長い。

  • 2010/11/24(水) 23:45:02

<現在、モロッコ・メルズーガにいます。今度はボクが熱出しちゃいました。>
*2010年9月3日の日記*


KAOの風邪もまだ完治していないのに、今度はボクが熱を出してしまいました。
2日ほどふたりのために休養日を取りました。
よって、ちょっと立ち寄って2泊くらいで出ようと思っていたワルザザードの街でうかつに4泊もしてしまいました。
まぁ、日程的に余裕があるから問題ないんですが。
今はふたりともだいぶましになりましたが、微妙な感じでまだ治りきっていません。



さてさて。
今日はハマから日帰りでアパメア遺跡へ足を伸ばしてみましょうか。

まずは腹ごしらえ。


(写真が暗い。)
アラブ圏で最もポピュラーな食べ物、ファラフェルサンドイッチです。
豆をすりつぶして作ったコロッケであるファラフェルや野菜などを、厚いクレープ生地のようなものにクルクルと巻き、最後に上からファラフェルをぐしゃっとつぶしてくれます。
1個30SP(約60円)です(これはちょっと高め)。
アラブ圏のいろんな国でファラフェルを食べましたが、シリアのこのタイプのファラフェル(巻き巻きタイプ)が一番美味いと思います。


まずは歩いてガラージュ・ミクロバス(ミクロバスのバスターミナル)へ。
特にラマダーン中は、午前中は写真のように店が全然開いてません(写真は9時半ごろ)。
ゴーストタウンみたい。


ガラージュ・ミクロバスでスッケルビーア行きのミクロバスを探し出して乗り込みます(35SP、約70円)。
そこら辺のおっさんにアパメアへ行きたいと言うと、乗るべきバスを教えてくれました。
ちなみにミクロバスとはワゴンタイプのバスのことです。


で、今度はスッケルビーアのガラージュでカラートルムディーク行きのミクロバスに乗り換えます(スッケルビーアまでは所要40分くらい)。
こんな長い名前を言わなくても、アパメアに行きたい!と言えば、みんなが寄ってたかって乗るべきバスを教えてくれます。


ミクロバスの中で(25SP、約50円)。
お互い言葉が通じないながらも、何となく楽しい時間。
15分ほど走ったところで、アパメア遺跡に近い幹線道路上で降ろしてくれました

遺跡は幹線道路からちょっと離れた高台にあるので、てくてくと坂を上っていると…


バイクに乗ったおっちゃんが登場。
「乗ってけよー!」ということなのでありがたく乗せてもらったのですが、遺跡に着いた所で…
「絵葉書を買ってくれ。」
あぁ、タダじゃなかったのね
絵葉書はいらなかったので、ちょこっとだけお金を払いました(写真は絵葉書の話を持ち出される前なのでにこやか)。
うかつだったわー。


というわけで、アパメア遺跡到着。
入場料は150SP(約300円)、学割は26歳以下でないとダメとのことでした。

アレキサンダー大王亡き後のシリアを治めたセレウコス1世が、紀元前3世紀の初めに建設したのがこのアパメアです。
紀元前63年にローマのポンペイウスによってセレウコス朝が倒されると、ローマ風の劇場や浴場、神殿などが建てられ、2世紀の最も繁栄したのだそうな。

この遺跡の最大の見どころは…


1850mとシリア最長を誇るこの列柱通りです。
…っていうか、正確にはほとんど柱しか残っていません(笑)。
でもこれだけ柱が並んでるのはすごい。
遺跡の中では一番倒れやすいと思われる柱がこれだけ残っているとは。
世界で最も美しい列柱通りと言われるのにも、十分うなずけます。


この斜めに溝が切られた列柱はアパメア独特のものなんだそうな。


よく落ちないで残ってるなー。
ざっと千数百年も放置されてる(はず)なのに。


酒の神バッカスを祀ったバッカス門。


見渡す。


高い所から。
ずらりと並んだ列柱がおわかりでしょうか。
すごいですなー。
これで約半分です。


周りの荒涼とした感じが何とも言えずいい雰囲気でした。
観光客が少なかったせいもあり、ボクらはひっじょーに楽しめましたが、遺跡が好きな人じゃなければつまんないかもしれませんね。
なんてったって、柱しかないんですから。


さぁ、帰りますか。
15分ほどてくてくと歩いて、来た時にバスを降りた通りへ。
バス停なんてものは存在しないので、来た時とは反対側の車線で適当にバスを待つことにしました。
するとそこにあった店の人たちがみんないい人で。


イスを持ってきて座らせてくれ、ボクらが乗るべきバスが来たら教えてあげるよーと言ってくれました。
しばらく話し込んでいたのですが、そのうちラマダーン中だから自分たちは飲んだり食べたりできないのに、お茶を出してくれたり、タバコを勧めてくれたり、商品のブドウを食べさせてくれたり(果物屋だった)。


買出しに来た地元の人。
陽気な人たちばかりでした。

みんな優しくしてくれてありがたいなーと思っていたのですが、そのうちボクらが乗るはずのバスがバンバン通り過ぎているっぽいことに気付きました。
どうやら日本人の知り合いができたことがうれしかったらしく、ボクらに帰ってほしくなかったみたいです。
ボクらが「あ、あれは…」とバスを止めようとすると、「まぁ、いいからいいから。座ってなさい。」という感じで、ちっとも帰らせてくれない。
最終的には自分たちでバスを止める羽目になりました(笑)。
あのままじゃ、いつまでたっても帰れないんだもん。
結局、1時間半待ち…長い。
まぁ何にせよ、楽しい時間を過ごさせてもらいました。
ありがとう、おっちゃん。

帰りのバスはスッケルビーア(←行きとは違う場所、というか道ばたで降ろされた)まで10SP(約20円)、そこからハマまでは35SP(約70円)でした。


おやつに買ったクロワッサン…っぽいパン(決してクロワッサンではなかった)。


この日の晩ご飯。
これは…なんていう料理でしょうね。
ゆるめのホンモスにコーンやらひき肉やらが入っていて、底には千切ったホブスがたくさん入っていました。
美味いし、量も多い。
満足。


夜のお散歩。
宿の近くの水車がある広場は、夜になるとカップルや家族連れで賑わっていました。
昼間にはあまり見かけなかったお茶屋さんやみやげ物屋なんかも出ていました。
昼間はかなり暑いですが、夜は散歩するのにちょうどいい感じです。


ライトアップされた水車、きれいですなぁ。
ま、相変わらず回ってないんですけどね。

[PON]