飛ばずにイスタンブール。

  • 2010/07/30(金) 07:00:39

<現在、セルビア・ベオグラードにいます。ふたりとも健康です。>
*2010年7月17日〜25日の日記*


さぁ、グルジアに別れを告げ、2ヶ月ぶりにトルコへ戻るとしましょうか。


トビリシからトルコのイスタンブールまでダイレクトで国際バスが走っています。
バスチケットはトビリシの長距離バスターミナル(オルタチャラ・バスターミナル)で既に購入済み。IKA TURIZMというオフィスで、50USD(約4500円)のところを学割で40USD(3600円)でした。
ちなみに乗車時間は驚異の25時間とのこと。
長丁場になりそうです。

というわけで、移動開始です。
7月17日、お世話になったネリ・ダリの家に別れを告げ、まずはトビリシ駅前のバスターミナルからオルタチャラバスターミナルへ(1GEL、約50円)。
そこから10:00発イスタンブール行きのバスに乗り、いざトルコへ。


ここでちょっと、ボクらが感じたグルジア人についての感想を。
正直言って、あんまり愛想がよくありません(もちろん全員というわけではない)。
それに外国人旅行者が珍しくないというわけではないと思うのですが、ボクらのような東洋人を見かけても向こうから「どこから来たんだ?」などと声をかけてくるようなことはほとんどありませんでした。
興味がないというか、関心がないというか…。
ある意味、日本っぽいかも。
そしてもう一つ…巨乳が多い
いや、マジで。


夕方、国境に到着。
みんな並ぶということを知らないため、押し合いへし合いしながらグルジアの出国審査およびトルコの入国審査をなんとか終えました。
審査自体はあっさりしたもんで、秒殺でスタンプを押されておしまい。
荷物チェックもありませんでした(グルジアで買い込んだ安いタバコが大量にあったので、ちょっとドキドキ)。


黒海の夕焼け。

(たぶん)トルコのバス会社だったため、乗り心地は非常に快適。
さすがトルコのバスはレベルが高い。
これくらいのバスじゃなかったら、長距離移動はもっと辛かったに違いない。


DVDプレイヤーの調子が悪かったらしく、客を巻き込んでの修理中。
何度もチャレンジして、無事直ったのは翌朝でした。


トイレ休憩や食事休憩を何度も挟みながらイスタンブールに到着したのは翌日の14:00ごろ。
移動時間は聞かされていた25時間よりもはるかに長い29時間
さすがにくたびれました。

イスタンブールには大きなバスターミナルが2つあるのですが、バスが到着したのはそのどちらでもないところ。
周りの人に聞いてみたところアクサライというところだというので、トラム乗り場を探し出して宿へ向かいました。
2ヶ月ぶりのツリー・オブ・ライフです。

…あれ。
見たことある人がいる。
しかもこの宿で。
前回滞在時(2ヶ月前)に毎日美味い飯を作ってくれたタムさんじゃないですか。
…え?
あれからずっといるって?
そうなんです。
1週間ほど観光に出かけたりはしたらしいのですが、基本的にはずーっとこの宿にいて、毎日マンが読んだり、みんなのために料理作ったり、ビール飲んだりしながら暮らしていたそうな。
これが長期旅行者で言うところの、典型的な「沈没」ってやつです。
まぁ、ボクらとしてはまたタムさんの飯が食えるので、うれしい限りなんですけどね。
ちなみに日本人がビザ無しでトルコに滞在できるリミットは90日なのですが、タムさんは既にそのぎりぎりまで滞在していたので、ボクらが来てから4日後くらいにあわててブルガリアへと旅立っていきました(で、ブルガリアで再会)。


さて、ボクらがイスタンブール、というかツリー・オブ・ライフへやって来た最大の目的は、次に行く予定のヨーロッパについての情報集めとルート決めです。
ツリーは各方面からやって来た旅行者が集まる場所だし、情報ノートやガイドブックも充実しているので、そんな目的には最適な場所です。
さぁ、どうやってヨーロッパを回ろうか…。

