帰国します。

  • 2011/03/27(日) 13:40:19

現在、ペルーリマにいます。

ボクは歯の治療中です。KAOは元気です。


結論から言いますと、帰国することにしました

先日報告したように、ボクらはペルーで日本の地震の話を聞きました。
当初はそのまま旅を続けるつもりでした。
…が。
3月16日から23日まであこがれの地の一つだったイースター島に行ってみたものの、心の底から楽しめていない自分たちがいました。
このまま旅を続けても、おそらく日本のことが気になって、うわの空になってしまう気がします。

で。
ふたりで相談した結果、日本に帰って何か手伝おうということになりました。
日本にいた時とは違って、ボクらには家もなければ仕事もありません。
失うものは何もない状態です。
おまけに旅の中でいろんな体験をしたので、ある程度不便な環境でも暮らせる耐性がつきました。
つまり今までのボクらの一生の中で、今が一番「動ける」時期です。

ボクらのやろうとしていることが、単なる自己満足になるかもしれないことは十分にわかっています。
帰国する金があったら、それを募金した方がよっぽど現地の人の役に立つのかもしれません。
何が正しいのかはわからない。
でもボクらは旅をする時間と金があったら、自分たちが行動をする時間と金に当てることにしました。

旅を楽しめないんだったら、旅を続ける意味はないかな。
というか、いてもたってもいられん!ってのが、正直な気持ちです。

というわけで。
まだどういう形での「お手伝い」になるかはわかりませんが、ひとまず帰国します(ボクの歯の治療が終わってから、ですが)。

ちなみにその後については、今のところ白紙の状態です。


そこで。
元・旅人のみなさんをはじめとして、お願いがあります

家で眠らせている寝袋がありましたら、(できれば安く)譲っていただけないでしょうか。
現地での活動にも必要ですし(ボクらは寝袋を持っていません)、現地で必要とされている方もいらっしゃると思います。
もう使わないであろう寝袋を持っていらっしゃる方、御協力お願い致します。
連絡、お待ちしています(コメントかメールか何か下さい。追って連絡します。)

[PON]

宇宙に立つ。〜ウユニ塩湖・その4

  • 2011/03/25(金) 13:24:32

<現在、ペルー・リマにいます。ふたりとも健康なんですが…。>
*2011年2月11日〜12日の日記*


ペルーリマにいます。
1週間ほどイースター島に行っていたんで、音信不通でした。
Hotmailを開くのに1分ほどかかるという、素敵なネット環境でした。

上にも書いたように、ふたりとも健康っちゃあ健康なんですが、ボクの方がちょっと。
数ヶ月前に欠けた奥歯。
とりあえずずーっと痛くはなかったんですが、最近…痛くなってきました。
さすがにこのまま放っておくわけにはいかなくなってきたので、今日からリマで歯医者通いです。
…言葉が通じないって、大変ですね。



さてさて。
書きかけになっていたウユニ塩湖ツアー2日目の続きから。

夕食後、ボクらは塩のホテルでダハブゲームをしながら、夕方から強まった風が止むのを待っていた。
交代で外に出てみるも、なかなか風は止まず。

途中、こんなことしてみた。


ライトで書いた文字。

そんなことしてるうちに…


月の入り
まだ水面が波立っているので上下対称とはいかないものの、美しい光景。


そして2時半過ぎ、風が止んだ。


満天の星空。
そしてその星が水面に映っている。
頭上に、そして足元に星がある。
まるで、宇宙


水平線の下にも星座が瞬く。
気付くと、足元を流れ星が流れていく。


世界中でこんな光景が見られるところが他にあるんだろうか。
さすがにこれは写真では表現しきれない。
とにかく言葉にならない景色の中に、ボクらは立っていた。

一つだけ難点を挙げるとすれば…寒い。
さすがに夜は水が相当に冷たいので、10分も立っていると歯の根が合わなくなってくる。
ウユニの街とかで安く売っているので、長靴を持っていくことを強く勧めたい。


