
それにしてもトルコで日本語で話しかけてくる人は、みんなえらい流暢だな。トルコ人にとって日本語は習得しやすい言語なんだろうか。逆は全く感じないのだが…。



あぁ、ピントが…。向こう側のサラダに…。
ボクの頼んだチキン・ギュヴェチGüveç(10TL、約620円)。ガイドブックによれば、これも壺焼き料理ということなのですが…壺はどこ。大きな壺で調理したということなのかな?汁気たっぷりで美味い。



あぁ、ピントが…。向こう側のなんだかわからない皿に…。
KAOが頼んだマントゥMantıという料理(10TL、約620円)。ヨーグルトソースのトルコ風ラビオリです。KAO曰く、ヨーグルトの味が強すぎて、食事としてはちょっと微妙…ということだそうです。
ちなみに。もうお気づきかと思いますが、トルコ語の表記はトルコ語フォントを使ってみています(ちゃんと表示されてますか?)。さっきのマントゥのトルコ語表記Mantıのスペルの最後に違和感を感じると思いますが、トルコ語では「i」と「ı」は違う文字なんですね。大文字でも「İ」と「I」という風になります。豆知識でした。

4人での再開を祝して飲もうということになり、街なかの売店でお酒を買って帰ることにしました。
トルコで一番よく見かけるのはエフェスEFESというビールです。ビン入りのEFESがイスタンブールのスーパーでは確か2.5TL(約155円)でしたが、観光地であるギョレメではもうちょっと高かった…気がする。あぁ、うろ覚え。味はくせが無くて、結構美味いです。

帰り道、ふと顔を上げると…



うーん、これまた写真がいまいちですが、街を取り囲むあのにょきにょきたちがライトアップされていて、それはそれは幻想的な光景でした。なんだかそういったテーマパークに来たような気分になってしまいます。


あ、言い遅れましたがこんな不思議な岩たちは『ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群』として世界遺産に登録されています。ボクらにとって30個目の世界遺産です。
ここの地層は数億年前に起きた火山の噴火によって造られたもので、火山灰と溶岩が数百mずつ積み重なった末、凝灰岩や溶解層になりました。その後風雨にさらされて浸食が進み、今では硬い部分だけが残された結果、こんな不思議なことになっちゃったんだそうです。
そして紀元前4000年頃からボクらの泊まっている部屋のような洞窟住居が造られ始めました。さらに4世紀前後からはキリスト教の修道士が洞窟を掘って住み始め、天井や壁に見事なフレスコ画を残したんだそうです。
このように自然的価値だけでなく文化的価値も認められたため、ここもパムッカレ同様、世界でも数少ない複合遺産に認定されているのです。

そんな話は抜きにしても、ここカッパドキアが今まで見たどこの景色とも違うことは間違いありません。ここを世界遺産と言わずしてどこを言う!ってくらい、不思議で美しくて変てこなすごい所でした。できるなら、ぜひみなさんにも足を運んで実際自分の目で見ていただきたい場所の一つです。

次回からは(やっと)カッパドキア肝硬変…違う、観光編となります。

[PON]

白い世界と古代遺跡。

  • 2010/05/27(木) 23:32:36

<現在、イラン・テヘランにいます。ふたりとも健康です。>
*2010年5月12日〜13日の日記*


2010年5月12日のことです。
さぁ、長居したイスタンブールを離れ、次の街へ移動することにしましょうか。

前々回の日記に書いたように、パムッカレPamukkaleへはバスで移動します。
長距離バスの発着するオトガル(バスターミナルの意味)は街の中心部から離れていることが多いのですが、中心部の旅行代理店で予約するとミニバス(セルヴィスという)でオトガルまで送ってもらえます。便利なシステムですなぁ。

で、セルヴィスでのピックアップが21:00、オトガルからバスが出るのが22:30…のはずだったのですが。ボクらと同じバスでパムッカレへ向かうことになった耕平さんによると、ピックアップは20:00になったとのこと。えらい早いなぁとは思ったのですが、乗り遅れると自力でオトガルまで行かなければならなくなるので、20:00にバスチケットを予約した旅行代理店に行くことにしました。
なんでこんなことを細々と書いているかというと…
この日の晩ご飯はタムさんが牛丼を作ってくれるはずだったのに!
漬け物(パンとビールなどを駆使してぬか床作ってました)と潮汁も付くはずだったのに!
…出発までに間に合いませんでした。無念。