うーむ。

いつぞやの日記にも書いたことがありますが、常に無計画で旅をしているような我々にも一つだけ予定があります。
それは「ボリビアにあるウユニ塩湖に雨季に訪れること」です。
12月から2月くらいがベスト(3月は年によるらしい)なのですが、ということはあと半年後くらいには南米にいなければならない計算になります。
当初のボクらの予定ではこのあとヨーロッパ〜中東〜アフリカと移動する予定なのですが…どうやっても間に合わないこと間違いなし
あと6ヶ月しかないのに、少なく見積もったとしてもヨーロッパに3ヶ月、中東に2ヶ月、アフリカに3ヶ月…。
小学生が足し算しても、足りないことは明白です。
しかしどうしても雨季のウユニを見たい。
…ルート変更やむなし。

いろいろ考えた挙句、以下のように変更することにしました。

まずはトルコからちょっとだけ(1ヶ月くらい?)東欧を小回り。
目的はズバリ、夏のアドリア海!
現在、ヨーロッパはハイシーズン真っ只中です。
ハイシーズンになると物価や宿代が上昇し、交通機関や宿の予約も取りにくくなるので、バックパッカーにとっては非常につらいシーズンとなります。
ただでさえ物価の高いヨーロッパなのに、宿代が平気で倍に跳ね上がったりしてしまいます。
よってこの時期にヨーロッパを旅することはできれば避けたいところなのですが、東欧はその影響を比較的受けにくいし、元々の物価も安めです。
しかしクロアチアとギリシャは元々の物価も高い上、もろにシーズンの影響を受けるのですが…
真夏の太陽にきらめくアドリア海の島々を満喫したい!というわけで、あえてこの時期にその辺を回ることにしました。
(特に金銭的に)いろいろ苦労することになると思いますが、今しか見られないものがあるはず!
血を流しながら(=貴重な身銭を使いながら)島巡りでもしてこようと思います。
…ちゃんと宿、取れるかなぁ。
野宿とかになったりして(笑)。←まったくもって笑い事ではない

東欧小旅行の後はトルコ経由で中東を南下します。
シリア、レバノン、ヨルダン、イスラエルと見てからエジプトへ。
遺跡好きの我々にとって、中東はハイライトの一つです。
できればじっくりと見て行きたいので、エジプトを含めれば少なくとも3ヶ月は必要かと。
期限が決められた状態でバタバタするのはイヤですしね。

それから8月上旬から1ヶ月の間、イスラム圏(中東ではシリア、レバノン、ヨルダン、エジプト)はラマダーン(断食月)になります。
この間、公共の交通機関の本数が減ったり、食事に困ったりすることがあるらしいのですが、東欧小旅行をしている間に大方終わってしまう予定なので、都合がいいですな。

そして早ければ年内には、遅くとも年明けには南米へ飛ぼうと思っています。
そうすればウユニの雨季や夏のパタゴニアにも間に合います。
で、南米や中米を満喫したあとに再度大西洋を渡って、アフリカやヨーロッパの残りをやっつけようかと思っています。

このルートの最大の難点は金がかかりすぎることですかね。
当初の予定より少なくとも1回以上大西洋横断の回数が増えてしまうのですが、どの程度金が減ってしまうのか、正直見当も付いていません。
もしかしたらヨーロッパの一部(もしくは全部)を削らなきゃいけなくなるかもしれないなー。
まぁ、この辺は南米編を終えてみないとなんとも言えない状況です。


というわけで、ざっくりとではありますが今後のルートが決まりました。
まぁ、また変わるかもしれませんが。

こんな感じで、毎日ルート検討という名のもと、宿の共同スペースの一角にふたりで陣取って、ガイドブックやPCとにらめっこしていました。
狭い中に数多くの国がひしめき合うヨーロッパをロスなく一筆書きするルートを考えるのはなかなか難しいものです。
宿にいたメンバーの大半がこれからヨーロッパを回るという人たちだったのですが、毎日みんなで地図とにらめっこしながらあーでもないこーでもないとルートを考えるのはなかなか楽しいものでした。
…が、こんなことをだらだらーっとやっていたので、結局8泊もしてしまいました。
前回同様、今回も宿にはなかなか個性的でおもしろいメンバーが集まっていたので、夜は夜でみんなとしゃべって過ごし、気付くと夜明け前なんて毎日だったわけですが。

