天空の鏡〜ウユニ塩湖・その1。

  • 2011/02/28(月) 12:31:03

<現在、ボリビア・ラパスにいます。ふたりとも健康です。>
*2011年2月10日の日記*


まだボリビアラパスにいます。
南米三大祭の一つであるオルーロのカルナバル(3/5〜6)を見に行くことにしたので、まだまだラパスでのんびりします(ちなみにあとの二つはリオ・デジャネイロのカーニバルとクスコのインティライミ)。
同行者、絶賛募集中。

っていうか、毎日雨ばっかりで寒い!
まぁ、標高も高いし(約3650m)、雨季真っ只中だから、当たり前っちゃあ当たり前なんですが。
飯食いに行くのも面倒になるほど寒いっす。

予告通り、いろいろと大幅にすっ飛ばして、ウユニ塩湖についての日記を先に書きます。
この長い旅の中でもトップレベルに感動し、楽しかったこのイベントを、今書き残しておきたいなー、と思いまして。
このブログが実際の行程に追いついた段階で、再度アップし直す予定です。

にしても…写真が多すぎる!
うれしい悲鳴ではありますが、写真の選別をするだけでえらい時間がかかります。
しかも本当にいい写真ばかりで、削るには惜しいものだらけ。
紹介し尽くしたいのは山々なのですが、1000枚とかのっけるわけにもいかないし…。
希望者にはどこかでお会いした際に、吐くほど見せてあげます。

ウユニの日記に関しては、ボクらが撮った写真だけでなく、塩湖で一緒だったみんなの写真も使わせてもらいます。
っていうか、むしろボクらの写真の方が少ない…。
だって、みんなの写真の方がきれいなんだもん!
改めて、コンパクトカメラと一眼の実力の差を思い知らされました。
この場を借りて、改めてお礼。
みなさん、ありがとうございます。



と、いうわけで。←前の記事と上手くつながるであろう魔法の書き出し
待ちに待った、念願のウユニ塩湖ツアーへ!!

まず、ウユニ塩湖とは何ぞや。
むかーしむかしのそのむかし、ここアンデス山脈は比較的短時間に海中から隆起して形成されたのだそうな。
このため、大量の海水がそのまま山の上に残されることとなり、さらにこの辺りは乾燥した気候であったこととウユニ塩湖が流出する川を持たなかったことにより、近隣の土壌に残された海水由来の塩分も集まって干上がることになったそうな。
こうして形成されたのが世界でも類を見ない広大な塩原、ウユニ塩湖である。(出典:Wikipedia)
ちなみに学術的には「塩湖」ではなく、「塩原」と呼ぶのが正しいらしい。
普段は水無いからね。

ボクらが世界一周の旅に出ると決め、いろいろと調べているうちに出会ったのがこのウユニ塩湖の写真。
乾季には見渡す限りの白い世界になるのだが、雨季の写真を見た時にふたりとも心を奪われた。
(これからお見せすることになるのだが)とにかく目を疑うばかりの光景が映し出された写真を見た瞬間から、「雨季のウユニへ!」はボクらの旅の大いなる目標の一つになった。
以前にも書いたように、これを見るためにアフリカを丸ごとすっ飛ばしてここまでやって来たわけである。

ところがここには大きな難題が。
ボクらが見たいのは水がたまっている晴れたウユニ塩湖(基本的には雨季にしか水がたまらない)。
しかし今は雨季。
つまり1年中で一番天気が悪い時期
来る前は「雨季に行きゃあ、あの景色が見られるんだー」くらいに思っていたのだが、よく考えたら雨が十分に降った後で、しかも晴れていて、さらに風もないという、ほとんど奇跡のような状態でなければあの光景には出会えないという事実に改めて気付かされたわけである。
さぁ、我々の日頃の行いは吉と出るか凶と出るか…。


さて。
ツアーを申し込んだのは、泊まっていたAvenidaという宿の隣りの隣りにあるBrisa Tours
ちょっと値切って、1泊2日で370Bs(約4340円)。
結果的にはここで頼んで大正解
オフィスの人もドライバーもめっちゃいい人だったし、逆ギレされてもおかしくないようなボクらのめちゃくちゃのわがままもイヤな顔一つせずに聞き入れてくれたし。
おすすめ!!