結局オトガルには21:00前には到着し、存分に時間を余すことになってしまいました。
やっぱり早いじゃん!←未練たらたら
腹が減ったので、オトガルのレストランで晩ご飯。



3人でケバブ三昧。美味かったっす。1人あたり11TL(約683円)と少し高め。


バスは定刻通り22:30に出発。
東南アジアや南アジアで散々数時間遅れで出発なんてことを経験しまくってきた我々にとって、定時でバスが出ることにすら感動を覚えてしまいます。

トルコの長距離バスのレベルは非常に高いです。
まずは車体がすごい。



これはボクらの乗ったバスではありませんが、どれもこれもだいたいこんな感じです。しかもほとんどがベンツ製
荷物入れも相当な人数が寝られそうなほど広いです。



これなんか時速300kmくらいでそうですな。



座席もゆったりとしたリクライニングシート。たまに革張りだったりするので、飛行機と同じくらい快適です。
そして座席の前には飛行機のようなテーブルが標準装備

そして車内サービスも素敵な感じです。
まずはパリっとした格好の車掌さんがまわってきて、手にコロンヤ(香水)を振りかけてくれます(コロンヤサービスは食堂などでもよくある)。そして水やジュース、コーヒー、紅茶などと共にちょっとしたお菓子(パウンドケーキのようなものが多い)も配られます。
路線によってはこんなサービスが2、3回あることも。



そして3〜4時間くらい毎にある休憩のたびにこんな風に車体を洗っているので、バスはいつもぴかぴかです。
ここまでやる国って、そう多くはないのでは。


予定より遅れ、11時間ほどでまずはデニズリDenizliという街のオトガルに到着。
パムッカレへはここからミニバスで向かうことになります。

パムッカレ観光は半日で十分だと聞いていたので、まずはこの日の夜にカッパドキアKapadokyaのギョレメGöremeという街へ向かうバスをオトガルのバス会社で予約。1人40TL(約2480円)でした。
頼んでみたところ、バス会社で大きなバックパックを預かってもらうことができました。

朝飯も食っていなかったので、オトガルにあったロカンタで腹ごしらえ。



どこで食ってもメルジメッキ・チョルパスというレンズ豆のスープ(手前)は美味い。2人で13TL(約806円)でした。

さぁ、ミニバスに乗ってレッツゴー!
ちなみにこのミニバス、なぜか行きが2.5TL(約155円)だったのに帰りは2TL(約124円)でした。ボられたのかな?


30分ほどでパムッカレ村に到着。
ここにはパムッカレという素晴らしい自然景観とヒエラポリスHierapolisという歴史的価値の高い遺跡があり、両方合わせて『ヒエラポリス-パムッカレ』として世界遺産に登録されています。世界でも数少ない複合遺産のうちの一つです。ボクらにとって29個目の世界遺産です。

バスを降りたところから5分くらいてくてくと登っていくと…



うぉぉぉぉぉ。なんじゃこりゃー。
一瞬、雪景色と見まごうばかりの光景が目に飛び込んできました。

入場料はパムッカレとヒエラポリス共通で20TL(約1240円)。
ちなみにここで初めて国際学生証を使おうと思ったら、「割引になるのはトルコの学生だけだよー。」と言われ、見せる前に敗北。



こんなところをてくてくと登っていきます。非常に滑りやすいので、靴やサンダルで登るのは禁止されていました。



よく見ると、足元を水が流れているのがわかるかと思います。
雪山のように見えたここは石灰棚と呼ばれ、台地上部から流れ出る石灰成分を含む湯が、長い時間を経て結晶し台地全体を覆ったものなんだそうです。



こんなの、本当に雪みたいに見えますなぁ。



ところどころ、こんな風に天然のプールができています。水が青みがかっていますな。
KAOの目が半開きなのは、周りの白い色に反射して太陽がまぶしいからです。



一瞬雪山登山にも見えますが、半袖だわ裸足だわ。
ところどころちっちゃい石がたくさんあって、結構痛い。ゆっくりとしか歩けません。
いやぁ、それにしてもすごい光景ですな。
空も青いし。



雪壁アタック!