というわけで、次回はそんなイスタンブールでの日々について。


久々に食べるトルコ料理はやっぱり美味いなー。


ちなみに。
今回訪れる東欧から中東にかけてはかなりさくさくと移動していく予定なので、まず間違いなく日記が追いつかないと思います。
今のところエジプトまではあまりのんびりするつもりはないので、実際の行程と日記がどんどん離れていくことが予想されますがご了承下さい(っていうか、既にだいぶ離されてる)。
…と、今から予防線を張っておいたりして。
実際ボクらがいる場所は日記の書き出しと地図で確認して下さい。
何か特別変わったことがあれば、臨時速報でも出します。

[PON]

カズベキに行くべき。

  • 2010/07/29(木) 23:26:26

<現在、ブルガリア・ソフィアにいます。ふたりとも健康です。>
*2010年7月13日〜15日の日記*


トビリシからロシア国境の近くにあるカズベキという街へ、2泊3日の小旅行に行ってみることにしました。
ウズベキスタンから一緒に行動してきたスズキくんも一緒です。
街のいたるところにパンスタンドというか、立ち食いパン屋さんがあります(もちろん持ち帰りも可)。
そこで買ったチーズパンというかチーズパイ。これも前回紹介したハチャプリの一種なんだそうです。だいぶ形が違いますな。


メトロのディドゥベ駅前にあるバスターミナル。
ここからカズベキ行きのマルシュルートカ(ミニバス)が出ます(10GEL、約500円)。

カズベキまではグルジア軍道というところを通っていきます。
グルジア軍道とはロシア連邦の一部である北オセチア・アラニア共和国の首都ウラジカフカスから大カフカス山脈を越えてトビリシに至る全長210kmの街道のことです。
こんな軍道とかいうとおどろおどろしい感じがしますが…


こんな素敵な山道です。
こんな山間の道を爆走していきます。←スピード出まくり


途中休憩。
冷たくて美味い湧き水でした。


さらにうねうね曲がる山道を走っていくと、トビリシから3時間ほどでカズベキ村に到着。
トビリシのネリ・ダリの家で勧められたコバの家という宿に泊まろうと思っていたところ、どうやら連絡をしていてくれたらしく、ジープで迎えに来てくれていました。


これがコバの家
ほぼ普通の家ですな。この2階に宿泊者用の部屋(ドミトリー)があります。
ちなみにこの宿の人はまるっきり英語が通じません。しかし泊まった人の話を聞いた限りでは非常に居心地がよく飯も美味いということだったので、ここに泊まることにしました。

値段を聞いてみたところ、微妙な英語で不思議な答えが返ってきました。
「1泊2食付きでチーズ無しだと15ラリ(約750円)、チーズ付きだと20ラリ(約1000円)です。」
「…チーズ?」
「チーズ。」
「チーズが付くと20ラリなの?」
「チーズ付きで20ラリ。」
「…?」
チーズってそんなに高いんだろうか…。っていうか、そこまでしてチーズ食べたいわけでもないしなぁ…。
というわけで、チーズ無しの15GEL(約750円)でお願いすることにしました。
荷物を降ろしたところで、お茶が入ったと声をかけられました。
下に降りていくと…


チーズあるし。
どういうこと?
このチーズに手を出すと、宿泊費が5GEL(約250円)上がっちゃうんだろうか…。
…陰謀?
とか言いながら、ボクらはチーズに手を出さずにいました。

そこへ同じ宿に泊まっている韓国人がやって来ました(2度目の再会)。
彼は少しだけロシア語ができるのですが、彼にチーズの話をしたところ、大笑い。
彼によると、チーズとは「肉」という意味だとのこと。
つまり肉入りの食事だと20GEL、肉無しだと15GELということだったのです。
なぁーんだ、それなら納得。
というわけで、晴れてチーズを食べることができました。
まぁ、味は普通でしたね。