5時半頃。


夜が明けてきた。
この時間が今までで一番風がなかったように思う。
完全に凪の状態。


みんなで朝日を待つ。
いや、マジで寒いって。


思い切って水に入ってみた。
鏡の上を歩いているみたい。
日の出の方角ばかりを気にして見ていたのだが、ふと振り向いてみると…


なんだ、この色(実際見た色とちょっと違う気もするけど、だいたいこんな感じ)。
すごい空。
今まで、自然界でこんな色見たことない気がする。


こうなりゃ、寒いなんて言ってられない。
みんな、思わず水の中へ飛び出す。
あ、いや、やっぱ寒いって。


さっきの写真と比べて真ん中の青っぽい部分が狭くなってきたのがおわかりだろうか。
日の出が近づくにつれ、夜の部分が水平線の向こうへ消えていく。


鳥たちが空を飛ぶと、もう一つの空にも鳥たちが横切る。

そして青い夜の部分がすっかり消える頃、反対側の空では…


日の出
太陽から伸びる光の線まで映ってる。


2つの太陽によって迎えられた朝。


言葉を失って、立ち尽くす。


年賀状にでも使えそうな写真。


年賀状に使ったら怒られそうな写真。


ウユニ塩湖滞在中では、やっぱりこの時間が一番鏡面反射がきれいだった。


これ、いい写真だなぁ。


前日、無理を言って延泊したおかげで、すごい夕日、すごい星空、そしてすごい朝日を見ることができた。
残ってよかった。
この景色を見ずに帰ったかと思うと、ぞっとする。
そして天気もさることながら、このメンバーと一緒で本当によかった。
毎日のようにいろんな人たちがこの塩湖を訪れるのだろうが、ボクらの時が最高だった、もうこれ以上はないと自信を持って言える。
大満足


この後はホテルに戻って、全員分合わせて20GB以上もある写真の交換をしたり、情報ノートを作ったりした。
3日間、ほぼみんな徹夜状態なんで、さすがにみんな疲れ気味。

昼飯を食った後、最後の塩湖ドライブへ。


この日は雲ひとつない晴天。
本当ならおおはしゃぎするような天気なのだが、みんなあまり写真も撮らず、車の上からこの光景をただ眺めていた。
ほとんど無言で、この奇跡のような光景を目に焼き付ける。
…まぁ、ただ単に疲れていただけって話もあるが。

1人が腹痛くてトイレに行きたいということになったので、湖の真ん中でしばらく待つことになった。
彼を乗せた車、どこにいくのかなーと思って見ていたら…


そこかーい!(車の陰で用を足している)
湖の真ん中じゃーん。
彼にとって忘れがたいトイレとなったことだろう。


最後のこの時間を楽しむ。


よく見ると、結晶化した塩がこんなピラミッド型になってたり。


手形。


最後までボクらのわがままを笑顔で聞いてくれたジョニー。
ありがとう。
こんなに楽しかったのは、あなたのおかげです。


というわけで、以上がボクらのウユニ塩湖ツアーの全てである。

旅に出る前からあこがれていた場所。
(日ごろの行いのおかげで)天候、メンバー共に恵まれた3日間だった。
やっぱり写真で見るのと、実際その場に立つのとでは大違い。
地球上に本当にこんな場所があるとは。

地球って素晴らしい。


…って、いかにも終わりそうな雰囲気の文章を書いたが、もうちょっとだけ。
街に帰ってからシャワーを浴びると…


足の裏がしわっしわ(ちょっと写真ではわかりにくいかも)。
数日間はしわが寄りすぎて痛いくらい。
おそらく特濃の塩水によって皮膚の水分が抜かれて、漬け物状態になっちまったわけだな。
ボクの場合、数週間もこの状態(シャワーを浴びるたびにしわしわになる)が続いた挙句、最終的には足の裏の皮が全部べろりとむけてしまった。


最後に旅仲間ノブくんのウユニ衝撃映像をどうぞ。


…こ、怖いっ!
穴が開いていたらしい。


八つ墓村。

ちなみに鼻とかめっちゃ痛かったことは想像通り。
飽和度MAXの塩水だもんな。

[PON]

祈る。

  • 2011/03/14(月) 02:26:32

現在、ペルーリマにいます。

ふたりとも健康です。


一つ前の日記にも書いたように、ボクらはペルーのワカチナで、半日遅れくらいで日本の大地震の話を聞きました。

宿のおばちゃんが「ハポン、テレモト、テレモト」と言っていたのですが、ハポンが日本ということはわかったものの、テレモトの意味がわからずにいました。
その後も会う人たちは、ボクらが日本人だとわかると、「テレモト」を繰り返します。
そして道ばたで会った日本人から地震のことを知りました。
「テレモト」とは「地震」という意味だったのです。

あわてて宿に戻り、テレビで見た津波の映像に言葉を失いました。
車がおもちゃのように流されていくあの津波の中に人がいる…。
そしてネットでニュースなどを見て、地震の規模の大きさ、被害の状況に改めて驚かされました。