ツアーオフィスの前に続々と人が集まってきた。
と思ったら…去年の9月にヨルダンのアンマンで会ったヒデくんがいる!
あの時はほんのちょっとしゃべっただけだったんだけど、「ウユニで再会できたらいいねー!」なんて(半分社交辞令的に)言ってたら、ほんとに会えたー!
こんなこともあるんだなー。

結局、13人の日本人と数人の外国人とで、3台のランクルに分乗して、10時半にツアースタート!
最近の中では比較的いい天気である。


まず着いたのは「列車の墓場」。
文字通り、使い古された列車が放置されている所。
ウユニ塩湖を目指す人々にとって、ここはただのオプションでしかなく、さらっと見てすっ飛ばすようなところなのだが…


みんなおおはしゃぎ
言ってみればただの鉄くずなんだけど、何だかカッコイイ。
思った以上にテンションが上がった。


スタンド・バイ・ミー風。


列車自殺。
走馬灯で人生を振り返っているあたりですかな。


移動中、野良リャマ(←言いにくい)を発見。
いまいちアルパカとの違いがわからんが、ちょっと調べてみた感じだと、たぶんリャマの方。


小さな村に到着。
おみやげ屋がずらりと並んでいたが、ウユニの街よりはちょっと安め。
というわけで、みんなボリビアっぽいズボン(通称ボリパン)やボリビアっぽい帽子(通称ボリハット…とは言わない)なんかを買っていた。
つられてKAOもボリパンをお買い上げ(値切って40Bs、約470円くらい)。
ちなみに真ん中の人がはいているのが、いわゆるボリパン。


この村のもう一つの重要な産業がの生産。
周りに原料が山ほどあるのだから、当然っちゃあ当然か。
国内のみならず、国外にも輸出しているそうな。


おっちゃんが塩の精製方法なんかについて説明…してくれていたっぽい(スペイン語でよくわからず)。
出来立ての塩が1袋(500g)1Bs(12円弱)で売られていた。
ちなみにタダトモくんはそれをおみやげとして10袋買って(120円弱)日本へ送ったら、送料が5000円近くかかったらしい(笑)。
ちなみに言えば、ラパスの街なかでは1袋0.5Bs(60円弱)で売られていたりして。

車へ戻ると…何やら鳴き声が。


カメラケースから子ネコが這い出してきていた。
一緒に車に乗っていたアルゼンチン人のカップルが、旅行中にどこかで拾ってきたものらしい。
うーん、かわいすぎる。
ところで肉とか食わせてたけど、ミルクじゃなくて大丈夫なのか?


というわけで、塩湖の端っこに到着。


ここからはみんなランクルの上に乗っかって移動。
テンション上がりまくり。
ちなみに車の手前に立っているのが、ドライバーであるジョニー
めっちゃいいヤツ。


Let's go!
見ての通り、背後からは今にも雨を降らせそうな雲が迫ってきていたのだが、前を見ると…


キターーーーーーー!!
すごすぎる。
これぞ夢にまで見た鏡張りのウユニ塩湖
みんな「すげー!」とか「やべー!」とかしか言葉が出ない。


どっちを向いてもこんな景色が広がっている。
鳥肌立ちまくり。
雲が水に映って、天と地の境目がわからん。


このウユニ塩湖は高低差が50cmしかないらしく、世界でもっとも平らな場所でもある。
そのため、雨季に雨により冠水すると、湖全体が巨大な鏡のようになってしまうのである。
まさに天空の鏡
あぁー、生きててよかったー!
この景色を見るために旅に出て、そしてはるばるボリビアまでやって来た、と言っても過言ではないかも。
水鏡の上を疾走する車の上で、そんなことを考えていた。
それくらいの素晴らしい光景。
いやー、本当に来てよかった。

この辺りで撮ったものを初めとして紹介したい動画もたくさんあるんだけど、ブログでアップするには容量がでかい…。
編集の仕方とかもよくわかんないし。
You Tubeとかニコニコ動画とかでアップすればいいんだろうけど、それもよくわかんないので、そのうち…アップするかもしれないし、しないかもしれない。

20分ほど走ると見えてきたのが…


これ。
見渡す限りの鏡張りの湖の真ん中にぽっつーんと建っているのが、今日の宿であるPlaya Blanca
塩でできたホテルである。
中に入ってみよう。


塩のブロックを積み上げて造ってあるらしい。
壁も塩。
柱も塩。
テーブルもイスも塩。


何だかよくわからない像も塩。


ベッドも塩。
布団は…さすがに塩じゃない。
一安心。

べとべとしないの?って質問があったが、基本的にはここは乾燥した土地だし、気温も低いので、むしろさらっさら。
それでもいつかは風雨にさらされて、浸食されちゃうんだろうなぁ。
ちなみにこのホテル、水は一切出ない。
シャワーを浴びることもできなければ、顔を洗うこともできないのだが、たった1泊や2泊程度のことなんで問題なし(トイレを流すのは汲み置きの水)。
そんな欠点を補って余りあり過ぎるほど素晴らしい環境にこのホテルがあることはおわかりいただけると思う。

ちなみにこんなホテルに(好き好んで)泊まるのは日本人か韓国人くらいのものなんだそうな。
他の国々の人たちは見学には来るものの、泊まるのは塩湖の淵にある(もっと高級な)ホテルらしい。
塩湖の内部に建っているのは(たぶん)このホテルだけ。
つまりここに泊まっている人だけがこのぐるり360度の景色を独り占めできるわけである。
シャワーがないことくらい、何でもない。


というわけで、昼食タイム!