お茶と一緒に出されたお通し(?)。
インゲンの何かの煮物。美味し。


宿のテラスからの眺めはこんな感じです。
美しい山々に囲まれた、それはそれは素敵なところです。
ボクらは行ったことありませんが、日本人の間では「風の谷」のモデルだといううわさで名高いパキスタンのフンザに似ているそうです。
スズキくんは翌日トビリシに戻るということで早速散歩に出かけましたが、ボクらは山々を見ながら宿でのんびりしました。


宿の庭にある畑で収穫された野菜が晩飯に出てきているようでした。


晩ご飯です。
ナンとスープとサラダと…チーズ(笑)。
量も多くて美味かったです。

山々が夕日に染まり、闇に溶けていく様はそれはそれは美しいものでした。
周りにはなーんにもないので、音といえば川のせせらぎくらい、夜は空一面に星が瞬いていました。
いいところです。


さて、翌日。


まずは朝ご飯。
やっぱりチーズ付きでした。
リゾット風のご飯が冷たかったのが残念なところです。


グルジアのチャイ(紅茶)の入れ方がちょっと変わってまして。
このティーポットに入っているのはものすごく濃い紅茶です。これをカップに少し注ぎ、その後でお湯で薄めるという入れ方なんです。
他にこんな入れ方する国ってあるんですかね。

今日はツミンダ・サメバ教会まで散歩してみることにしました。


あの山の上にあるのが教会です。
散歩と言うよりは軽い登山ですな。
今日は天気悪いな…。


というわけで、レッツゴー。


ブタ発見!
何が珍しいかと言うと、今までトルコ〜イラン〜ウズベキスタン〜アゼルバイジャンとずーっとイスラム圏で、ブタは御法度だったわけです。
こんなところでキリスト教国に入っていたことを再認識。


こんな山道をてくてくと登っていきます。
緩やかだけどくねくね遠回りの道と急だけど近道という2種類の道があったのですが、ボクらは後者を選択しました。
雨が降ったりやんだりだったのが、ちょっと残念。


途中、こんな花畑があったりするところを1時間半ほど登っていくと、急に視界が開けました。


おー、すごいなー。
こりゃ、きれいだ。


やっと教会が見えてきました。


墓標ですかね。


これがツミンダ・サメバ教会です。
ここへは車で来ることもできるのですが、こんな山の上の教会なのに礼拝に来ている人がたくさんいました。
ちなみに女性が中に入るにはスカートをはかなければいけないらしく、KAOは大きなスカーフのようなものを借り、腰に巻きつけて入りました。
教会自体はこじんまりとしていましたが、薄暗い内部には神聖な雰囲気が漂っていました(内部は撮影禁止)。


上からの眺めはこんな感じ。
重ね重ね天候がいまいちだったのが残念ですが、それを差し引いても素晴らしく景色のいいところでした。
下りる時は1時間ほどで宿に到着。


宿に戻ると、晩ご飯の準備中でした。
これはチーズ餃子的なものを作っているところです(作っている人も一緒に撮ろうと思ったら、恥ずかしいからやめてくれと言われてしまった)。


晩ご飯。
スープパスタ(?)とピーマンの米詰め(?)とチーズ餃子(?)です。
美味し。


翌朝。


草刈り途中に立ち話をするおじさんとヒツジ。
いいですなぁ、こういう風景。

カズベキは標高が高くて涼しい(夜は寒いくらい)ので、夏場の避暑地としてはうってつけの場所だと思います。
グルジアへ行く際はぜひ!
ただ、夏でもこの気温ですから、冬場ここで暮らすのは大変なんでしょうねぇ。
実際冬場は雪でグルジア軍道が通行止めになり、いわゆる陸の孤島になってしまうことも珍しくないんだそうです。


来る時同様、3時間ほどミニバスに揺られてトビリシまで帰ってきました。
宿は前回と同じネリ・ダリの家
帰ってくると…子ネコたちがいない。
もらわれていったのか、捨てられてしまったのか…。
宿の人たちも子ネコの話題には一切触れないので、どうなったのか聞きだすことができませんでした。