メールなどを通じて連絡を取ったところ、今のところ、KAOの家族やボクの家族、親戚一同の無事が確認できました。
しかしボクが生まれたのは岩手県盛岡市、小さい頃住んでいたのが宮城県仙台市と七ヶ浜町、そして8年間働いていたのが福島県天栄村。
どこも比較的被害の大きかったところばかりです。
親しかった人たちの無事は確認できましたが、おそらく、というか間違いなく多くの知り合いが被害に遭っているものと思われます。

でもとりあえず、ボクらは旅を続けることにしました。
ブログも書き続けます。
未だ地震による被害が収まらぬ中、こんな旅行記を書き続けているボクらを不謹慎だと思われる方もいるかもしれません。
でも、いつかこの日記や写真を見て、少しでも元気になってくれることを夢見て、ブログを書いていこうと思います。

結局ボクらは日本から遠く遠く離れた地球の裏側から、ボクらは祈ることしかできません。
笑いあったり、けんかしたり、一緒に遊んだみんなの、
そして東北地方を中心とした被災地に住んでいるみんなの無事を。

ワカチナは小さな街なのですが、日本からこんな離れた国のこんな小さな街の人たちも、日本での地震に心を痛め、本当に心配してくれています。
(以前に起きたペルーやチリ沖での大きな地震の影響も大きいようです。)
PCを使おうと思って行ったカフェでも、ボクらが日本人だとわかると、快く電源を使わせてくれたり、いろいろと気を使ってくれました。
そして出会った旅人の話を聞いたり、世界各地に散らばっている旅仲間のブログなんかを読んでも、本当に世界中の人たちがやはり心を痛め、心配し、そして被災者の無事を祈ってくれています。



まずはひとりでも多くの方が助かってくれることを、心から願っています。

今までボクらの旅の無事を祈ってくれたみんなに。
そして電気も水も食べ物も無く、痛くて苦しくて心細くて辛いみんなに。


世界中からの

そしてちっぽけだけれどもボクらからのこの祈りが

どうかどうか届きますように。


がんばれ、日本。

[PON]

地震。

  • 2011/03/12(土) 05:10:00

現在、ペルー・ワカチナにいます。

ふたりとも健康です。

遅ればせながら、半日遅れくらいで日本の大地震の話を聞きました。
あわてて情報を集めだしてみたところ、想像以上のものであることがわかり、みなさんの安否を心配しています。
特に東北を中心とした全国のみなさん、落ち着いてからで構いませんので、連絡を下さい。
このコメント欄でもメールでも何でも構いません。

心配しています。

こんな天気でテンションが上がらないわけがないのです。〜ウユニ塩湖・その3

  • 2011/03/08(火) 08:00:43

<現在、ボリビア・ラパスにいます。ふたりとも健康です。>
*2011年2月11日の日記*


ボリビアラパスにいます。
2泊3日で南米三大祭りの一つ、オルーロのカルナバルに行ってきました。
申し込んだツアー会社が思いの外ひどいところで、いろんなことがありましたが、祭り自体は存分に楽しんできました。
いつになるかはわかりませんが、後日報告します。
さぁ、次はナスカだー!


さてさて。
ウユニ塩湖ツアー2日目の続き。

昼ご飯を食べて、国旗掲揚をした後、塩湖ドライブに行くことになった。
本来ボクらは1泊2日のツアーに参加していたため、ツアー会社から迎えに来た2台の車でウユニの街に帰るはずだったのだが、16人中9人が延泊を申し出たため、事実上1台は空で帰すというめちゃくちゃなことになってしまった。
そんな話を上手く伝えてくれただけでなく、空いた車で塩湖ドライブまでしてくれるよう頼んでくれたのが、南北アメリカを長いこと旅していて、スペイン語が堪能なガンジさん
ありがとう!
それ以上に、そんなボクらのわがままを(たぶん)快く聞き入れてくれたドライバーのジョニー
ありがとう!


というわけで、塩湖ドライブへ行くぞー!


改めて、素晴らしい天気。
昨夜の夜の天気がウソのよう。


下を見るとこんな模様になっている。
乾季にできたひび割れなのかな。
ほとんどが五角形か六角形。
丸でも三角形でもなくこんな形になるのは、何か理由があるのだろうか。