飯はあまり期待しない方がいいというような噂を聞いていたのだが、なんのなんの。
美味いし、量も結構ある。
ツアー会社の当たりがよかったのかな。
それにしても、あんまりこういう切り方のスイカを見たことがない気がする。


さぁ、外へ出てみよう!


ちょっと雲が増えてきたけど、まだまだいい感じ。
昼間は水もそんなに冷たくない。
というか、ものすごく浅い(5cm程度)ので日光ですぐ暖まるのかな。


ふたりでジャーンプ!


みんなでジャーンプ!←ばらっばら


縦に並んでみた。


横に並んでみた。
ひとりだけ違うことしてる人がいるな。


バランスとってみた。
ひとりだけ塩の山から落ちてる人がいるな。


コウジくんリサさん夫婦がなぜか国旗を持っていた。
ホテルの外に立てられている日の丸がだいぶボロボロになっていたので、持ってきた日の丸にみんなで寄せ書きして立てようということになった。


日の丸とともに(変顔バージョン)。
ヒデくんの顔、マンガみたいだな(特に口)。
国旗掲揚は翌日ということになった。

そうこうしているうちに…


外を見ると、ものすごい天気になっていた。
風は強いし、雨雲は一面に広がっているし、太陽なんてどこ行ったのやら。


することもなくなったので、みんなでおしゃべり。
ビール飲んでる人もいたな。
たしか大瓶で15Bs(180円弱)だったはず。

そうこうしているうちに…


夕焼けターイム!
みんなすごいはしゃいでいるように見えるが、実際これくらいテンション上げないと、寒くてやってられん。


何だか不思議な夕焼け。
やっぱり空が湖面に移るので、上下対称の風景。


湖面に沈む直前、太陽がちょっとだけ顔をのぞかせた。


お、雷。


はっきり言って天気はものすごく悪いんだけど、ここで見る夕焼けはやっぱり特別だった。
当たり前なんだけど、この瞬間は一回きりのものなんだろうなぁ。
こんな旅に出られたことに、改めて感謝


そんなわけでウユニ塩湖・その1はこれにて。
まだまだ続きます。

[PON]

この記事に対するコメント

夕焼け、すごい!

いや、本当にすごい光景。
上下対称の夕焼け、すごいもんだなー。
雨季なのに見事に晴れて、日頃の行いがいいってことだね!
壁からテーブルからベッドまで、さらには置物まで
全て塩で作っちゃうなんてすごい。
で、そこに泊まろうとするのが日本人か韓国人ばかりってのもびっくり。
アラスカの氷のホテルも日本人が作ったんだっけ。
ほんと、うらやましい。
最高の時間を満喫してね!

いいわ〜♪

ウユニ・・・一度あたしも見たい景色だけれど、
ピンポイントすぎて一般ピーポーには難しいエリア。

それを楽しい仲間と見れるのは、本当に喜ばしい限りです。

時を同じくユニクロがウユニであろう景色をバックに・・・
CM始めました!
それを見て、あぁ〜なんてタイムリーとか、
昼のソバをすすりながら見てました。

この後の続編も楽しみにしていますっ!

ホントすごい景色ですね!いいやっとか言ってた鏡張りでしたが、行くべきですね!すんごい!夕焼けも綺麗だし、ビーニャで出会ったレイコちゃんと一緒だったのにびっくりです!

>あっくん

この後の日記を見てもらえばわかると思うんだけど、この日の天気は相当悪い部類に入ります。
それでもこんな景色が見られるウユニ塩湖ってすごいところだ。

>雨季なのに見事に晴れて、日頃の行いがいいってことだね!

というわけで、正確には日ごろの行い悪すぎってところですかな。

>そこに泊まろうとするのが日本人か韓国人ばかりってのもびっくり。

清潔さとかは最悪の部類に入るからね。

  • 投稿者: PON
  • URL
  • 2011/03/03(木) 04:36:20
  • [編集]

>姉さん

>ピンポイントすぎて一般ピーポーには難しいエリア。

そのうちウユニに空港ができるという噂を聞きました。
そうすればアクセスが楽になるかもしれませんね。
ただし首都ラパスもウユニも標高が3600mほどなので、高山病にやられまくるかもしれませんが。

>時を同じくユニクロがウユニであろう景色をバックに・・・
>CM始めました!

なんと!
でも、この後出てくるボクらの写真もユニクロのCMっぽいものがたくさんあります。
売り込んでみようかな。
ま、ユニクロなのは下着だけだけど。

そんなことより、ソバがうらやましい。

>ひろぽたますさん

>行くべきですね!

行くべきです!
ぜひ!

レイコさんと知り合いだったんですねー。
あちこちがつながりまくって、おもしろい。

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