宿でウズベキスタンやアゼルバイジャンで一緒だったダイスケくんと再会。
一緒に晩飯を食いに行こうということになり、一度行ったことのあるバザール近くの食堂に行くとあいにく満席。
と思ったら、地元のおっさん二人組が相席を申し出てくれました。
で…


ウォッカ祭り。←つらい
ちなみにおっさんたち(特に左)、まだ19時前だというのに既にべろべろです。


手前はオーストリというトマトベースのシチューのような料理。
鉄板にのっているのは豆腐みたいな感じでしたがよくわからず。
どちらもかなり美味かったです。


おっさんにえらい気に入られたようで。
ダイスケくん、苦笑い。
一切言葉は通じませんでしたが、歌を歌ってくれたりして楽しませてくれました。
まぁ、たとえ言葉が通じたところで、あの酔っ払いっぷりではどっちにしろ何言ってるかわかんなかったかもしれませんが。
結局ウォッカを3〜4杯くらい飲む羽目になりました。ちょっとキツかったですが、意外と美味いウォッカでしたな。


で、締めはヒンカリ祭り。←相変わらず多い
ウォッカはおごってくれた形になったので、1人当たり3.5GEL(約175円)でした。
安い。
ごちそう様でした。

[PON]

教会三昧。

  • 2010/07/26(月) 17:57:25

<現在、トルコ・イスタンブールにいます。ふたりとも健康です。>
*2010年7月12日・16日の日記*


さて。
7月12日はトビリシの旧市街へ行ってみることにしました。

トビリシ駅に隣接しているヴァグズリス・モエダニという駅からメトロに乗ります。


このエスカレーターの長いこと長いこと。
こんな深いところに地下鉄を走らせる必要があったのか?っていうくらい地下深くを走っています。
アヴラバリ駅で降りた辺りが旧市街です。


旧市街の眺め。
山の上に見えるのはナリカラ城塞跡です。


旧市街地は19世紀の街並みが保存、復元されていて、数多くの教会があちこちにあります。
例えば…


これは聖エチミアジン教会


旧市街を見下ろす位置にあるのはメテヒ(聖母)教会
ムトゥクヴァリ川のほとりにあり、戦略的な要地でもあったそうな。
礼拝に来ている人がたくさんいました。


これはスィオニ大聖堂…だったはず(みんな形が似ているので、どれがどれだったか…)。
グルジア正教の総本山に当たるそうです。
こちらも熱心にお祈りをする礼拝者がたくさんいて、内部には美しいフレスコ画がありました。
撮影禁止とは明記されていませんでしたが、何となくはばかられる雰囲気があったので止めておきました。


こちらは教会ではなく、鐘楼のようです。


二人飲み会。


ナリカラ城塞跡にも登ってみたのですが、どうやら正規のルートではなかったらしく、藪をかき分けたり壁をよじ登ったりするはめになりました。


ナリカラ城塞跡からの眺め。
そんなに広くない旧市街の中にぱっと見ただけでも10以上の教会が点在しています。


というわけで、こんな風にあちこちに神父さんがいたりします。

グルジアでどうしても食べたいものがありました。
それが…


これです。
めっちゃ美味そうでしょ?
めっちゃ美味いです。
地域により様々な形のあるチーズパン(パイの場合もある)のことをハチャプリというのですが、これはアチャラ風のハチャプリです(アチャラとはグルジア南西部の地域の名前)。
船型のパンの中に熱々のフレッシュチーズとバターと生卵。
不味いわけがない。
もう一回言います。
めっちゃ美味いです。


7月16日はムツヘタという街に行ってみました。
ムツヘタはトビリシの20kmほど北にある小さな町ですが、『ムツヘタの歴史的建造物群』として世界遺産に登録されています。
ボクらにとって38個目の世界遺産です。
ムツヘタへはメトロでディドゥベ駅まで行き、そこからマルシュルートカ(ミニバスみたいなもの)で20分くらいのところにあります。