登るにしたがって足元を流れる水の温度が上がって暖かくなってくるので、水着を着てつかっている欧米人さんたちがたくさんいました。
つーか、こんなに人いたのか…。



足湯を楽しんでいる人々。



30分くらいかけて登ると、おもむろにヒエラポリス遺跡が見えてきました。
真っ白な石灰棚と古代遺跡を同じ場所で見られる、一粒で二度美味しいあたりが素晴らしい。



一休みした後、耕平さんとは後で落ち合うことにしてヒエラポリス散策開始!
ヒエラポリスは紀元前190年に始まり、ローマ、ビザンツ時代まで長きにわたり繁栄した都市の遺跡なんだそうな。



これは確かプルトニウムといわれるところで、かつては穴の中から有毒ガスが出ており、ここに入った司祭が少量のガスを吸い、トランス状態のまま神からのお告げである信託を与えていたんだとか。
名前も恐ろしければ、やっていたことも恐ろしい。



アポロ神殿の跡ですかな。
そして奥の方に見えるのが…



円形劇場!
すごいですなー。
紀元前2世紀に造られたローマ劇場で、15000人ほど収容できるんだそうです。ステージにはギリシャ神話の神々の彫刻もあります。
当たり前ですが、今までアジアで見てきた遺跡とはおもいっきり趣きが異なるので、というか仏教寺院やヒンドゥー寺院に少々飽きがきていたので、こういったローマ!ギリシャ!みたいなものを見ると、えらい感動してしまいました。

そして…



KAO、大人気。
日本人とわかると「一緒に写真撮ろう!」となることがよくありました。トルコでの対日感情は非常に良好です。


…とまぁ、はりきってヒエラポリス見学を始めたはいいのですが、暑いこと暑いこと。
どのくらい暑いかというと…



このくらい。
一応生きているようでした。素晴らしいぐったりっぷり。
ボクらにとっても歩き回るにはしんどい暑さだったので、もう少し日が傾くまで休むことにしました。
最初に休憩した場所に戻ってみると…耕平さんはそこからまだ動いていませんでした(笑)。我々30代半ばにとって、車中泊による寝不足とトルコの直射日光はダメージがでかい。3人で木陰の芝生に座り込み、結局1時間半ほど休憩してしまいました。

気付くと雲が出て日が陰ってきたので、散策再開。ざっと紹介します。



ドミティアン門
先ほどまでの暑さがウソのような曇りっぷり。



大浴場跡だそうです。
こんなに入り口がでかい必要があるのか?



ネクロポリスといわれる辺りで、1000を超す墓が並んでいます。
長い間使われていたようで、様々な様式の墓が混在しています。

以上、大雑把ではありましたが、ヒエラポリスの紹介でした。



あ、嫌われてやんの。


また30分ほどかけて石灰棚を下り、下界へ。飯を食うところを探しましょうか。
多くの日本人観光客も訪れるからでしょうか、日本語の看板もちょいちょいありました。



申し訳ないが、まったく何を言いたいのかわからない。

昨日牛丼にありつけなかった恨みを晴らすべく、日本食があるらしい店に入ってみることにしました(上の看板のあった店ではない)。
…が。



唐揚げ定食。
…敗北でした。
リベンジ失敗。
ボクの頼んだケバブライスの方が普通に美味かったです。


ミニバスでデニズリのオトガルまで戻り、23:00発のギョレメ行きの夜行バスに乗り込みました。
これで2夜連続、長距離バスの中での宿泊となります。
水曜ど○でしょうみたいですな。

というわけで…



おやすみなさい。

[PON]

食べまくってイスタンブール&祝ってイスタンブール。

  • 2010/05/26(水) 23:18:38

<現在、イラン・マークーにいます。ふたりとも健康です。>
*2010年5月9日〜12日の日記*


さぁ、今回はまだ紹介してない、イスタンブールで食べまくったものシリーズです。

まずは店で食べたもの。



とある日に、いつぞやの日記で紹介したバルカンというロカンタ(食堂)で食べた晩ご飯。
見ての通り、煮込み料理のオンパレードになってしまいました。この煮込みのスープをパンにつけて食うと美味いんだ、これが。
右の皿はサーデ・ピラウという松の実が入ったバターライスで、上にのっているのは白インゲン豆の煮込みです。どちらもトルコの定番料理。
この日は、というかこの日も食い過ぎですね。並んでいる料理を見て選ぶというシステムはいかんですな。どれも美味そうで、ついつい頼み過ぎてしまいます。2人で16TL(約992円)でした。