こんな景色の中を、日の丸を掲げて走る。
青空が上にも、下にも。
今この目で見ているものを表現する言葉が見当たらない。
強いて言えば、「すげー!」(笑)。


疾走する車の上に立って日の丸を掲げていると、まるで天下でも取ったかのような気分になる。
車が揺れて落ちそうになると、我に返るけど。


こんなに気持ちのいいドライブ、今まで記憶にないかも。


サングラスの中にいるKAOたちまでいい笑顔。


こんな天気の中、こんな風景を目にして、テンションが上がらないわけがない。
いい大人たち、またもやおおはしゃぎ。


こっちもおおはしゃぎ。


そりゃあ、ジャンプもするでしょ。
とか言って、地味にテイク10くらい(笑)。


そしてまたしてもダイスケくんの素敵なジャンプ(前回のバレリーナ)。


ジャンプする人とジャンプする人を撮る人。


普段、日本の国旗って他の国のに比べてちょっと地味だなー、なんて思っていたんだけど、青空に一番よく映えるのは日の丸かも。
かっちょいい。


るん♪←36歳


日本の裏側で活躍するトヨタ車とともに。


このハイテンションドライブでみんなの気持ちが一気に変わった。
まさかの16人全員延泊希望(笑)。
このドライブに出る前に、最終的に延泊を希望するのは9人だということを散々念を押されたにもかかわらず、ドライブを終えてみたら…まさかの16人延泊希望。
さすがのジョニー(ドライバー)もこれには苦笑いだったそうな。
それでも最終的には、翌日の迎えの車代として1人55Bs(約645円、ジョニーたちへのチップ5Bs含む)を支払うということで、ボクらのこのめちゃくちゃな希望を聞き入れてもらうことができた(3泊4日のツアー中だったヨシさんだけは、残念ながら離脱することができなかった)。
ジョニー、ありがとう!
Brisa Toursは素晴らしい旅行会社だー!←宣伝
そしてこんな言いづらいことを先頭に立って交渉してくれたガンジさん本当に感謝してます!
みんなも思っていることだろうけど、ガンジさんがいなかったら、どうなっていたことやら。

実際、日程的にキチキチだった人もいたし、体調を崩していた人もいたのだが、このドライブを終えて全員が賭けに出たわけだ。
昨夜に見ることができなかった満天の星空を見ることができるはずだ。」という賭けに。
さてさて、ボクらの日頃の行いや、いかに。

かくして、ボクらを迎えに来たはずの2台のランクルは…空のまま帰って行った(笑)。


そういえば。


気付くと足がこんな風に。
足の毛に結晶化した塩が絡み付いているわけだな。
取る時、ちょっと痛い。


ほとんど寝ない状態ではしゃぎ続けていたので、さすがの大人たちも疲れが見え始めた。
ぼーっとしたり、昼寝をしたりして宿で時間を過ごしていたのだが、その間も写真のようにほとんど雲のない状態が続いた。
ただ一つ、夕方に向けて、徐々に風が強くなっていった。


そして夕日の時間だー!
外に出てみると…


か、風強ぇー(←みんな前傾姿勢)。


でかい男を風よけに使うの図。

そして午後6時ごろ…


日の入りだー。


喜びを全身で表現してみた。


映画のワンシーンみたいだな。


走る。
エンディングっぽい。
足跡が残るんだな。


サタデー・ウユニ・フィーバー(金曜日だったけど)。


昨日と同じ場所の風景とは思えない。
風があったせいで、水面に反射するような、いわゆるウユニっぽい夕日ではなかったものの、やっぱりこの景色はこの瞬間だけのもの。
ただ、ちょっとだけ変わったものを見ることができた。


他の写真でも気付いた人もいるかもしれない。
水面上に風紋が見えるのである。
はっきりと風の通り道を目にすることができた。
遠くの方からどこを風が通ってくるのを見ているのは不思議な感覚だった。
風って、真っすぐ吹いてるんじゃないんだな。

おもいっきり風の強いウユニ塩湖の夕日を満喫することができた。


…おなか空いたー。


晩ご飯。
宿を切り盛りする夫婦の奥さんの方が体調が悪いとのことだったので、みんなで配膳なんかをお手伝い。


E.T.。←鳥の足


片付けもお手伝い。

そして今晩ももちろん…


ダハブゲーム。
ただしこの日は結構体調を崩している人がいた。
まぁ、寝不足だし、寒いし、体調崩して下さいと言わんばかりの状況なんだけど。
腹を壊しちゃった人も多かったから、何か食べ物がよくなかったのかなぁ。
当然のようにボクらは元気でしたけどね。

この日もただダハブゲームをしていただけではない。
夕方から強くなった風が止まるのを待っていたのである。
いつか必ず風は止まるはずだと信じて、ゲームの合間に交代で何度も外の様子を見に行ったのだが、なかなか風が止まない。
そんな感じで次第に夜は更けていった…。


そんなわけでウユニ塩湖・その3はこれにて。
次回は最終回…だと思います。
夜から朝にかけての写真、けっこうヤバいよ。

[PON]