スヴェティ・ツホヴェリ大聖堂です。
ぐるっと城壁で囲まれているということは、いろいろと大変なことがあったんでしょうな。


全景。
このスヴェティ・ツホヴェリ大聖堂はかつてグルジア正教の総本山だったそうな。
今はトビリシのスィオニ大聖堂に移ったということですな。
とにかくでかい。


真ん中はクジャクですかね。
その上は…斧を持った手?
何を意味しているかはわからず。


柱を支えているちっちゃい人。


中に入るとこんな感じ。
広いですなぁ。


真剣にお祈りしている人がたくさんいたりして、神聖な雰囲気が漂っていました。


こういうのって日本人的には踏んじゃいけない気がするんだけど、地元の人は意外と踏んでた。


美しい画ですなぁ。
マリアさんですかね。


これはキリストさんですかね。
宗教系の絵画って、リアル過ぎてたまにちょっと怖い。

ムツヘタには他にも…


サムダヴロ教会とか…


ジュヴァリ大聖堂とかがあります。
こっちの方は徒歩で片道1時間半ほど山道を登らねばならないということだったので、あっさり止めました。
…だってー、暑いんだもーん。

こんな感じでムツヘタ観光終了。
そんなに見どころが多いわけではないですが、なかなか街の雰囲気もいいですしトビリシからも近いので、グルジアへ来た際にはぜひ。


全然関係ないけど…


グルジアで見かけたきのこの山のバッタもん。


トビリシに戻って、バザールの近くにあった惣菜屋さん
みんなすっごいフレンドリーで、たくさん試食させてくれました。
グルジアはワインが有名なんですが(発祥の地という説もあるらしい)、ここではワインの量り売りもしていて、試飲もさせてくれました。
ボクらは普段ワインは飲まないですし、特に赤ワインは渋くてあまり好きではない方なのですが、飲ませてくれた赤ワインは非常に飲みやすくて美味しかったです。
ちゃんと聞いてはいませんが、値段も非常に安いそうな。


その惣菜屋で買ってきたもの。
ジャガイモの炒めたやつとナスの煮物とサラダ。別にパンを買って、全部あわせて2.6GEL(約130円)。
めっちゃ安くて、めっちゃ美味い。しかも腹いっぱい。
これがグルジア料理かどうかは知らないですが、グルジアは飯が美味いです。

[PON]

グルジアでお腹いっぱい。

  • 2010/07/22(木) 21:58:23

<現在、トルコ・イスタンブールにいます。ふたりとも健康です。>
*2010年7月10日〜11日の日記*


お久しぶりです。
WiFiがつながるはずの宿に来てみたら、WiFiが不調でした。
加えて現在大幅なルート変更を検討中で、毎日その下調べをしているので、日記もあんまり進んでいません。
コメント返しやら何やら、もうしばらくお待ちください。


7月10日、今日はアゼルバイジャンからグルジアへと移動する日です。
列車は夜だったので、日中はのんびりと過ごすことにしました。

バクーの街もウズベキスタンに負けず劣らず暑く、日なたにいると干からびてしまうので、マクドナルドへ避難
「WiFi」と書いてあったのですが実際は使えず、その代わり1日2AZN(約240円)で使い放題の電波を拾えたので、ジュース1杯で粘りながらブログの更新などをして過ごしました。


さぁ、グルジアへと移動しましょう。
22:00発グルジア・トビリシ行きの国際列車です。列車での国境越えはボクらにとって初めての経験です。


列車の前で記念撮…おっさんおっさん。


改めて記念撮影。
ボクらを含め宿で一緒だった7人の内、6人(1人写ってない)が同じ列車でトビリシへ向かうことになりました。


逆光で見づらいですが、4人コンパートメントはこんな感じです。
で、今回も…暑い。
列車が動いている間はエアコンから冷風が出るのですが、かなり弱いのでコンパートメント全体の温度が下がるまではかなり時間がかかりました。