とある日の昼ご飯。
チキンケバブとアイランです。
アイランとは甘くない飲むヨーグルトで、塩を入れて飲む人もいるんだそうです。個人的にはちょっとぐらい甘い方がいいんですけどね。
ちなみにヨーグルトはトルコが発祥なんだそうな。知らなんだ。

とある日、宿の人に「2リラロカンタ」なるものの存在を教えてもらいました。実際は全部1品2リラというわけではないのですが、だいたいその前後の値段で食べることができるそうな。
歩くとちょっと遠いのですが、安くて美味いもののためならどこまでもということで、竜太さんと3人で行ってみることにしました。
ちょいと迷いましたが、無事到着。ちなみに竜太さんは3度目にして初到達(前2回は迷って未到達だったらしい)。



美味そうな料理と共に、ロカンタの兄ちゃんが歓迎ムードでお出迎え。



安いし美味そうだし、ということで3人して調子に乗って頼みまくり
パンは食い放題、水も無料で付きます。3人でこれだけ食って、1人あたり7TL(約434円)でした。
魚(アジかな?)の揚げ物がかなり美味かったです。左のお盆の真ん中はキョフテという牛と羊の挽肉で作った肉団子の煮込み料理で、キョフテはトルコの定番メニューの一つです。右上のデザート(シロップたっぷり系)も1皿1TL(約62円)でした。
その他の料理もボクら的にはかなり美味いと思いました。メニューも豊富なところがうれしい。



というわけで、当然翌日もふたりで来てみました(竜太さんは次の街へ旅立ってしまった)。
手前のスープには短いパスタのようなものが入っていました。食い放題なのをいいことに、ふたりともパン取りすぎですね。



ロカンタからの帰り道、こんな店を見かけました。ピクルス屋さんなのかな?
トウモロコシの味の想像がつかん。


さて、ここからはボクらが泊まっているTree of Lifeで食べたシェア飯の紹介。シェア飯とはみんなでお金出し合ってみんなで作ってみんなで食べよう!というものなのですが、いつぞやの日記にも書いたように滞在中だった旅仲間の2人が元料理人ということもあり、基本的には彼らが作ってくれた料理の紹介ということになります。

2010年5月10日は旅仲間の1人、テリーさんの誕生日。この日は耕平さんが腕を振るってくれることになりました。
夕方、ずいぶんいい匂いがするなぁと思ってキッチンを覗きに行くと…



フライパンの中に鳥がいるよ!しかも丸ごと1羽!!
想像をはるかに超える光景に、みんなのテンションは一気に上がりました。



今日のメインシェフ、耕平さんです。
彼はボクと同学年。世界一周航空券を使って世界一周中で、アジア、ヨーロッパ、アフリカを制してここまでやって来たそうです。特にアフリカ大陸は東だけでなく西アフリカも回ってきたという強者(東〜南アフリカというルートが一般的で、今のところボクらもその予定)。かっこいいっす。
耕平さんとはたまたまルートが一緒でイスタンブールを離れた後も数日間一緒に行動したので、この後も登場します。



というわけで、まずは草に埋もれた鳥さんがやって来ました。
待ちわびたハイエナの群れの中に放り出された鳥さんは、そりゃあもうものすごい勢いで骨だけになってしまいました。
お腹の中にはご飯が詰め込まれていたのですが、これがまた美味いこと美味いこと。チキンの旨みを存分に吸い込んでました。
鳥の周りの草むらはイタリアンパセリ。肉と一緒に食うと、これまた美味い。
いやぁ、素晴らしいっ!
ちなみに耕平さんはこうやって鳥を丸ごと焼いたのは初めてだったそうな…。うーむ、耕平シェフおそるべし。



続いて出てきたのはパスタ2種。左がボンゴレ、右がバジルソースのパスタです。
耕平さんは元々イタリアンの店で働いていたそうなので、これぞ真骨頂。
本当にめちゃくちゃ美味かったです。
特にバジルソースのパスタはボクにとってもKAOにとっても、今まで食べたパスタの中で1、2を争う美味さでした。いや、マジで。
当然これらパスタもものすごい勢いでなくなってしまいました。

これにスープが付いて、1人4TL(約248円)。
素晴らしい!
本当に美味しかったです。これからずっと耕平さんと一緒に旅したいくらいでした(笑)。


さて翌5月11日はKAOの記念すべき○○回目の誕生日!←正確な数字を書いたら殺されかけた
本来ならこの日の夜のバスで次の街へ移動する予定だったのですが、その話をしたところ「せっかくだからみんなでうどんでも打って祝おう!」(←なぜうどんだったかは不明)ということになり、滞在を1日伸ばすことにしたのです。