出発して1時間ほど経ったところで故障で進まなくなるというハプニングがありましたが、30分ほどで代わりの機関車がやってきて事なきを得ました。

翌朝9時半ごろ国境に到着。
出国審査は列車に乗ったままで行われました。
係員がパスポートを集めていき、ちょろっと荷物検査があって、1時間ほどでパスポートを返してもらって終了。

少し進んだところで、今度はグルジアの入国審査です。
現在、日本人は90日以内の滞在であればビザが必要ありません。
アゼルバイジャン出国時とほとんど同じような感じで、こちらも列車に乗ったまま1時間ほど待っている間に終了しました。

というわけで、19ヶ国目グルジアへ入国!
ちなみに英語名はGeorgiaでジョージアと読みますが、正式名称はサカルトヴェロSakaratveloと言うらしいです。
グルジア正教というキリスト教の国で、国旗にもばばーんと十字架が4つも描かれています。ボクらにとっては始めてのキリスト教国ですな。
日本との時差は今夏時間で5時間、通貨単位はラリ(GEL)で1GELが50円くらい…だったかな。


というわけで、さらにしばらく走ってトビリシ駅に到着。
駅から歩いて5分くらいのところに目当ての宿ネリ・ダリの家を発見。
一般の家の一部にベッドを並べて宿として営業しており、もうずいぶん昔から日本人の常宿として定着しているそうです。
シャワーやトイレは家の人と同じものを使うので、もちろん共同です。
宿の人の気まぐれでたまにおかずが出てきたりしますが、基本的には食事なしで1泊15ラリ(約750円)です。


部屋はこんなんです。
シャンデリアがあったり、ちょっと過ごそうな画が何枚も飾ってあったりして、かつてはお金持ちだったっぽい感じですな。


ネリ婆ちゃん(もしくはダリ婆ちゃん←どっちかよくわからない)がピアノを披露してくれました。
素敵な宿です。

もう一つこの宿の素敵なところは…


ネコです。
生まれて間もない感じですな。


食後。


密集。


カバン探検。


つかれた。


お母さんもつかれた。←これ、下をのぞきこんでるのではなくて爆睡してます


腹が減ったので、飯を食いに出てみました。


近くのバザール。
バザールの横っちょにあった食堂に入ってみました。
英語がまるで通じない。
おまけにメニューがまったく読めない。
グルジアの文字、結構変わっています。


とある新聞。
ね?読める気しないでしょ?
これがグルジア文字です。丸っこくて、ちょっとかわいらしいけど。

と思っていたら、店にいたお客さんがたまたま英語を話すことができたので、そのおっさんを通じて何となく注文完了。


泡立ち過ぎのビール!…ではなくてアイスコーヒーです。
グルジアでのアイスコーヒーはこのスタイルが標準っぽいです。


チキンとジャガイモとタマネギの鉄板焼き。
何という料理なのかも、そしてグルジアっぽい料理なのかもわかりませんが、おっさんが食っているものが美味そうだったんで同じものを注文してみました。
がっつりニンニクが効いていて美味し。

グルジアでよく食べられる料理の一つにヒンカリというものがあります。
肉まんもしくは水餃子のようなもので、少しずつ形や味付けが違うものの、中国から中央アジア(マントゥと呼ばれる)にかけて全土で同様の料理があります。
美味しいと聞いていたし、腹も減っていたので1人5個ずつ注文してみたところ…


でかい!
タバコと比べてもらったらおわかりになるかとおもいますが、1つが握りこぶし大よりちょっと大きいくらい。
しかしポリシーとして残すわけにはいかーん!
というわけで結局ボクが6個、KAOが4個たいらげました。
…鼻から出るかと思いました。
ただし、めっちゃ美味かったです。
皮の厚い巨大な餃子の中にスープがたっぷり!って感じです。
まぁ、スープが熱すぎてヤケド必至ですが。


ってな感じで、グルジア初日は終了。
ちなみにこの国も暑いです。
寝苦しい日々でした。

[PON]

バクー散歩。

  • 2010/07/16(金) 01:51:16

<現在、グルジア・トビリシにいます。ふたりとも健康です。>
*2010年7月9日の日記*


さて、アゼルバイジャン滞在2日目。
翌日にはお隣の国グルジアトビリシという街に移動することにしていたので、まずは国際列車の予約をしに行くことにしました。


同宿の日系アメリカ人&オーストラリア人が地元の人と一緒に駅へ行くというので、同行させてもらうことにしました。


旧市街をてくてく。
前方に見えるのは昨夜見た乙女の塔
どの辺が乙女?と思っていたら、正確に訳すと「乙女の塔」ではなくて「処女の塔」、つまり陥落しないという願いを込められてそう名付けられたのだとか。


お、昨日見た宝箱の正体はおみやげ屋さんだったんですな。

バスに乗って駅へ。
同行してくれた地元の人がボクら6人のバス代を払ってくれました(本当は0.4AZN、約48円)。
ありがたいことです。


これは旧駅舎。隣にビルのような新駅舎があり、チケットはそちらで。
パスポートナンバーや名前を間違えられて印刷されるという小さなハプニングはあったものの(←国際列車なのでこれが間違っていると後で問題になるらしい)、地元の人がいてくれたおかげで大きな混乱もなく、無事にチケットをゲット。
7月10日の22:00発グルジア・トビリシ行き国際列車の2等寝台で、27AZN(約3240円)でした。


お腹が空いたのでご飯にしましょうか。


山積みになっているのはケバブサンド。
あとはサラダとかスープとか…いろいろ。←忘れた
1人当たり3.2AZN(約382円)でした。


お腹も満たされたところで、街をぶらぶらしてみることにしました。


なんだ、この近未来的な感じ(何の建物かは知らん)。


タゼ・バザールへ寄ってみました。


(たぶん)カスピ海で取れた魚が魚がどっさり。


謎のおじいちゃんに捕獲されるKAO。
気に入られたらしい。


ちょっと岡田真澄似。


ドミノに熱中する大人たち(しかも賭けてる)。
仕事しろよ。


プラムの値段交渉中。
言い値5AZN(約600円)が3AZN(約360円)になりました。
…が、思いの外酸っぱかった。


バクーの陽気なおっさん。


日本語のガイドブックに夢中。


バクーの陽気な子供。


バクーの陽気な若者。
右の赤Tシャツの人はイヤホンで自分の世界に入り込み、踊りまくっています。


街角でうたた寝。
今日はよく歩きました。


バクーはのらネコ天国でした。


街のいたるところにネコが。


こんなところにも。


こんなところにも。
お尻出てますよー。


こんなとこ…これは石像ですな。
かなり高いところにあるので、気付く人は少ないんじゃないかと思います。
こういう遊び心がおもしろいですな。


こんなのもありました。


世界最大の湖カスピ海
でかいです。対岸なんて、まったく見えません。
琵琶湖の実に560倍、日本の国土面積に匹敵するんだそうな。
淡水湖なのか塩水湖なのか、舐めて調べてみよう…と思ったら、油が浮いていたので止めました。健康を害してまで知りたい話題ではない(Wikipediaで調べたら塩水湖だそうな)。
ちなみにカスピ海はキャビアが取れるチョウザメが多数生息していることでも有名ですな。


風にたなびくアゼルバイジャン国旗。


晩ご飯にしましょうか。
適当に食堂らしきところに入ってみました。


野菜の煮込みと…


スープ。
これにナンが付いて8ANZ(約960円)でした。

この食堂では入り口辺りに大きなバットに入った料理が並んでいて、それを指差しで注文するスタイルでした。
トルコでロカンタと呼ばれていた安食堂と同じ形式なのですが、値段はトルコよりちょっと高い感じです。
ちなみにアゼルバイジャンはドネルケバブがあちこちで回っていたり、ロカンタがあったりとトルコを感じさせるものが多いのですが、その際たるものが文字です。
バクーの街なかではトルコ語表記をいたるところで見ることができます。アゼルバイジャン語表記よりトルコ語表記の方が圧倒的に多い感じです。
なぜなんでしょうな。

それからアゼルバイジャンを含む南カフカスは美人が多いと聞いていたのですが、確かにそう感じました。
…が。
写真が1枚もない…。

[PON]