昼ご飯を食べて宿に戻ると、既にうどん作りが始まっていました。



小麦粉に塩と水を混ぜたうどんだねをビニール袋に入れて、一生懸命踏んでいるところです。1時間くらいやりましたかな。



1時間ほど寝かせたあと、今度は伸ばします。
麺棒がないので、ワインのビンで代用。意外とスムーズ。



畳んで…



切る。



あとはほぐして粉をまぶし、余分な粉をはたいて準備完了です。

…とこんな感じでサクサクと作業は進んだように見えますが、実はこれ、全員うどんなんか打つのは初めてです。
「みんなでうどん打とう!」と言い出したのはテリーさん(うどん伸ばしてる人)だったのですが、別に彼も過去に作ったことがあったわけではありませんでした。つまりみんなものすごい探り探りの中で作業は行われたのです。完全な見切り発車でしたが、おもしろかったから良し。
さて、どんなうどんができるのでしょうか。

今日誕生日のKAOにテリーさんがトルコのお菓子をプレゼントしてくれました(甘いもの好きのテリーさんに昨日あげたチョコレートのお返し)。
もちもちねっとりとしたプリンのようなものなのですが、混ぜ込まれているのはなんと細ーくほぐされた鶏肉。別に鶏肉の味がするわけではないので、全体としては甘くて美味しいのですが、いまいち鶏肉の必要性が感じられない。
世界には不思議な食べ物があるものです。

さらにテリーさんから素敵なプレゼントが。

トランペットでバースデーソング!かっこいい!!
テリーさんは世界一周航空券を使って、東回りで世界一周中。オーストラリア、中南米、北アフリカ、ヨーロッパを制してここまでやって来たのですが、既に1年オーバー。世界一周航空券の有効期限は1年間なので、ユーラシア大陸をほぼ丸々残して期限切れです(笑)。
バースデーソングはちょいちょい音を外していましたが、南米滞在中に思い立って購入し(それまで未経験)、まだ練習中とのことなので大目に見てあげましょう(笑)。
ワインと甘いものをこよなく愛するテリーさんですが、彼ともまた次の次の街で再会するので、再登場します。

さぁて、肝心のうどん。どうなったんでしょうか。



お。
意外とそれっぽい。



見た目はうどんですな。というか、味もうどんでした。腰が足りなくて、ぶちぶち切れやすいことにさえ目をつぶれば。
ちなみに麺つゆは本日のメインシェフであるタムさんが鯛のアラを焼いたものなどで作ってくれました。すげぇ。

しかしうどんっぽいうどんだったのはここまで。2回目3回目は麺同士がくっついちゃって、うどん団子というかすいとんみたいになってしまいました。ゆでる前に下の方になっていたものが、水分と重さでくっついてしまったようでした。切った後にまぶした粉を落としすぎたのが原因かな?
うーむ、無念。麺つゆは非常に美味しかったのに、残念な感じになってしまいました。ぜひどこかでリベンジしたい。



ひたすら天ぷらを揚げ続ける今日のシェフ、タムさんと耕平さんです。かっこいいですなぁ。
本来今日のメニューは「天ぷらうどん」の予定だったのですが、コンロの関係でうどんと天ぷらの調理が同時進行できなかったので、「うどんと天ぷら」になりました。



ナスの天ぷら!



エビのかき揚げ!←ハイエナの群れに「待て」をかけている状態

他にもタコ、イカ、鯛の天ぷらがでてきました。
まぁ、どれもこれも美味いこと美味いこと。しかも1人あたり6TL(約372円)。
旅先でのいい宿の第一条件は「共同キッチンがあって、かつ料理人が宿泊中であること」に決定。

タムさん、耕平さん、毎日美味しい料理を本当にありがとうございました
そしてあんなに大人数分(毎日10人前以上)の料理、ご苦労様でした。
美味しい料理を作ることって本当に人を幸せにできるなぁと、改めて実感しました。

そしてTree of Lifeにいたみなさん。
みなさんのおかげで、旅先のトルコで素敵なKAOの誕生日を迎えることができました。
本当にありがとうございました



というわけで。
KAO、37歳の誕生日おめでとう!←書いてやった

[PON]